「医者の治療を恐れていて生命をはって戦はできんぞ」

関羽が戦で負った毒矢の傷に苦しんでいた最中
スーパードクターK華佗の診察を受けることに。
その傷は深刻だと判断した、華佗は麻酔による
手術を提案する。しかし、関羽はこの一言。

「医者の治療を恐れていて生命をはって戦はできんぞ」
　※横山三国志より

関羽の毒は骨まで浸食していたと言われ、現代だと
間違いなく麻酔を使った外科手術になっていただろう。

このエピソードには色々あり、手術中に酒を飲みながら
碁を打っていたらしい。



この場面では、関羽の異常な精神力や豪胆さが目立ち
「関羽さん、マジパネーっス」と言われそうだが
医者側の立場で見ると患者のわがままを受け入れて
手術した華佗の方が凄いと思った。
「華佗さん、マジスーパードクターっス」

もし関羽が華佗に手術されていなかったら
どうなっていただろうか？

関羽は早死にしていた？隻腕の関羽となっていた？

■■バックナンバー■■
20：「お主にはなんの芸がある」
24：「丞相に惚れました」
26：「約束も守れぬ人間に人はついてこぬ」
27：「馬を乗り替えられい」
30：「あの蒼空、極はいずこであろうのう」
01：「この広々とした土地に、俺達の住む所がねえなんてことはありえない」
02：「天よ我に百難を与えよ(以下略)」
03：「この世は獣の世なのか」
04：「だまらっしゃい」
07：「わ、わかった、考え直してみる」
08：「まず我が迷いから、かくのごとく斬る」
09：「わしらを老人と思ってバカにしおる」
10：「君と余だ」
11：「このままでは漢の天下が(以下略)」
15：「されば『鶏肋』という(以下略)」
16：「天子の詔じゃと言って伝えてもらいたい」
17：「天子があるのは知っているが(以下略)」
18：「天はこの周瑜を地上に生まれさせながら、(以下略)」
23：「長い戦いの人生であったわ」
25：「げーっ孔明！」
28：「俺の酒ぐせが悪いだと、どこのどいつが言った」
29：「これを分かち与えれば諸軍の心も温まりましょう」
31：「ここは楽しい、蜀が恋しいとは思いませぬ」