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続:初心者の方、または勝ちたいけど勝てない人向けのカード操作理論

by
タラスク
タラスク
こんにちはタラスクです。
皆さん麒麟児、もとい新バージョンは楽しんでおられますでしょうか?
タイトルロゴのナンバリングもⅣからVになり、これまでの三国志大戦では存在しなかった新勢力「晋」の登場によって、かつて三国志大戦を楽しんでいた人も、復活三国志大戦から始めた人も、盛り上がっているのではないかと思います。

ところで、新バージョンになってから、新カードを使いたくてデッキを変えた方、おられますか?
つい先日も、ホームでそういった方を見かけました。
デッキには大きく「コンセプト」「枚数」「コスト構成」「兵種構成」という要素があり、それらによって動かし方が大きく異なります。
なので、デッキ要素に合わせた動かし方がわかるまでは、デッキ変更はあまりおすすめできません。

でも、やっぱり新カード・新デッキ、使いたいですよね?

というわけで今回、初心者は卒業したけど、まだ安定して勝てない…という方むけに、前回の記事には書けなかった白兵のコツを記載したいと思います。
そんなに難しいテクニックではありません。逆に「もう知ってるよ!」という方はごめんなさい。
(対象としては、前バージョンで三品~二品あたりだった方を想定しています)

■振り返り
 前回の記事では以下の様な事を記載しました。
 ・ゲーム内の武将の位置と、筐体上のカードの位置は必ずしも一致しない
 ・一致しないときは、ゲーム内の武将は筐体上のカードの位置に向かって移動し続ける
 ・兵種による移動速度を考慮したライン上げを行いましょう
 今回の記事は、上記の応用が含まれます。

■白兵の基礎
 三国志大戦に慣れてきた人に多いのですが、4~5枚のカードをある程度まとめて動かせるようになると、以下のようなことが起きやすいです。
 ・槍兵から先に乱戦や弓ダメを受けて兵力を減らしてしまう
 ・槍兵が撤退して、騎兵が突撃できず、相手部隊に近寄れない(または無理に突撃狙って迎撃される)
 ・弓兵だけ残って、ラインを下げざるを得なくなる。

 これは非常にもったいないです。兵種バランス的に相手より有利なのに、上記のような白兵をやってしまうことで、計略を打つ前に不利な状況になってしまう。

 これを克服するためには、以下の2点に気を配ると良いと思います。
 ①高コストの弓兵・騎兵で乱戦し、槍は槍撃に徹する
 ②弓兵をまたいだ槍兵の操作を覚える


 順に詳しく見ていきましょう。

■弓・馬での乱戦について
 弓兵・騎兵は槍兵より移動速度が速いため生存確率が高く、弓兵は兵力を消耗していても遠距離攻撃で戦闘に寄与できるという特性があります。これを最大限に活かすことが、白兵戦を有利に進めるために必要です。
 自分のデッキに騎兵・槍兵・弓兵の3種が複合していて、その中でも2.5コスト/2コストに弓兵や騎兵が居る場合(特に呉軍・漢軍・晋軍に多いパターン)は、まず弓兵・騎兵で乱戦し、槍撃を当てるようにしましょう。

 一例として、BMZ君主や盈燈君主が使っている駿弓デッキを例にとって説明します。
 このタイプの駿弓デッキは、R1陸抗、SR孫策、EX呂蒙、SR周姫、C呂範で構成されています。
 このようなデッキの場合、陸抗と孫策がいかにボディ…つまり乱戦で相手の兵力を削るか、ということを考える必要があります。(また、陸抗で相手の伏兵も踏めたら嬉しいですよね)

 陸抗は伏兵ですが、なるべく最前線において、すぐに踏ませるようにします。
 そして、伏兵を暴かれたら、そのままオーバーラップして相手の槍兵に乱戦しにいきます
 この時、相手の槍兵より陸抗の方が移動速度が速いので、容易に乱戦し、相手の槍を消すことができます。
 そこに、SR孫策で突撃を当てにいきます。
 ここで近くに自軍の槍兵を置いておくのがコツで、そうすれば相手の騎兵が突撃を渋るし、仮にぶっこんできら迎撃ダメージを与えることができます。

 「そういわれても、陸抗と敵兵を乱戦させたら、筐体上では陸抗のカードが邪魔で、槍撃や孫策の突撃を当てることができない
 こういうことが発生すると思います。
 ゲーム上の陸抗の位置と、筐体上の陸抗の位置が一致していると、カードが邪魔となり、兵種アクションを当てることができないのです。
 これがあるせいで、中級者でも弓兵の兵力を活かしたボディができず、ついつい槍兵が相手と先にぶつかってしまうんですね。


 ではどうするか?
 この時、盤面上のカードは、相手の槍兵の位置に陸抗を置くのではなく、相手の槍兵が逃げる方向の延長線上に置きます
 こうすることで、陸抗はその方向に勝手に動いてくれるし、その分右手で孫策を、左手で槍兵を動かして突撃や槍撃を入れることができるわけです。
 また、こうするとゲーム上では陸抗と槍兵・孫策が重なりますが、筐体上のその場所に陸抗のカードはないので、操作の邪魔にはなりません。
 (もちろん、そのままにしておくと陸抗は相手の槍兵を追い抜いて遠くへいってしまうので、行き過ぎたら今度は手前に置いて戻してやる必要があります)

 こうして、陸抗の兵力が半分くらいになるまで乱戦させ、槍撃や孫策の突撃を当てたら、今度は陸抗は下げて、突撃した孫策をそのまま乱戦させます
 そして引き続き、陸抗で遠距離攻撃しながら槍撃を当てていきます。
 ここまでしたら、相手の槍兵はもう撤退しているでしょう。
 邪魔な槍兵を排除したら、孫策が活きます。孫策で相手の弓兵や騎兵に突撃し、味方の槍兵で柵や矢倉を割りつつ、内乱または壁1発を狙いましょう。

■弓兵と連動させたカード操作
 一方で、相手の方が枚数が少なく武力が高い場合は、うまく乱戦できてもかえってこちらの兵力を消耗して戦線が崩壊することがあります。
 駿弓デッキを例にとると、相手の主力の槍が皇甫嵩や袁紹の場合は上記の立ち回りが有効ですが、桃園や武神のように武力8~9の槍が主力の相手や、ゴリラ(徐晃)入り騎馬単相手だと、乱戦は相手が喜ぶだけであまりおいしくありません。

 こういう時は、相手に陸抗の弓攻撃を一方的に当てて、兵力を減らしながら徐々に下がる、というプレイングが必要となります。
 しかしもちろん、相手の騎兵はそれを防ぐため、陸抗に突撃してきます。
 そこで、槍兵を構えて突撃をけん制したいのですが、やはり筐体上の陸抗が邪魔で、うまく迎撃できない、ということが起こります。
 陸抗の前に槍兵を置くと、相手に近づきすぎて乱戦してしまうし、陸抗の後ろに槍兵を置くと、無敵槍の穂先が陸抗に届かず、相手の突撃が入ってしまう
 こういう状況に心当たりありませんか?

 このような場合、陸抗は弓攻撃を継続したいので、筐体上の位置から動かすわけにはいきません。(走射可能になったとき、1マスずつずらす程度)
 ではどうするか?
 槍兵を持ち上げて、陸抗の前に置く→行き過ぎたら後ろに置く→また前に置く を繰り返します。
 ゲーム上では、陸抗が弓を打っている場所に重なった状態で、槍兵が行ったり来たりします。
 こうすることで、陸抗の目前に無敵槍を出し続けることができ、相手の騎馬をけん制し兵力を温存しながら、弓攻撃を当てることができます。
 この操作を繰り返しながら、相手の前進に合わせて徐々に弓兵を下げていくことで、自陣深くまで入り込んだ時に相手の兵力を消耗させることができるのです。
 (慣れてきたら、陸抗が打っている武将に孫策を乱戦させると、より早く消耗させることができます)

 こうして相手は攻城を諦めてラインを下げるか、撤退するかを選ぶことになります。
 ここで兵力を温存していたことが活きます。逃げる槍兵を追撃して弓ダメを与え、撤退に追い込みましょう。枚数が減ったいま、カウンターのチャンスです!

 なおこの操作、槍兵のカードを持ち上げるためスリーブをつまむ必要があり、カードが曲がってしまうという難点があります。なので、カードを大事にしたい人にはあまりお勧めしません。ですが、高武力弓をメインに据えたデッキでは必要不可欠な技術ですので、諦めて下さい

■終わりに
 以上、高武力弓・騎馬を活かした白兵のコツをお伝えしました。本来なら手元動画や図で示すのがわかりやすいと思いますが…
 ピンとこない方は、この記事をホームの上手い人に見せて、実践してもらいましょうw
 私は、鬼将軍マサ?君主や盈燈君主のプレイングを見て、見よう見まねで習得しました。
 自分が使いたいデッキを使っている君主を身近なところから探し、カード操作を盗むのは上達の近道です。動画だけではわからないことが沢山あります。
 あと、新しい動きを覚えたての時は、どんな相手にも同じことをやろうとして、かえって戦線が崩壊することもあるので、注意してください。

 なお質問がございましたら、コメント欄でもTwitterでも構いませんのでお寄せください。
 またカード操作以外でも中級者向けに知りたいテーマがあればお寄せください。私が答えられないものは盈燈君主に聞きますw
 これからも皆さんが良き大戦ライフを過ごされることを祈っております。

 それではノシ
 
更新日時:2018/08/13 17:46
(作成日時:2018/08/13 17:46)
コメント( 3 )
ぱんだ
ぱんだ
2018年8月13日 19時36分

ありそうでなかったカードそのものの動かし方!
大変勉強になりました!
ありがとうございます!

おかか容疑者
おかか容疑者
2018年8月14日 5時49分

白兵における各兵種の意識、大事ですね!良い記事でございますな。
私も弓を酷使できていないところあるので、一度見直しさせていただきます。

テッケン
テッケン
9時間前

勉強になりました!

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