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とーとつに映画の話#6 ランボー

by
楊狐
楊狐
とーとつに始まりました!

自分新投稿企画!

映画の話!

この投稿は独断と偏見で選んだ武将カードと映画を組み合わせながら解説をしていくという…。
主に映画に武将を添えて紹介する投稿となります






ランボー

主演
シルヴェスター・スタローン

監督
テッド・コッチェフ

原作
デヴィット・マレル
「一人だけの軍隊」

ストーリー
戦友を訪ねてアメリカ北西部の小さな町にやって来たベトナム帰還兵ランボーは、
言われのない保安官の嫌がらせに怒りを爆発させる。
山中に立てこもったランボー逮捕のため、ついに州兵までが出動する……。
デヴィット・マレル原作の「一人だけの軍隊」を映画化、「ロッキー」で大成功をおさめた後のスタローンは本作でアクションスターとしての地位を確立した。
スタローンはシリーズを通じて脚本にも参加。
原題のFIRST BLOODは劇中のランボーの台詞にもあり「先制する」、「先に攻撃する」という意味。

BDパッケージより




お待たせいたしました。
羅憲の登場です。
説明不要ですが、過去にもランボー=羅憲など。
エクスペンダブルズ枠とか、投稿されていた方がちらほらおりました。
今回は完全にビジュアルで選びました。
満足していただけたでしょうか?





解説


ランボー

主役=作品タイトル。
こちらは邦題で主人公の名前をタイトルにするというのは王道のタイトル付けだったりします。
ストレートに主役が何かをする。どんな人物なのか。主人公、作品名も覚えやすい。
近年の長ったらしい雑魚臭いタイトル付けとは格が違う!
と言いたい。
タイトルはシンプルでいいんだよ。
長文で内容を伝えるタイトルは雑魚っぽい!
OK?
OK!(ズドン!)

冗談はさておき(笑)
この邦題タイトルが受けて、大ヒットとなりました。
当然、人気が出ればシリーズ化するのがハリウッド映画の特徴です。
ランボーはナンバリングで3まで、さらに2タイトルと現在までで5作品が制作されました。
ランボーというキャラクター、その影のあるヒーロー性が当時の時代背景にも合ったものだと思います。


実は
スタローンの作品はエクスペンダブルズはじめ、コブラ、デモリションマン、果てはデビューの頃のデス・レース2000とあるものの
有名どころのランボーはテレビで見つつも手元には置いておきませんでした。


しばし遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です!
4Kレストアは好きだ
4Kレストアがお好き?
結構、ではますます好きになりますよ。
さあさどうぞ!
ランボーのニューモデルです!

ということで今月、手に入れました!
この投稿を書く目的でもありましたが、買って良かった。
4Kレストアで臨場感がのある情景、さらに自分の中でのセールスポイントは吹き替え5バージョンを収録というのが最高です。
ランボーの吹き替えというと、ささきいさおさん、羽佐間道夫さんが自分の中ではメジャーかと思いましたが、他に渡辺謙さん、銀河万丈さん、玄田哲章さんなどそうそうたる豪華メンバー。
それだけでなく映像特典も収録されており、これは毎日見るしかないな。


ジョン・ランボー
本作の主人公でのちのシリーズに伴うアクションヒーローとはまた違った影のある寡黙な人物として描かれています。
帰還兵、元グリーンベレーであるものの実は○○系とも違い。
PTSDのフラッシュバックなど戦争という重い背景があったりします。
作品冒頭で訪ねた友人の死を知ったり、哀しい展開もあり、ランボー自身も心身共に傷ついた状態で物語が続いていくのはなんとも言えず。
頼りにしていた大佐も基地へ訪ねたときは不在だったし、心を閉ざした状態で運悪く下記の保安官と出会ってしまったのも……。
やるせない境遇だと思いました。


サミュエル・トラウトマン
大佐。シリーズを通したランボーの上官であり理解者ではあるものの。
今作の作中では実際に会ってみないことにはわからないと答えている通り、人として、軍人として、どちらの立場で彼に会うのか迷っている感があります。


ティーズル

保安官。流れ者のランボーを目の敵にして不当な理由で逮捕したが逃げられ、追跡する。ランボーに対してトラブルを起こしたことが事件の発端となる。とwikiでは書かれているものの。
彼には彼の正義があったりします。
自分が年齢を重ねた部分もありますが、ランボーに対して厄介者だとはっきりと意見をいい、忠告もしていたりもします。
わざわざ町外れまで送っていったりと。
俺がこの町のルールだという言葉も地域住民を守る虚勢にも見えなくもないかな。
最終的にはランボーを殺す!ではあるものの住民への避難勧告をきちんと出したり、
当初はランボーの逮捕、逃亡に際しても彼を逮捕して法廷へと考えていたりします。
部下が勝手に発砲、ランボーを殺しにかかっているのにも何をしているだ!な態度だったので。
不慮の事故で同僚(友人)を失ってから彼の中で何かが壊れたのだろうなとも思います。
ちなみに石田太郎さん(新刑事コロンボ等)の吹き替えバージョンだったのでなおさら、存在感がありました。
こうした敵役の存在も作品のテーマを作り上げる上で大切だと思います。





感想:戦争を語ることは悪なのか?
コンプラ、コンプラと言われる時代ですが、そんな中でランボーを見ていろいろと考えさせられたりします。
特にランボー自身と言うよりも彼を取り巻く状況、時代背景、そちらの方が強く見えてきました。
子供の頃はランボーが苦手だったのですが、それは何かしらの怖さが彼にあり、どうして警官の言うことを聞かないのかなとか、反発するのかなとか思っていたものの。
幾度とテレビで作品を見つつ、今回改めて見てみると上記のように作品に対する印象が大分変わりました。
それだけ自身が歳を重ねた結果かもですが、映画のラストにあるランボーの独白など。
それまで自分が信じて行動してきたことが、全て否定されてしまい。
誰も助けてくれない状況というのはかなり辛く、怖いです。

同時に保安官の立場として自分はランボーという存在を受け入れることができるのか?
これまではランボーの視点のみで物語を見ていたものの。
保安官の視点で見たときに自分はどう行動できるのか。
これは現代にも通じる問題提起であり、悩みかなと思います。
お互いにとっての優しい世界なんて無いんだよと言う現実を見せつけられている気もしました。

タブー視される言葉。
その存在自体が消されて行ってるような気もします。
コンプラ、コンプラで存在を消されてきた言葉。
戦争を語ること自体がタブー視され、戦争の単語すら消えてしまいそうな気がします。
今一度ランボーのような作品に触れて、テーマや言葉の意味を見つめ直してみることも大切だと思いました。

再見


©SEGA

発売:KADOKAWA



 
更新日時:2023/09/14 18:27
(作成日時:2023/09/14 12:11)
カテゴリ
雑談・雑感
コメント( 2 )
ぶりんこ
ぶりんこ
2023年9月14日 12時46分

ランボーはラスト・ブラッド以外の4作は観ました。
3だったかの傷口に火薬を詰めて焼いて治療するシーンが小学生の頃、何故かブームになってみんなでマネしてた思い出があります。
吹き替え5バージョン収録はすごいですね!渡辺謙版なんてあったのか…。
もしかしてバックトゥザフューチャーの織田裕二版とかも収録されて発売されてるのかな?

楊狐
楊狐
楊狐
2023年9月14日 13時40分

ぶりんこさんコメントありがとうございます。
自分もラストブラッドのみ未視聴です。
このシリーズで揃えることが出来ればなと思ってはいます。最初から4Kだったりするのもありますが。
あったかも!
じっくりと3見ようと思います。
吹き替え2バージョンぐらいかと思っていましたが、5バージョンとは自分も驚きでした。
調べてみましたが、商品としてはバック・トゥ・ザ・フューチャー トリロジー 35th アニバーサリー・エディション 。があります。
残念ながら3バージョンのみ。wikiも見ましたが封印されているようです(笑)
織田裕二だけでなく三宅裕司まで起用してWユウジ!
……フジテレビ。
ただ、40周年、45周年と今後もあるかもなので収録される可能性は……ないかな(笑)

ぶりんこ
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