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【結局司馬昭の勝率ってどんなもの?】数字で振り返るVer3.7.0.A【三国志大戦データ収集くん】

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騎馬単マン@金曜会
騎馬単マン@金曜会
Ver3.7.0.Aの主役は間違いなくこの人達でしょう。



うーん、親の顔より見たメンツ

でも、実際のところ彼らの使用率・勝率ってどんなものなんでしょうか?
公式は上位20位のランキングは出してくれますが、詳細な数値は出してくれません。

そこで、有志の方々にご協力いただきデータを集計しました!!

集計には以下のツールを使用しました。

【親切な人】対戦データ収集ツール「三国志大戦データ収集くん」を作成しました【ご協力くださいm(__)m】

公開から一日も経っていないのですが、たくさんの君主に協力頂きました。
集まったデータはなんと1835試合
偏りはあるけれど、これだけあれば一定の傾向は見えてきます。

そこで、今回は集計されたデータから見るフリマ帯のカード別使用ランキング・勝率を出していきます!(陣~丞相はデータが不足しているため、今回はフリマのみとなりますm(__)m)

それでは早速見ていきましょう!

このデータはあくまで限られたデータをもとにした勝率です。公式に比べて偏っている可能性もありますため、その点はご留意ください。

カード別使用数ランキング


ポイント①やはり司馬昭・袁尚・孟獲・徐庶・呂蒙環境だった
見事に袁紹デッキ・司馬昭デッキ・孟獲デッキ・徐庶デッキで上位20位が独占される結果となりました。

第六弾魏延だけは徐庶デッキなのか微妙ですが、これは義兄弟の結束を使う君主がデータを多く登録していたものの影響がありそうです。
21位は「第4弾-EX 晋R王元姫」のため、魏延を外れ値として除くと使用率上位20枚が四つのデッキのパーツという結果になります。
また、ランクインしていない「第6弾-2 呉SR呂蒙」の使用率は王元姫に続く22位でした。

このことを踏まえると、Ver3.7.0.Aはやはり冒頭に挙げた五枚の使用率が圧倒的だったバージョンと言うことができそうです。

ポイント②Tier1で最も勝率が良かったデッキは…?
司馬昭・袁尚・孟獲・徐庶・呂蒙をTier1デッキとしたとき、どのカードが一番勝率がよかったのでしょうか?
この五枚だけピックアップすると次のようになります。

孟獲>袁紹>司馬昭>呂蒙>徐庶
の順となりました。

孟獲の勝率は非常に高く、特に「第4弾-2 蜀SR魏延」を入れた形は勝率64.0%と群を抜いた勝率をたたき出しています。

袁紹デッキの中で特に勝率が高いのは「第3弾 漢SR田豊」を入れた形で61.3%となっています。
「第6弾-2 漢SR甄氏」を入れた形も59.8%と高い勝率を出していますが、「第3弾-1 漢UC麹義」の勝率が61.6%であることも踏まえると、
「隙なき攻勢」で強い攻めを見せる形の袁紹デッキが特に強い形だったと言えるでしょう。

みんな気になる司馬昭も、環境末期では大きく3パターンありました。
司馬懿型・六枚魅力盛り型・五枚騎馬盛り型の三つです。
これらを比較すると、以下のようになりました。
騎馬盛り型:「第6弾-EX 晋SR賈南風」64.0%>司馬懿型:「第3弾 晋SR司馬懿」57.7%>魅力盛理型:「第6弾 晋UC毋丘芝」54.5%
最も勝率が高いのは騎馬盛り型となりますが、この形はもともと騎馬単を使っていたランカーが多く使っていた傾向があります。
そのため、単純にデッキが強いというよりは、練度の高い一部のプレイヤーに強く引っ張られているという見方の方が正確です。

徐庶デッキもパーツによってバラツキがあり、最も高いのは「第2弾-1 蜀UC霍弋」を入れた67.4%でした。

ここで注目すべきなのは、いずれにせよどのカードも勝率が50%を超えていることです。
使用率ランキング上位20位に入っているデッキがすべて勝率50%超え、形によっては60%超えをしていることを考えると、旧カードを使っていた君主はなかなか苦しい戦いとなったのではないでしょうか。

ポイント③後発で出てきた夏侯惇と貂蝉の勝率は…?
Tier1のデッキはリリース直後から大きな話題を呼び、バージョンを通して使用率が高かったです。
ただ一方で、ここ二週間ほどで急速に存在感を表してきたデッキが二つあります。
それが「第6弾-EX 魏R夏侯惇」「第6弾-2 群SR貂蝉」です。

Tier1の五枚が暴れすぎたこともあり、この二枚は「今回は見逃されるのでは…?」と噂されています。
実際のところどれくらいの勝率なのか、せっかくなので見てみましょう。

「第6弾-EX 魏R夏侯惇」…54.0%
「第6弾-2 群SR貂蝉」…41.5%


夏侯惇はTier1に匹敵するくらいの勝率となっています。Tier1.5くらい、といったところでしょうか。
一方で貂蝉は意外にも勝率が50%を割っています。
これについてはリリース初期は立ち回りが安定していなかった、使用に癖があり誰にでも簡単に扱えるわけではない、Tier1デッキに不利といったことが理由として挙げられそうです。

もし公式でも同様のデータとなっている場合、単純に数字だけ見たら夏侯惇は微下方、貂蝉はスルーされる確率が高いのではと予想されます。
そうなると次VerのTier1は貂蝉ワラになるかもしれませんね。

カード別勝率ランキング
さて、Tier1のカードの勝率が良かったのは十分に分かったかと思います。
ここからは全体から見たカード別勝率ランキングを見ていきます。

対戦数30戦以上で絞ると以下になります。

見事に一部の君主の勝率に引っ張られる形になりました笑

「征戦の号令」や「新世創生」など、旧カードでここまでの勝率をあげているのはお見事としかいいようがありませんね!

対戦数を少なくすると、こだわりデッキで勝っている君主のデッキがわかりました。
次に、単純なカードの強さを調べるため、対戦数を100以上で絞ってみました。
するとこうなります。


Tier1のみとなりました。
ただ、これはTier1デッキの勝率が高いからではなく、100戦以上のデータが集まっているのがTier1デッキしかなかったからです。
もっとデータが集まれば他の示唆も見えてくることでしょう。


まとめ
(繰り返しになりますがこのデータはあくまで限られたデータをもとにした勝率です。公式に比べて偏っている可能性もありますため、その点はご留意ください。)

今Verは使用率・勝率ともにTier1の五枚が突出していた環境でした。
そしてその中でも最も勝ち組だったのは孟獲デッキだった可能性が高いです。特に魏延を入れた形ですね。
これら五枚のパーツが下方されることはまず間違いないでしょう。

後半になって流行りだした夏侯惇・貂蝉については、夏侯惇はともかく貂蝉は見逃されるのではないかと思います。
あっても移動速度減少くらいの微下方かなと。

今回はおそらくプレイヤーの感覚通りの結果だったのではと思います。
けれど、「数字を見ると意外に安定していたバージョンだった」という結果が出ることもありえました。
それくらい人の印象は当てにならないものです。

データがあればどんなバージョンだったかを客観的に見ることができますし、「意外とこのデッキ勝ってるんだ」という発見も生まれます。
それもこれも正確なデータが取れればこそできる話です。
なので、

ぜひデータ収集にご協力ください!!

協力方法は以下に書いてあります↓
【親切な人】対戦データ収集ツール「三国志大戦データ収集くん」を作成しました【ご協力くださいm(__)m】


今ならリリース記念プレゼントキャンペーンもやっています!


僕のホームは池袋なのですが、最近明らかに新規っぽいユーザーが増えているんですよね。
英傑が出たらサ終するんじゃないかと暗い話題もある中、これは非常に喜ばしいことだと感じています。
三国志大戦が少しでも長く存続するためには結局プレイヤーの盛り上がりが一番大事なので。

僕のような一プレイヤーにできることは僅かかもしれませんが、少しでも大戦を盛り上げるきっかけを作れたらと思います!!
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【この記事を書いた人】
Twitter:騎馬単マン(ひろ)@三国志大戦
YouTube:金曜会
過去の記事:
三国志大戦、初心者にツラすぎない?初プレイから半年経って感じた三つのキツさと、十一陣になるまでに工夫してきたこと
この一年のバージョンアップを振り返る①(2020.10~2020.12)
更新日時:2021/11/30 02:09
(作成日時:2021/11/30 02:06)
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コメント( 2 )
まーくん
まーくん
2021年11月30日 12時29分

1日分もないデータからここまでの考察を。。。!?(´Д`)スゴイ
とてもわかり易かったです。
微力ながら、このデータの1部として貢献させて頂きます(´;ω;`)チャリンチャリン

騎馬単マン@金曜会
騎馬単マン@金曜会
騎馬単マン@金曜会
2021年11月30日 12時59分

ありがとうございます!
せっかくなのでバージョンアップ前に間に合わせたいとがんばりましたw
データもご協力とても助かりました!

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