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この一年のバージョンアップを振り返る①(2020.10~2020.12)

by
騎馬単マン@金曜会
騎馬単マン@金曜会
カードゲームの環境の歴史振り返りって面白くない??

どうも!
騎馬単マン(君主名:ひろ)です!

見出しに書いた通り、僕はカードゲームの環境を振り返る動画や記事が大好きです。
よく見るのは自分でもプレイしているMTGの動画で、
「昔はこんなデッキが暴れていた!」
「こんな強カードがあった!」
という話を聞くのが大好きです。

「そんなの強すぎでしょwww」と楽しめるのもありますが、進化の過程を見られるのが面白いんですよね(ゲームとして劣化してる!退化してる!とかのツッコミはなしにしてください)。
カードゲームは変化し続ける生き物なので、「過去にこんな過程を経て今の形になっているんだ」というのがわかると好奇心をくすぐられます。
「あのときはやばかったよ~」なんていうコメントも当時の空気感を感じられて好きです。
僕はこの手の動画が好きすぎるあまり、自分が今はプレイしてないカードの歴史動画などもよく見ています。

でも、三国志大戦にはそういう動画があまりないんですよね…。
MTGやシャドバ、遊戯王なんかは飽和するくらいにあるのに…。モットミタイ…。キョウキュウタリナイ…。

…と、思った矢先、最近こんな動画を見ました。

荀銀STOさん・シフクノさん・北斗さんの三人が旧三国志大戦を振り返るという動画なのですが、

これがめちゃくちゃ面白かった!!
特に後半、カードを一枚一枚振り返るパートが最高でした。
自分の大好きなゲームにこんな時代があったんだなぁと食い入るように見ていました。

これを見て、「自分でも作ってみたい!!」と思い立ち、急遽作ったのがこの記事になります。


当時からプレイしていた君主は「こんなことあったな~」と、当時未プレイの君主は「こんな時代があったんだ!」と楽しんでくれたら幸いです!!

Ver.3.1.0A~王異(大義の連戦)・孫権(餓虎の大号令)時代~(2020.9.30-2020.10.05)


■振り返り
最初に紹介するVerは今から一年前、僕の大好きな五将軍の大号令曹操が追加された大型アプデでした。

しかし、大量のカード追加に大戦勢が湧いたのもつかの間。
なんとわずか一週間たらずでの緊急修正が起こったのです。

緊急修正の主役は王異(大義の連戦孫権(餓虎の大号令)、そしてバグを引き起こした張角(黄夫の極意)
第5弾-1 魏SR王異第5弾-1 呉SR孫権
第5弾-1 群SR張角
当時の王異は武力上昇値+4移動速度1.3倍と急成長しては戦場を駆け回っていました。
また、孫権は装填ゲージが最大5で装填速度上昇も速かったため、驚異的な殲滅力でした。
当時騎馬単民は王異が対面に出るたび涙したものです…。

ちなみに、緊急修正の原因となったと思われる張角バグがどのようなものだったかというと、乱戦速度が異常に速くなるというものでした。
当時の貴重な動画を上げてくださっている君主様がいるので転載します。
「左慈が北斗百烈拳でもしてんじゃねーかって減り方w」というコメントがじわりますね。

なお、公式のコメントは
「SR張角(第5弾-1)の計略「黄夫の極意」(2隊対象時)を2回同じ部隊に使用した際、攻撃速度が異常に上昇し、乱戦した敵部隊の兵力が急速に減少し撤退してしまう不具合が発生しておりました。」
とのこと。
このバグがなければ王異孫権の緊急修正はなかったのかなと思います。

■参考動画
・王異(大義の連戦)


■公式コメント(Ver.3.1.0A⇨Ver.3.1.0B)
「Ver.3.1.0Aでは一部新カードの勝率/使用率において偏りが見られたため、バランスの調整を行います。
※SR張角【黄夫の極意】に関しましては、意図と異なる値に設定してしまっていたため、修正いたします。」

■王異(大義の連戦)修正履歴
Ver.3.1.0B 武力上昇値減少 +4→+3
Ver.3.1.0C 城ダメージ増加 6%→8%
Ver.3.1.0D 移動速度上昇値減少 1.3倍→1.2倍
Ver.3.6.0C 移動速度上昇値増加 1.2倍→1.3倍

■孫権(餓虎の大号令)
Ver.3.1.0B 効果時間短縮 →13.8c
装填ゲージ上昇速度減少
Ver.3.1.0C 装填ゲージ最大値増加量低下 5→4
Ver.3.5.2A 効果時間延長 13.8c→14.5c


Ver.3.1.0B~呂布(屍山血河)・司馬炎(九天之光)時代~(2020.10.05-2020.10.27)

王異と孫権が緊急修正され、次に暴れた新カード。
それは呂布(屍山血河)司馬炎(九天之光)でした。
第5弾-1 群SR呂布
第5弾-1 晋SR司馬炎

呂布は武力上昇値+7~+15という鬼の武力上昇値を見せたため、高武力軍団で突っ込む⇨屍山血河⇨増援という鉄板ムーブで大暴れしていました。
特に呂布区星型で落城を狙うデッキが流行の中心でした。

一方司馬炎は戦場中央1マス自陣寄りからという高いラインで出現できることから脅威のカウンター性能を発揮。
そのためVer3.1.0.B⇨Cでは呂布と司馬炎が下方の主役となりました。

その他にも気になる修正がチラホラあります。
衛氏(高潔の目覚め)・董白(董白拡散爆)・黄権(剛槍の大号令)といったファンの多いカードたちが下方されたのもこの時期です。
特に董白バスターは50%⇨45%となったことで士気12からの確殺が狙えなくなったため、計略評価がガクッと下がりました。

また、アプデで行われるのは下方だけではありません。当然上方修正も行われます。
このとき、曹操・劉備・孫権の英傑号令が効果時間を大幅上昇されました。
英傑号令の勝率が全体的に低く、特に曹操に至っては勝率30%台だったからだそうです。
これにより曹操(覇者の求心)は12cまでに伸びました。(今は11.2cになりましたが…。また戻して!)

当時の使用率・勝率は以下の通り。



『三国志大戦』の生放送 略して『三生』!2020年10月号より)
使用率1位の呂布は勝率ランキングのランク外。広い階級で使われやすいカードはこういう傾向がありますね。

ちなみに余談ですが、僕の大好きな五将軍曹操は当時低評価でした。有名ランカーに「弱い」「短すぎ」と配信で言われることも…。
「上方しなきゃ産廃では?」とまで言われていたのですが、三生で公開された勝率ランキングではなんと六位に鎮座
これには視聴者(と勝氏さん・青井さん)も驚かされました。
五将軍でひっそり盛っていた僕は下方の餌食になるんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ていたのを覚えています。

■参考動画

・呂布(屍山血河)


・司馬炎(九天之光)



■公式コメント(Ver.3.1.0B⇨Ver.3.1.0C)
「Ver.3.1.0BではSR呂布【屍山血河】を軸としたデッキや、SR司馬炎【九天之光】を軸としたデッキが多くの君主に使用されていました。
今回のアップデートでは、上記のカードをはじめ勝率/使用率の高いカードを調整し、幅広くカードを使用していただくために、勝率/使用率の低い追加カードを中心に上方修正を行います。
※SR陸遜【火焔の大号令】に関しましては、射撃の際に知力による戦闘ダメージを与えていなかったため、修正いたします。」

■呂布(屍山血河)修正履歴
Ver.3.1.0C 効果時間短縮 7.1c→6.3c
武力上昇値減少 +7~+15→+6~+14
Ver.3.5.1B 効果時間延長 6.3c→6.7c
Ver.3.6.0C 効果時間短縮 6.7c→7.1c
奇才将器:征圧力上昇値増加 +3→+4

■司馬炎(九天之光)修正履歴
Ver.3.1.0C 出現位置調整 戦場中央から1マス自陣寄り→戦場中央から2マス自陣寄り
Ver.3.6.0A 武力上昇値減少 +3/+5/+5/+7→+3/+4/+4/+6 効果時間短縮 (覚醒3)8.8c→8.3c


Ver.3.1.0C~孟達(面従腹背)・曹休(一撃入魂)・趙氏貞(戦処女の号震)時代~(2020.10.27-2020.12.01)

10月の三生で下方されるカードが発表される中、一部視聴者はざわついていました。

「あれは下方されないの?」
「なぜ許されてるの??」


というコメントが飛び交っていた二枚があったのです。

その二枚とは、孟達(面従腹背)曹休(一撃入魂)
第5弾-1 魏C孟達
第5弾-1 魏R曹休

孟達は武力+7・移動速度1.6倍に加え、0.8cごとに2%回復が20カウント続くという高性能計略を持ち、驚異の継戦能力を持っていました。特に移動速度上昇を活かして騎馬を追いかけ回して倒すという動きが非常に凶悪でした。

また、曹休は移動速度1.8倍もあったため(現在は1.5倍)、突撃オーラの色変化が速く、士気4で簡単に相手のキーカード数枚をとることができました。
そのため孟達・曹休で99c荒らし続けるという孟達・曹休バラが大暴れしていたのがVer3.1.0Cです。

それらに加えて頭角を現していたのが趙氏貞(戦処女の号震)。
第5弾-EX 群SR趙氏貞
戦処女の号震は自身は+5、他の女性は+3の武力上昇に加え、震撃で固定値15%&武力-4というハイスペック号令実質武力差7+固定ダメージという震撃マウントは比類ない破壊力を見せました。
さらに奇才将器"乙女の一張羅"が女性武将の攻撃力を上昇させ、自然と魅力盛りデッキとなることから、開幕士気5で攻める形が非常に強力でした。
あまりにも強すぎたせいか、震撃の固定値・武力低下値・武力低下時間全て下方されるという死に下方の憂き目にあってしまいました。個人的にはそろそろ少しくらい許してあげてもいいのではと思っている一枚です。

当時の使用率・勝率はこちら。


『三国志大戦』の生放送 略して『三生』!2020年12月号より)
意外にも公式から名指しでコメントのあった趙氏貞は勝率ランキングのランク外。

また、この時期の修正を語るにあたって絶対に外せないのが連弩という兵種自体への下方修正です。修正内容は射撃開始までの時間延長です。
これまでは黄忠(老黄穿弩)のように高コスト連弩を中心としたワラが見られましたが、これを機に一気に見ることがなくなりました。現在、連弩兵は計略要員としての採用がメインで、白兵力に期待しての連弩採用はなくなっていると言えます。

他に目立った下方修正があったのは、呂姫(斬天無双撃)・張角(黄夫の極意)、そして遊軍諸葛誕・李儒あたりです。また、卑弥呼(日御子の神託)がエラッタによって計略範囲に自身を含むようになったのも晋軍使いに衝撃を与えました。

■参考動画
・孟達(面従腹背)&曹休(一撃入魂)

趙氏貞(戦処女の号震)



■公式コメント(Ver.3.1.0C⇨Ver.3.1.0D)
「Ver.3.1.0CではR曹休【一撃入魂】を軸としたデッキや、SR趙氏貞【戦処女の号震】を軸としたデッキが多くの君主に使用されていました。
今回のアップデートでは、上記のカードをはじめ勝率/使用率の高いカードを調整し、幅広くカードを使用していただくために、勝率/使用率の低い追加カードを中心に上方修正を行います。」

■孟達(面従腹背)修正履歴
Ver.3.1.0D 武力上昇値減少 +7→+6
移動速度上昇値減少 1.6倍→1.4倍

■曹休(一撃入魂)修正履歴
Ver.3.1.0D 移動速度上昇値減少 1.8倍→1.5倍Ver.3.1.0E 効果時間短縮 10c→9.2c

■趙氏貞(戦処女の号震)修正履歴
Ver.3.1.0D 震撃によるダメージ低下 最低ダメージ15%→10%
震撃による武力低下値減少 -4→-3
震撃による武力低下時間短縮 2.1c→1.6c

新カードへのお仕置きが完了し、次に環境を支配したデッキははたして…?


おわりに(続く)

本当は一記事で一年分振り返りたかったのですが、長すぎて投稿制限に引っかかるので分割しています。
後半を書くモチベにもなりますので、この記事が面白かったらいいね・コメントをお願いします!

あと騎馬単マン・金曜会のフォローも!笑

ではまた次の記事でお会いしましょう!


続編はこちら


【この記事を書いた人】
Twitter:騎馬単マン(ひろ)@三国志大戦
YouTube:金曜会
過去の記事:「三国志大戦、初心者にツラすぎない?初プレイから半年経って感じた三つのキツさと、十一陣になるまでに工夫してきたこと

※この記事の作成には「三国志大戦 公式チャンネル」「三国志大戦公式HP」「三国志大戦.NET」「三国志大戦wiki」を参考・引用しました。
更新日時:2021/10/24 00:30
(作成日時:2021/10/24 00:22)
コメント( 2 )
556(クボーシャ)
556(クボーシャ)
2021年10月24日 0時40分

( ; ゚Д゚)ほわぁ…
張角の乱戦バグって聞いたことしかなかったので、
ここで初めて見て驚きました。
あんなん酷すぎるww

騎馬単マン@金曜会
騎馬単マン@金曜会
2021年10月24日 1時11分

おお!
そういう方のために書いた記事なので嬉しいです!
あのバグは今見ても面白いです😂

556(クボーシャ)
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