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この一年のバージョンアップを振り返る②(2020.12~2021.3)

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騎馬単マン@金曜会
騎馬単マン@金曜会
前回の記事はこちら


Ver.3.1.0D~賈南風(悪女の放蕩)・袁紹(栄光の大号令)時代~(2020.12.01-2020.12.27)

2020年も年の瀬という頃、大暴れをかましていたのは賈南風(悪女の放蕩)
第3弾-1 晋SR賈南風
ゲーム終盤に"悪女の放蕩"の武力+6・移動速度1.3倍・攻城力1.2倍という特性を活かして高速でライン上げを行い、さらに前回アプデでエラッタされた卑弥呼が覚醒ゲージの補給役を果たすことで長時間の攻めを継続するというのが定番の動きでした。この動きが本当に強く、勝率ランキングは堂々の一位となりました。

また、袁紹(栄光の大号令)も大活躍していました。
第2弾 漢SR袁紹
袁紹(栄光の大号令)・淳于瓊(烏巣の死線)・顔良(二枚看板・天)・荀諶(称誉の落雷)はお馴染みの四枚といったところでしょっちゅう当たった記憶があります。
その強みは何と言っても士気7で8.3c武力+9という"栄光の大号令"の高武力。
攻城力の高い構成が大幅な武力上昇を得ながら張り付き、そこを高武力騎馬の顔良がマウント、さらにダメ押しとなる"烏巣の死線"や"二枚看板・天"が攻城力を爆発的に上げるという驚異の破壊力で数多の城を蹂躙してきました。

使用率・勝率はこちら。


『三国志大戦』の生放送 略して『三生』! 4周年記念放送より)
賈南風・袁紹は使用率・勝率どちらも上位という結果に。

その他で下方されたもので印象的だったのは馬姫(牛飼娘の美技)曹操(五将軍の大号令)あたりがあります。(五将軍、ついにやられた…)
また、現在頻繁に見られる劉禅(練兵の号令)馬超(錦馬超の武威)が上方されたのもこの時でした。

■参考動画
・賈南風(悪女の放蕩)


・袁紹(栄光の大号令)


■公式コメント(Ver.3.1.0D⇨Ver.3.1.0E)
「Ver.3.1.0DではSR賈南風【悪女の放蕩】とSR卑弥呼【日御子の神託】を軸としたデッキが多くの君主に使用されました。
今回のアップデートでは、上記のカードをはじめ勝率/使用率の高いカードを調整し、幅広くカードを使用していただくために、勝率/使用率の低いカードを中心に上方修正を行います。」

■賈南風(悪女の放蕩)修正履歴
Ver.2.1.0B 覚醒ゲージ減少量増加 0.42c毎に-8.6%→-9.6%
Ver.2.1.0D 移動速度上昇値増加 1.2倍→1.3倍
覚醒ゲージ低下値減少 0.42c毎に-9.6%→-9.1%
Ver.2.5.0C 武力上昇値減少 +6→+5
Ver.2.6.0C 覚醒ゲージ低下量減少 0.42c毎に-9.1%→-8.6%
Ver.3.0.0E 武力上昇値増加 +5→+6
攻城力上昇値減少 1.3倍→1.2倍
Ver.3.1.0E 移動速度上昇値減少 1.3倍→1.2倍
覚醒ゲージ低下量増加 0.42c毎に-8.6%→-9.6%


■袁紹(栄光の大号令)
Ver.1.2.0E 効果時間短縮 8.3c→7.9c
Ver.2.1.0A 効果時間延長 7.9c→8.3c
Ver.2.1.0D 範囲拡大
Ver.3.0.0E 武力上昇値増加 +(自軍の士気-4)→+(自軍の士気-3)
Ver.3.1.0E 効果時間短縮 8.3c→7.9c
Ver.3.5.2A 効果時間短縮 7.9c→7.5c

大暴れしたカードが粛清された年末。
来年二月は大型アプデとなったがその行方ははたして…?


Ver.3.1.0E~袁紹(栄光の大号令)・陸遜(才気煥発)時代~(2020.12.27-2021.02.07)

前Verに続いて勝率・使用率ともに高かったのは袁紹(栄光の大号令)
他のパーツが下方されなかったことと、ライバルデッキたちの下方によって一歩抜きんでる形に。環境トップのデッキとして長期間君臨し続けていました。

また、陸遜(才気煥発)を中心に太史慈(約束の援兵)・黄蓋(偽降の老将)・孫尚香(弓腰姫の目覚め)などが脇を固める才気煥発デッキが存在感を示していた時代でした。
第5弾-1 呉R陸遜
最速の士気6で攻め込み、黄蓋・太史慈・陸遜という攻城力の高い武将にさらなる攻城力上昇を付与して城を50%以上削り取るという動きはまさに暴力的の一
言。
残りの城ゲージを取り切る士気12からの黄蓋(偽降の老将)⇨陸遜(才気煥発)⇨孫尚香(弓腰姫の目覚め)という二の矢も非常に強烈。使用者が多かったせいか勝率ランキングでは目立たなかったものの、長い間環境の一角をキープし続けていました。

その他勝率の高いカードには群雄のワラ・バラのパーツが目立ち、特に呂布ワラのパーツと見られるものが多く存在していました。
ただ、使用率で見ると上位20枚のうちに群雄のパーツは李粛一枚のみと、一部熟練の群雄使いが勝率を押し上げていることがわかる結果でした。

使用率・勝率はこちら。


『三国志大戦』の生放送 略して『三生』! 冬のバージョンアップ特集!より)
袁紹は下方されたものの前回から引き続き使用率・勝率の上位に。
陸遜は使用率こそ高いものの勝率は振るわなかったためか、パーツである黄蓋のみの下方となりました。

次VerであるVer.3.5.0Aは新カード97枚追加という大型アプデです。
そのため暴れていた淳于瓊(烏巣の死線)・顔良(二枚看板・天)・黄蓋(偽降の老将)のみならず多くのカードが下方されました。(五将軍曹操、二度目の下方に涙…)
上方カードは0枚でした。


■参考動画
・陸遜(才気煥発)

■公式コメント(Ver.3.1.0E⇨Ver.3.5.0A)
今回のバージョンアップでは、長らく高い勝率/使用率を保持し続けたカードを中心に調整を行います。
さらに、追加する武将カードとの相性を考慮した調整も行います。
※SR大喬【英魂の追憶】に関しましては意図と異なる挙動となっていたため、修正いたします。

■淳于瓊(烏巣の死線)修正履歴
Ver.3.0.0D 蒼略 武力上昇値減少 +9→+8
Ver.3.5.0A 緋略 効果時間短縮 8.3c→7.9c
蒼略 効果時間短縮 9.2c→8.8c


■顔良(二枚看板・天)修正履歴
Ver.3.5.0A 移動速度上昇値減少 1.6倍→1.5倍
兵力回復量減少 40%→25%


■黄蓋(偽降の老将)修正履歴
Ver.3.5.0A 武力上昇値減少 +7→+5


Ver.3.5.0A~王異(破滅の舞い)・黄月英(黄式単装連弩)・司馬師(革命の代償)時代~(2021.02.08-2021.03.08)

とんでもない時代。
間違いなくこの一年でもっとも荒れていたVerでしょう。

なにが起きたかというと、
王異(破滅の舞い)・黄月英(黄式単装連弩)・司馬師(革命の代償)が環境を蹂躙し尽くし、勝率ランキングの1位~17位までのすべてがこれらのデッキのパーツで埋め尽くすという異常事態が発生したのです。
使用率で言っても上位20枚中13枚を占めており、まさに世は王異・黄月英・司馬師の三国時代でした。

まずは王異
第6弾 群SR王異
"破滅の舞い"は武力上昇値+5の舞い計略ですが、これを開幕に打てるのがヤバすぎました。
当時主流だった王異+何儀(黄巾の群れ)の七枚デッキは士気魅力盛りすることによって開幕士気+3.6、これに法具剛弓の士気玉の+0.7を足して4.3、つまり士気0.7が溜まる2.8c待てばいきなり永続武力+5をもたせられたのです。
これに法具剛弓も相まって、普通のデッキは開幕で壊滅必至。部隊を悠々全滅させて何儀が兵力回復しながら落城させるという破滅的なムーブが跋扈していました。

破滅の舞いは自城ダメージを受けるデメリットがありますが、開始20cほどでゲームが決まるので大した苦になりません。
それどころか遊軍を発動させたり火事場計略と組み合わせたりと、むしろメリットとして機能していたのも皮肉でしたね。


次に黄月英。これまた凶悪でした。
第6弾 蜀SR黄月英
"黄式単装連弩"は射程距離を2.1倍射撃ダメージの固定値上昇を11.3cさせるというものだけれど、この固定値がエグかった。
なんと+47
下方後が+23と半減していることを考えてもこの数値が突き抜けていることがわかります。

この計略が暴れたのは計略効果が乗るタイミングの仕様と関係しています。
それは計略のデメリットで装填弾数が一発になるものの、通常の発射直後に計略を発動することで最初の1セットは修正後のダメージで与えられるという仕様です。この仕様が悪魔の如き移動砲台を生み出すことになりました。
2発当たれば武力12まで確殺、3発あたればどんな武将も即死。そのため最初の一セットで相手のキーカードは沈みます。さらにカウントもそこそこ長いため、一発ずつ撃っているだけでも敵武将がボコボコ落ちていきます
そのため騎馬単以外の号令デッキは一生ラインを上げることができず、ひたすら自分の武将が落とされるシューティングゲームを眺めるのみ…。
もちろんそんな計略が許されるはずもなく、威力半減の懲罰を受けてすっかり日の目を見なくなりました

最後に司馬師
第6弾 晋SR司馬師
二大巨頭の陰に隠れながらも、このカードも地味に暴れていました。
士気5で武力+5で兵力+40を8.3cと性能は他二枚に比べてシンプル。でもシンプル故に強い

兵力回復号令はいつの世も悪さをするというのは古事記にも書いてありますが、司馬師もその例に漏れませんでした。(なお、兵力回復号令大暴れの歴史は後の羊陸や忠義に引き継がれることに)

使用率・勝率はこちら。

・武将カード使用率ランキング(全体)

・武将カード勝率ランキング

Ver.3.5.1Aバージョンアップ告知より)
当時の環境を雄弁に語るランキングです。

この時のアプデの台風の目はこの三枚でしたが、その他使用率の低い新カードにテコ入れも同時に行われました。
これにより今でも一線級の強カードになったものに曹操(鳳凰飛翔)・SR劉備(光竜の義勇)が、そこそこ使われるようになったものに諸葛亮(画竜点睛)・郝昭(修羅の鬼気)・龐徳(烈風の光騎)があります。
一方、上方をもらったのにいまだ異彩MAXの常連である張遼(真紅の旋風)・孫堅(白虎の咆哮)というかわいそうな子たちも…。(張遼はエラッタでコスト下げて欲しい~~~)


僕の大戦歴は一年強と短いですが、その中でユーザーの悲鳴が一番多かったのは間違いなくこの時期ですね。
王異は開幕乙でゲームをした気になれないし、黄月英も一方的に撃ち落されるのを見るだけという、ストレスのかかるゲーム体験を強いられていたことが不満の多かった一因だと思います。前Verで栄光の大号令が暴れていたときは対話の余地があったからかそれほど荒れていなかったように記憶しています。
やり控えの声が目立つ大荒れのVerでした。

■参考動画
・王異(破滅の舞い)


・黄月英(黄式単装連弩)

・司馬師(革命の代償)



■公式コメント(Ver.3.5.0A⇨Ver.3.5.1A)
Ver.3.5.0AではSR黄月英【黄式単装連弩】、SR司馬師【革命の代償】、SR王異【破滅の舞い】を軸としたデッキが多くの君主に使用されていました。今回のアップデートでは、上記のカードをはじめ勝率/使用率の高いカードを調整し、幅広くカードを使用していただくために、勝率/使用率の低いカードを中心に上方修正を行います。
・SR黄月英【黄式単装連弩】、SR司馬師【革命の代償】、SR王異【破滅の舞い】についてVer.3.5.0Aを通して、高い勝率/使用率を維持していました。SR黄月英【黄式単装連弩】は射撃ダメージ、SR司馬師【革命の代償】は効果時間と兵力回復量、SR王異【破滅の舞い】は武力上昇値、とそれぞれのカードの強みである項目の下方修正を行います。
・SR諸葛亮【画竜点睛】について計略使用時の殲滅力は高いですが、武将コストや計略の必要士気が高く、使用難易度が高いカードだと認識しております。Ver.3.5.1Aでは効果時間と計略範囲を上方修正する事で、より扱いやすく、計略使用時に攻城へとつながりやすくなるように調整します。
・SR曹操【鳳凰飛翔】、SR孫堅【白虎の咆哮】、SR劉備【光竜の義勇】について既存の漢鳴デッキと比較して、デッキの構築や立ち回りの難易度が高いカードだと認識しております。Ver.3.5.1Aでは、計略使用時にその扱いづらさに見合った結果が出せるように調整します。

■王異(破滅の舞い)修正履歴
Ver.3.5.1A 武力上昇値減少 +5→+4

■黄月英(黄式単装連弩)修正履歴
Ver.3.5.1A 射撃ダメージ減少 +47→+23

■司馬師(革命の代償)修正履歴
Ver.3.5.1A 効果時間短縮 8.3c→7.9c
兵力回復量減少 40%→30%

荒れに荒れた三国時代は修正によって終わりを告げた。
だが、これで三國志大戦界に平和は訪れたのだろうか…?



おわりに(続く)

本当は一記事で一年分振り返りたかったのですが、長すぎて投稿制限に引っかかるので分割しています。
後半を書くモチベにもなりますので、この記事が面白かったらいいね・コメントをお願いします!

あと騎馬単マン・金曜会のフォローも!笑

ではまた次の記事でお会いしましょう!

【この記事を書いた人】
Twitter:騎馬単マン(ひろ)@三国志大戦
YouTube:金曜会
過去の記事:「三国志大戦、初心者にツラすぎない?初プレイから半年経って感じた三つのキツさと、十一陣になるまでに工夫してきたこと

※この記事の作成には「三国志大戦 公式チャンネル」「三国志大戦公式HP」「三国志大戦.NET」「三国志大戦wiki」を参考・引用しました。
作成日時:2021/10/24 00:29
コメント( 1 )
ミロ
ミロ
2021年10月24日 10時52分

王異、黄月英、司馬師の時代なつかしいですね。
自分の自爆デッキだと、有利、無理ゲー、わかってる人には負けるという三者三様でした。

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