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備えあれば憂いなし ~開戦前の情報戦~

by
板尾の嫁
板尾の嫁
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結構久々の考察です。
まぁ考察というかコラム的なものですが。




■書き出し■
突然ですが、マッチングが行われ対戦開始までの間、
どういったことを考えますか?

相手のデッキの確認? 部隊配置と宝具の選択?
もちろん行わなければならないことですが、
それ以外にも考えるべきことはないでしょうか?

私がプレイングについて教えるようなことがあった時、
「時間いっぱい使って一戦の流れを考えてみましょう」
という話をよくします。

謀多きはなんとやら。折角与えられた約60秒間。
将星つけて配置決めて宝具ポン!ではもったいない。
立ち回りを想像すると足りないくらいだと思います。

今回はそんな対戦開始までで得られる情報の見方や
ちょっと特殊な〝読み〟といったもののご紹介です。




■対戦前の立ち回り整理■
対戦における基本的な立ち回りの考え方については
以前の【こちらの投稿】をご参照下さい。

そのVer.におけるメジャーなデッキへの立ち回りは
普段の時間があるときに考えておくとして、
それ以外のデッキはマッチング~対戦開始までの
約60秒程度を使って考えるようクセ付けます。

上でも書きましたが折角与えられた時間です。
宝具確定の決定ボタンを敢えて押さず、
時間いっぱいまで考える
位が良いと思います。




■ライブスクリーンを確認しよう■
新作になってからの特徴の一つである
筐体上部に設置されたライブスクリーン
ここにはマッチングから対戦開始までの間、
自身と対戦相手の情報の一部が公開されます。


どの生配信でもこの画面はまず観れません。
 
計略使用TOP3 直近の対人戦(全国対戦・戦友対戦 など)での
計略使用ランキングを表示します。
1戦に基本的に3回撃つ号令計略や
士気バック計略が1位になることが多いです。
一騎討ち勝率 直近の一騎討ちの勝率が表示されます。
高武力で[勇猛]が多いケニアや4枚デッキは高く、
1コスト部隊が喧嘩し易いワラデッキは低い傾向。
攻城傾向 与城ダメージで内乱とそれ以外の割合を表示します。
《流星の儀式》や《傾国の舞》も攻城扱いです。
ワラやあんさつ系デッキは内乱30%を超える傾向。

総じて対戦相手の使用傾向を掴むのに役立ちます。

号令メインのデッキでダメージ計略が上位の場合や、
マッチしたデッキに含まれない武将がある場合は、
注意や意識することが重要でしょう。

また、こちら側城ゲージ横にある玉の有無で、
既に宝具を使用したか否かがわかるので、
対戦中に失念したときは確認するようにしましょう。




■〝読み〟について■
こちらはよくあることとして〝人読み〟という、
特定のプレイヤーの性格やクセを意識して、
それ専用の立ち回りや対策を講じることですね。

具体的には
「○○君主のワラデッキに対しての伏兵配置は
 右サイドに穴を開けるため右側が多い」
「△△君主は城ゲージで大きくリードを獲られた合、
 獲り帰そうと焦って攻城を重視し易い」
「□□君主は横弓と守城ローテーションが上手いので
 生半可な攻城より征圧戦を狙った方が良い」

など、ピンポイントな情報です。

通常、帯域によるランダムなマッチングである
全国対戦にあった考え方ではなく、
トーナメント大会や戦友対戦といったような
予め対戦相手がわかる場合に有用なものです。

しかし、フリマ帯で上位に属する方や、
平日朝や深夜などプレイ時間が決まっている場合は、
マッチするプレイヤーが固定され易いため、
対戦を重ねることで〝人読み〟が有効になります。




■〝店読み〟について■
…と、まぁここまではDCGなんかでもよくある話で、
ゲーセンのオンラインゲーム特有の〝読み〟として、
〝店読み〟というものがあったりもします。

ここで具体例を一つ。
SR3姜維《継往開来》デッキを使うプレイヤーが、
開幕に以下のような配置で対戦をしました。


開幕に左右に部隊を分け、伏兵を右に配置。
対戦が終わり、次の対戦は袁家4枚デッキ。
そのプレイヤーは注意深くマッチング画面を確認し、
今度は以下のような配置に変更しました。




左右に分けて配置する点はそのままに、
伏兵である R1馬謖 の配置のみ逆サイドに変更。
ご覧のとおり、開幕の敵部隊配置は
R2顔良R1文醜 が伏兵側におり正にドンピシャ!
序盤のアドバンテージをしっかり掴みました。

大戦後、この件について聞いてみると、
「一つ前の対戦相手と同じ店舗名だったので、
 こちらの対戦情報を共有されてるとふんで、
 その裏をかいてみました。」

ということでした。

これもランクが高いプレイヤーあるあるですが、
知人との前述の〝人読み〟を回避するため、
同じ店舗で一緒にプレイすることが多いです。
(※全国対戦では同店舗マッチングが発生しません。)

同じマッチ帯のプレイヤーが同店舗でプレイすると、
隣でマッチしていた相手が流れてくることがあり、
「さっきマッチしたとき○○の宝具使われたわ」
「端攻めでガッツリ寄られたから注意な」

といった風に情報交換することも多いのです。

その時の対戦相手の方に確認まではしていませんが、
この件は事前の画面情報を読み取りそれを想定し、
逆手に取ったものと思い大変興味深かったです。




■〆 徹頭徹尾、気を抜くなかれ■
今回は情報戦の一例をご紹介しました。

対戦前から勝利までの立ち回りを考え、
開始すればその考えを実行するようプレイ、
対戦後は流れを振り返って次に活かす。

取れる情報は何でも取って活用し、
どんどん勝利を目指して行きましょう^^


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更新日時:2019/08/04 11:37
(作成日時:2019/08/04 11:36)
コメント( 4 )
4件のコメントを全て表示する
Zero
Zero
2019年8月4日 12時53分

『店読み』は初めて知りました😆

ジェイムズ9
ジェイムズ9
2019年8月4日 15時9分

「店読み」は盤面の反応を見る作業かと思いました。(^^ゞ

板尾の嫁
板尾の嫁
2019年8月6日 0時47分

【摩利さん さん】
(´・ω・`)しょーこのこと、きらいになったの…?
 
【Zero さん】
得られる情報からこういう推論を立てるのが面白かったです。
 
【ジェイムズ9 さん】
それはむしろ事前準備ですねw

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