2012

大戦コラム(4)「ゲームシステムについて」

by
タラスク
タラスク
こんにちはタラスクです。

今日は、この三国志大戦というゲームにおいて、カードゲーム初心者からは見えにくい、システム上の制約を説明しようと思います。

「何が強いカードで、どういう動きが強いのか」というのは、どんなゲームでも、実はそのゲームのシステムから必然的に決まっているケースが多いんですけど、僕もかつてそうでしたが、カードゲーム初心者はなかなかそこに気付けないんですよね。

過去記事とカブる部分もありますし、中級以上の方はツマラナイかと思いますが、ご容赦下さい。

【デッキの組み方】
どんなカードゲームでも、レアリティが高かったり、カードが持つ固有能力が派手だからといって、強いとは限らないです。
僕も最初は、多分強いんだろうと思ってレアカードをただ4枚入れてデッキと呼んでましたが、今思い出すと思わず街亭の山に登ってしまうほど恥ずかしいです。

三国志大戦では、ゲームの勝敗を決める大型計略を持ったカードを1枚か2枚、デッキに入れることは必要ですが、そのような大型計略ばかりのデッキではゲームになりません。

勝つためには、計略を使っていない時間も戦えるよう、レアリティが低く計略が地味でも、スペックが高いカードを採用する必要があります。

【スペックについて】
カードのスペックは、武力や知力の数字が高ければ良いというものではないです。
カードのスペックは全て、そのカードのコストと比較して判断しなければなりません。

三国志大戦では、「コスト比武力」という考え方が極めて重要です。 
2コストなら武力7、1.5コストなら武力5、1コストなら武力2が標準のスペックです。

強い計略目当てにコスト比武力が低い武将を入れたら、代わりに、戦闘を支えるために標準スペック以上の武将を入れましょう。
そうしないと、計略を使用していない素のぶつかり合いで勝てなくなります。

【士気とゲームの流れ】
このゲームは4カウントで士気が1つ溜まります。
特技魅力や将器士気上昇がない限り、99カウントで約24の士気を使う事ができます。
そして、勝敗を決める大型計略の必要士気はたいてい6~7です。
そのため、必然的に、大型計略を使える回数とタイミングは決まります。

①開幕(開始から75C)…計略なしでのぶつかり合い
②序盤(74C~50C)…士気6~12でのぶつかり合い
③中盤(49C~25C)…士気13~18でのぶつかり合い
④終盤(24C~終了)…士気19~24でのぶつかり合い

上記の流れを把握し、自分のデッキの立ち回りを考えて、それをゲームで実践することが、三国志大戦における最初のハードルであり、永遠のテーマでもあります。

【立ち回り】
あらゆるカードゲームは、ゲーム全体の中で、どのような順番でカードをプレイして、どのカードで勝負を決めるか、あらかじめプランを立てて戦うのが定石です。
これを「立ち回り」と呼びます。

三国志大戦の場合、上記①~④の中で、
・士気6の計略を4回使う
・士気7の計略を3回使う
・士気12~14の計略コンボを決める
・士気5+4のコンボを2回決める
などのような立ち回りのパターンがあります。
これらに法具を効果的に絡めることを含め、試合の前にプランを立てておくことが重要です。
これをしておかないから、攻め時がわからず、行き当たりばったりの動きになって、何となく負けてしまうのです。

【おわりに】
ここまで読まれた方の中には、
「何か覚えることが多くてめんどくせーなー、好きなように遊ばせてくれよ…」
と感じた方もおられるかもしれません。

自分の好きなようにデッキを組んで、伸び伸びとプレイして楽しめるのであれば、それに越したことはないと思います。
こんな細かいことは気にせず自由に遊びましょう。

その代わり、負けても文句言わないこと!

ゲームとはいえ勝負事である以上は、勝つ為にはある程度、面倒くさいことを地道にやることが必要なんですよ。

…って阿佐田哲也が言ってましたw

今日はこの辺で。
読んでいただき、ありがとうございました!
更新日時:2018/09/02 11:58
(作成日時:2018/09/01 23:17)
コメント( 2 )
ぱんだ
ぱんだ
2018年9月2日 0時8分

いいコラムをありがとうございます!
始めたばかりの自分に読ませたい…笑
阿佐田哲也氏のような生粋の勝負師にはなれないと思いますが、地道に細々と楽しんでいきたいですね。

QUEEN
QUEEN
2018年9月2日 1時25分

初心者向けで、分かりやすい文章だったと思います。

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