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攻城兵教本 その①

by
意味がわ甘寧
意味がわ甘寧
皆様こんにちは。
「意味がわ甘寧」と申します。

以前ではありますが、「世の中には様々な攻城兵が存在します」という日記を作成したところ、思いのほか反響を頂きました。
大変有り難く思うとともに、その中で少しでも攻城兵にご興味ある君主の方がいらっしゃられましたらば、これを機会に是非触れてみて頂き、攻城兵の魅力に取りつかれてほしいと考えてこうして筆をとらせていただきました。
この日記を見て、ひとりでも攻城兵使いの新しい君主様が増えていただければ幸いです。

ですがどうか、これから述べるのは「一意見」として受け止めておいてください。ここに記載したことすべてが事実である保証はどこにもありません。
そのことを前提に、お読みになっていただければと思います。

ではまずひとつだけ先にお話ししておきます。

攻城兵は、初心者の方にはお勧めできない兵種のひとつかもしれません。

それでも、やってみたいと思われる君主の方がひとりでもいらっしゃれるよう、今回は2回に分けてお送りしたいと考えております。
丁寧に、なるべく難しくなくみなさんにお伝えできるよう心がけておりますが、それは受け止められた君主の方それぞれ。
内容に関しては温かい目でどうぞ見ていただき、大人の対応をお願いいたします。

さて、攻城兵を使うに当たってですが、皆様が攻城兵にこんな気持ちを抱いておりませんか?

「居たら厄介だけど、どうせひとりじゃ何にもできないし、足遅いし、お荷物だろ」

はい、まったくもってその通りだと思います。

特殊アクションはないし、地形には手を焼くし、騎馬には弱いし、槍撃の練習台にはなるし、象に至っては攻城できるビジョンが見えない始末。
挙句の果てにはダメ計、妨害はほぼ致命的で、柵が二枚に高武力弓が一体でもいたらば、帰る準備をするまであります。
それぐらい、攻城兵はひとりでは何もできない兵種です。

昔、自分に三国志大戦を教えてくれたある君主は

「攻城兵はナ、攻城ゲージが出現したときに、初めてコスト分の働きをするんや。それ以外はアカン、自動挑発装置や。おるだけで敵さんが寄ってくるしな」

とおっしゃっておりました。
そう、攻城兵は、戦場にぽつんと立っているだけでは、コスト分の働きをそう簡単にはしてくれません。
もちろんそれに似合う計略を所持していたり、特技があったりはしますが、基本的にはお荷物です。攻城を阻止してやろうと、一気に敵部隊が襲いかかってきます。

じゃあ攻城兵って入れるだけ損じゃないか!?

そう思われるかもしれませんが、それを補うだけの魅力はやはり圧倒的な攻城力。
艱難辛苦を乗り越えて、やって来たぞ敵城門。渾身の一撃でぶっ叩けば爆音と共に削れるは敵城ゲージ。
脳内から溢れ身体を侵す麻薬の名前はエクスタシー。これぞ一撃必殺だと言わんばかりの雄々しき感情が津波のように押し寄せます。
攻城兵で100回攻城すれば、いつしかドMでドSな貴方の出来上がり!


…失礼。

何が言いたいかというと、決して損だけではないということです。
ただ、困難な道であればある程、その行程にある勝利の味は、格別だということなのです。
その極上の魅力は、是非全国対戦で勝利し、味わってください(笑)。

では、世の中の攻城兵使いの君主たちは、どのようにして勝利という美酒に舌鼓を打っているのでしょうか。

ただ単にデッキを前だししているだけでしょ? 

いえいえ、そのように見えて(実際そういう人もいるかもしれませんが)結構攻城兵のデッキを構築するのは困難を極めます。
なにせ、お荷物が紛れ込んでいるのです。さらにその上、そのお荷物を大切に大切に、相手の城まで運ばないといけないのですから。

そう、攻城兵という我儘な奴を大切にエスコートする従者が必要なのです。
その従者を使用するのは誰ですか? もちろん、君主である貴方以外他ありません。相手からの猛攻を、残り6コストか6.5コストか、さもなくば4コストぐらいで凌がなくてはならないのです。
つまり、攻城兵を使用するということは、攻城兵以外のカードの扱いに慣れないといけないし、計略なども計算しなくてはいけないし、ワンチャンスをもぎ取る目利きが必要だし、諦めない気持ちを最後まで持ち続けるということが重要だということになります。

このあたりに関しては天使ですよ君主の「自論、偏見多め ?初心者は攻城兵使わない方が強くなれる、、、気がする風? + 人馬一体というのがあってな、、、」の日記をご覧ください。攻城兵を使用するうえで、攻城兵以外のカードがどれだけ重要であるか、が記載されております。

ただ、天使ですよ君主のこの日記は、決して「初心者は攻城兵を絶対に使うな」とおっしゃられているわけではありません。
逆にいえば「攻城兵を最終的には使ってほしいが為に、他の兵種のスキルアップを怠らないでほしい」という点が重要なのです。
冒頭にお伝えした「初心者向けではない」というのはこのことになります。
ですがそれでも、「初心者だけど全国対戦で攻城兵をずっと使っていきたい」という君主様がいらっしゃるかもしれません。
大変かとは思いますが、そのお気持ちが、全国津々浦々の攻城兵使いの君主様には堪らなく嬉しいはずなのです是非、全国でお会いできたらば幸いですし、お近くに居るならば、美味い酒を酌み交わしましょう。

そんな仲間思い(?)の攻城兵使いの君主様たちは勝利の為に次に考えます。それは従者のデッキ構成です。
ちなみに私は
SR周瑜、EX孫権、SR鄒氏、UC潘璋、C区星というデッキを使用しています。
伏兵2枚で開幕押し気味に戦い、火計で守ったり穴をあけてカウンターを狙ったりする構成なのですが、現在これで一品です。

勝てるビジョンが見えない? ええ、ええ、よく言われます。ですが、各カードの役割は簡単に記すと以下の通り。

◆周瑜(赤壁)
→序盤は伏兵のまま脳筋をけん制。中盤は赤壁をちらつかせてカウンター、もしくは防衛に回る

◆孫権(手刀)
→武力8を最大限に生かして序盤は攻城中の区星のサポート。後半は城門を守る守護者として使用

◆鄒氏(誘惑)
→騎兵を追い払うため。魅力要因と、計略は超絶強化対策として

◆潘璋
→序盤は脳筋対策の伏兵として。長槍戦法を適度にばらまいて騎兵を追い払う。迎撃取れればなお良し

◆区星
→攻城役。または壁要因。おとり。

騎馬がいないデッキなので、総制圧力はBを保てるように構築しました。色塗りは基本的には周瑜、孫権が行いますが、内乱ゲージを止められればいいという考え方で動かします。能動的に塗りに行くことはほとんどしません(カウンターを止められないため)。

開幕一気に押していきますが、開幕落城できなかった場合を想定して、守りにも対応できる計略を中心に構成してあります。
こんな感じで「攻城兵」を防衛するように、カードと計略を決めていきます。と同時に、デッキを構築していくと自然と勝ちパターン、負けパターンがここで見えてきます。
勝ちパターンは、自分のデッキでやりたいことが出来た場合。つまり相手に自分ペースを押しつけたり、相手が冷静になる前に落城させてしまう方法に繋がった場合のことを言います。
たとえ前半リードを取られてしまったとしても、カウンターが決まりやすいデッキの場合は積極的に狙っていきます。

負けパターンはその逆。士気の大きな計略を放っても壊滅までに至らなかったり、攻城兵が何もできない状態に陥るような状況に陥ってしまった場合や、自分のペースを崩してしまった場合などになります。
特に私のような開幕落城を狙う攻城兵の君主は、負けパターンに一瞬で陥る可能性があります。それは本当にたった一手が致命的であり、それをしてしまったゆえに取り返しがつかなくなります。これは、通常のデッキよりもさらに如実であり、刹那的であり、顕著です。

■勝ちパターン
区星の攻城ゲージが出現したと同時に衝軍の法を叩き、周瑜、孫権でマウント。
鄒氏、潘璋どちらかが生存しているなら槍先を消さないように動くか、馬がいなければ相手の弓にまとわりつく。
再起を打たれても赤壁まで溜まっていたら焼き払うしダメなら一度下がる。
落城できずとも区星の一発は壁にあいさつ代わりなのでたたき込んでおく。

■負けパターン
号令系のデッキに対して先制が取れないままカウンター気味に押される時。
超絶強化が2体いる場合は区星を完封されてしまうので勝ちのビジョンが見えづらい。
計略を無駄に打たされた場合などは士気差が如実になるので攻城につながらない。


いかがでしょうか、こんな感じです。
攻城兵使いの君主様は、きっとこんな感じで「攻城兵をド派手に輝かせたい」という気持ちを強く持っていると思います。
ですから試合中どこに輝かしい軌跡を持っていくかを集中的に考えていらっしゃると思います。それは開幕か、はたまた中盤カウンターか、終盤一発逆転かは判りませんが、いつも通りの試合運びを相手にさせないために、若干違うベクトルで三国志大戦をプレイしているのではないでしょうか。

それでは次回は、三名の攻城兵使いの方をご紹介しつつ、その君主様が攻城兵を使うにあたってのデッキ構築などをお伺いしてまいりました。
私だけの持論では参考にならないと思いますし、かつこの記事を拝見していただいている「これから攻城兵を使ってみよう」と少しでも考えている君主様への新しい道標となるかもしれません。ご興味ある方は是非、次回もご覧になっていただければ幸いです。
そして、攻城兵を使用されている君主の方との交流の礎となってくれれば、さらに幸いです。

よろしくお願いいたします。

↓オマケ動画です。一品昇格戦。


更新日時:2018/02/27 00:00
(作成日時:2018/02/26 23:55)
コメント( 6 )
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意味がわ甘寧
意味がわ甘寧
2018年2月27日 22時57分

天使ですよ様
勝手に日記を紹介してしまい申し訳ありません。ただ、とても感銘を受けた内容でリンクを貼らせて頂きました。また共感して頂けたこと、光栄に思います。おそらく考え方が似ているのかな、と思いまして。
これを期に、是非今後とも宜しくお願いします(笑)。

しろからす
しろからす
2018年2月27日 23時26分

初めまして。記事、動画とも拝見させていただきました。
まずは一品昇格おめでとうございます。
私は今でこそ飛天使いですが、大戦2のUC田豊の攻城をいかに多く入れられるか、という所が始まりでした。
ステルスで一発、飛天で一発、檄文でトドメといった流れがとても楽しかった記憶があります。
馬鈞を見ると「将器なしで知力8だった爺さんを見習え!」とつい思ってしまいますね(笑)

意味がわ甘寧
意味がわ甘寧
2018年2月28日 23時53分

しろからす様
ありがとうございます。つい先程しろからす様の飛天の日記を拝見し、面白くて読み耽っておりました(笑)。
懐かしいですね、飛天田豊檄文デッキ。大戦2のときは良くマッチしたものです。さんざん引っ張られた記憶がありますが、楽しかったです。マッチしましたらば、宜しくお願いしますね。

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