みなさんが楽しんでいる三国志大戦には、数多くの架空の人物が登場します。
代表例としては、華雄と対峙した「斬られ役」潘鳳や
南蛮征圧戦で登場した身長276cmの「バケモノ役」兀突骨などが浮かびます。
あなたにとって、三国志で登場する架空の人物で真っ先に思い浮かべるのは誰でしょうか?
今回からは、私が選んだ架空の人物を4人紹介します。
【関索】
関索は『三国志演義』や『花関索伝』等に登場する架空の人物。
三国志演義の流れを行く毛宗崗本では関羽の三男、花関索伝では関羽と胡金定の子とされる。
三国志演義(毛宗崗本)と花関索伝との関係性は以下の通り。
三国志演義では、87回に突然登場する。
荊州陥落の際、鮑家荘(ほうかそう)にかくまわれていたと蜀軍陣営に話し、南蛮征圧戦で木鹿大王を討ち取ると姿を消してしまう。
一方、花関索伝では、タイトル通り関索を主人公として活躍。
本来は主役級の活躍をする諸葛亮などは「引き立て役」として扱われる程だ。
その内容とは、父と生き別れた関索が旅の途中で
呉の呂蒙や味方のはずの呂凱を倒して、後の妻・鮑三娘にも打ち負かすという、まさに荒唐無稽な内容となっている。
この活躍もとい民間伝播は、元と明の時代で人物評を「病関索」(水滸伝)や「小関索」と言った具合にあだ名として採用される。
更に、現代でも京劇の中で関索を演じる場面は有り、関索が活躍した雲南省や四川省では、
「関索嶺」や「関索廟」など架空の人物ながら実在して後世の人達に大きな影響を与える。
なお、関索誕生のルーツとして、元京都大学名誉教授の小川環樹(1910~1993)氏は、神様として崇拝された関羽と発音が似ていて中国天文学の星座に有る「
貫索九星」(かんむり座の一部)が当たるのではないかと説いている。
以上となります。
次回は三国志を代表する女性が登場します。
架空と言えば、周倉ですねー。
関帝廟にも祭られ、銅像やら絵やらもあり、関羽の右腕にもかかわらす架空の人物ですからねw
みいけんさん
さすが、よくご存じでw
実は3人目に紹介するんですよー