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帰ってきた漫画の話 最終回 これ描いて死ね

by
楊狐
楊狐
遅くなってすみません。
帰ってきた漫画の話。今回で最終回となります。
長い間ご愛読ありがとうございました。

では、最終タイトルです。



これ描いて死ね

著:とよ田みのる


出版:ゲッサン(小学館) 既刊2巻

あらすじ
東京の島・伊豆王島に住む安海相(やすみあい)は、漫画が大好きな高校1年生
何年も活動していなかった憧れの漫画家・☆野0先生(ほしのれい)がコミティアに出展することを知り、いてもたってもいられず東京都区内に旅立つことに……
そしてコミティア会場での思わぬ出会いが相の人生を変える!
漫画を愛する全ての人に届けッ!!
漫画浪漫成長譚!!!

単行本背表紙より

©とよ田みのる
©小学館



漫画の漫画

最後に紹介する漫画をどうしようかと悩みました。
振り返ってみると大戦に関連した武将や歴史漫画をいろいろと購入。本棚もそうした本であふれてきました。
にぎやかなことです。
自分企画とはいえ、毎月どんな本が出ているのかと隅々にアンテナを張りつつ購入、読んできましたが……。
結局、自分はどんなジャンルであれ漫画が好きなのだと認識させられました。

そういう意味で最後に紹介するのが漫画の漫画です。

あらすじには冒頭さわりの部分のみですが、この相ちゃんが憧れの先生に出会ったことをきっかけに自分も漫画を描くことを初めていくのですが……

この憧れの先生が実は学校の担任でめちゃくちゃ厳しい先生だったりします(笑)
しかもいつも相ちゃんが怒られている先生だったりしたのでそのギャップに驚きがあり、ともするとコメディにもとられたりしますが話が進むにつれこれには理由がありまして。

かつて漫画のアシにもなり漫画家を目指していた先生としては漫画の面白さも厳しさも知っていたりします。
漫画に憧れ、漫画を描きたいという相ちゃん。生徒でもある彼女に自分と同じ道を進んで欲しくないという気持ちもあったりします。その反面、きちんと課題通りに漫画を仕上げてくると採点してくれたりします。


物語が進み、仲間も増え漫画同好会が作られます。
漫画を描くことには同意してくれたものの絶対に漫画家を目指したりしないように
タイトルである「これ描いて死ね」などと思わないようにと念を押したりします。

既刊は2巻なのですがまだまだ話は始まったばかりで今後、相ちゃんと仲間たちがどのように成長して進んでいくかが楽しみです。

ジャンルとしては学校の部活系漫画だったりしますが漫画家を目指していた先生の若い頃の話も差し込まれつつ、漫画の創作話が語られたりします。
つまり先生の葛藤部分と生徒である相ちゃんたちの漫画制作奮闘記。
大人の視点と子供の視点。両方の視点でも漫画を楽しむことが出来たりします。




コミケの話
これも書こうか悩みましたが大体自分の投稿を読んでいる人は創作をしたことがあるひとだと思うので書きます(笑)

コミックマーケット。通称コミケへ漫画ではないのですが自分も若い頃、小説のほうでコピー本ですが友人と作り参加したことがあります。

会場内はすごい人の渦というか熱気。人々の欲というか見えないエネルギーみたいなものがうねうねしていた記憶があります。
友人なんかは毎年そうした見えない力を受け取りに行く的な言い方をしていました。
自分も若かったので友人の言わんとすることはわかる感じでした。もっといろんなものを作りたいという願望というか若い力があったのだろうな……。
過去形なのがね(笑)

だからこうした作品を読むと主人公たちの創作に対する気持ちに共感したりします。

漫画や小説に限らず人間生きていれば1度ぐらいは自分で何かを創作してみたいという欲求が生まれてくると思います
何処かへ発表や出展する、しないに限らずそうした自分自身の気持ちを否定せずに恥ずかしがらずに素直に形にしてみるというのも人生において大切な事ではないかと思いました。




竜頭蛇尾的な余談
一年振り返ってみてちょっと今回の自分企画は尻切れトンボっぽくもなってしまった感がありました。
去年は最終回スペシャルなことも書いていたので、今年一年大戦シリーズを応援したいと思っていただけにちょっと残念な感じになってしまったかな。

ただ、今年の1文字が「戦」ということもあり社会情勢の不安もあって気持ち的にも沈んでいた部分があったのかもしれません。

個人的には近しい人を見送って、この1年は喪に服した感もあるので来年は新しい気持ちで生きて行けたらとは思います
来年の事を話すと鬼が笑うのでここまでとしましょう。
はい、この話はここで終わり。



最後に
一年間、自分の企画に付き合って投稿を読んでくださった皆様ありがとうございました。

再見


※例によって容量が足りないので漫画の画像はTwitter上に張っておこうと思います

 
作成日時:2022/12/22 11:08
コメント( 6 )
6件のコメントを全て表示する
楊狐
楊狐
2022年12月23日 15時16分

炎頭の群れ(えんずのむれ)さんコメントありがとうございます。
昔の話という奴ですな。
自分も若かったので何かの影響を受けた作風だったと思います。

炎頭の群れ(えんずのむれ)
みいけん
みいけん
2022年12月23日 16時41分

自分も昔、ネット上で小説書いてましたー。
懐かしいw
小説は、書き始めは創作意欲が沸いて、楽しく書けるのですが、読者が増えると、嬉しい反面、書かなくてはいけない義務感が沸いてしまい、書く意欲が削がれていくのが問題なんですよねー。
もう、創作意欲も沸かないオッサンになってしまいましたw

楊狐
楊狐
楊狐
2022年12月24日 9時28分

いみけんさんコメントありがとうございます。
ネット上で書いていたのですな!
現在も小説の投稿サイト沢山ありますからな。
当時もっと詳しく知っていたらネットで書いたかも…。わからないですな。
自分の場合は小説のことを知れば知るほど書けなくなって書かなくなった感があります。
自分自身が何を書きたいのかがわからなくなっていった感がありますな。
逆にお題があれば書けるタイプなのかも。
創作意欲自体は現在もありますが、それを形にするまでの行動力の方が衰えてしまったように思います。
頭の中にあっても出力できない状態。腰が重くなってしまった感がありますな。

みいけん
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