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漫画の話#12 最終回スペシャル後編

by
楊狐
楊狐
今年一年間。

毎月恒例となりました自分企画。漫画紹介をはじめようと思います。


前編からの続き、最終回スペシャル後編となります後編・群雄。自分がコラボ希望漫画の紹介となります。

※今回も念のため、こういう企画は苦手です。という方はブラウザバックでお願いします。OKという方はこのままお進みください。


では、今回紹介する作品はこちら





のコラボ希望漫画
メイドインアビス 著者 つくしあきひと  既刊10巻 出版:TAKESHOBO
煩悩西遊記 著者 クリスタルな洋介
 既刊3巻 出版:小学館

のコラボ希望漫画
ダンジョン飯 著者:久井諒子 既刊11巻 出版:KADOKAWA enterbrain
この世界は不完全すぎる 著者:左藤真通
 既刊5巻 出版:講談社

群雄のコラボ希望漫画
攻殻機動隊 著者:士郎正宗 1.5と2があり 出版:講談社
異世界おじさん 著者:殆ど死んでいる 既刊6巻 出版:KADOKAWA メディファクトリー


※既刊ありの作品は2021年12月現在の時点



では順番にコラボ希望武将(能力値や計略等)と原作キャラ。作品解説をしていこうと思います。





R武安国 コスト2 連弩兵 勇猛、漢鳴 武力8知力4征圧1 遠弩兵兵兵
計略:火葬砲
 必要士気7 カテゴリー:強化
説明:【漢鳴】(漢鳴レベルにより効果が変化する。特技「漢鳴」を持つ味方の漢鳴レベルが上がり、自身の漢鳴レベルが下がる)
武力が上がり、兵種アクションが以下のように変化する
【光撃】(一定時間ごとにためを行い、ためが解除された時に向いている方向に光線を放ち、武力によるダメージを与える)ただし兵種アクションが変化している間は移動できなくなる
漢鳴3:さらに光線の範囲が広がる


希望コラボキャラ:メイドインアビスよりレグ

あらすじ
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。
アビスの不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていく。
アビスの縁に築かれた町『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?

単行本表紙・帯解説より

作品解説
アニメ化され、劇場版も公開されたメイドインアビス。著者はつくしあきひと。
あらすじには少年少女たちの夢に溢れた冒険が待ち受けている。てきなことが書かれていますが…。
物語が進むにつれどんどんハードな展開が読者に待ち受けています。読む場合は心して読んでください。ネタバレとして、このアビス内部には呪いと呼ばれる上昇負荷という現象が存在します。
どういうものかというとアビス内から帰還する際に必ず発生する謎の症状で、下に降りるぶんには何も起こりませんが、地上へ戻ろうと上がると人体に異常が発生します。アビスは七階層あるのですが、一層下がるごとに病状が重くなっていきます。
例えば一層で軽い目眩と吐き気。三層で 平衡感覚に異常をきたし、幻覚や幻聴を見る。四層で全身に走る激痛と、穴という穴からの流血。 最終的に待っているのが…。
どう考えても片道切符としか思えないのですが、そんなアビスの底へと向かって降りていく二人にある想いとは…。
???「そんなもんじゃ憧れは止められねぇんだ」
気になった方はお読みください。


武安国にした理由はレグとの共通点として少年であること。武安国のイラストで彼の右手が義手であること。こちらも原作のレグが右手(機械の腕。手のひら照射される)で火葬砲という武器を使っているため武安国にしてみました。
武力、知力は大戦3の武安国から。弓兵でも良いかもしれません。計略内容は漢鳴の天地穿光だと思っていただければ。






R司馬徽 コスト2 騎兵 魅力 武力7知力7征圧1 守城速速速 
計略:煩悩退散
 必要士気6 カテゴリー:妨害
説明:敵の武力と知力を下げる。対象が女性(武官、文官ではない武将)の場合、効果が上がる。さらに計略を封印する。ただし自身の兵力が下がる

希望コラボキャラ:煩悩西遊記より玄奘三蔵

あらすじ
これは煩悩という試練を課された、徳高き僧侶の物語である。
玄奘の敵も味方も全部エロい★ 迫りくるエロス これは全て御仏の試練…!!!
単行本表紙・帯解説より


作品解説
昔から一定数ある西遊記もので、著者はクリスタルな洋介。
西遊記を題材にした漫画は結構、数があったりするので根強い人気ジャンルなのかもしれません。大体、作者のアレンジが加わっており、あらすじにもある通り本作は三蔵以外、敵味方が女体化しております。この部分で人を選ぶかもです。
こういう話の場合、ハーレム的な展開で大体内容が無かったりしますが(オイ!)
その辺はしっかりしていて単行本のエピソード同士の合間に原作西遊記の話が入っていたりします。原作西遊記の方が読みたくなる内容でした(笑)
話のパターンは原作西遊記に準じ毎回妖怪に三蔵一行が襲われ、悟空たちが撃退するという流れです。
というか原作西遊記の流れも三蔵法師が攫われる→悟空が頑張る→解決というパターンが最終巻まで続くらしいです。
煩悩西遊記のほうは毎回、無防備な悟空たちのお色気に三蔵が耐えるという。お坊さんということもあり生涯童貞を貫こうとするのですが、危うくなると速攻、自害して来世にかけようとするので悟空に止められます(笑) 
多分。これが本作におけるお約束コメディパターンだと思います。
しかし、三蔵自身はアルティメット状態らしく、彼一人なら三日で天竺についてしまうため、悟空たち三人の弟子が試練として与えられているようです。
コメディのお約束を抑えつつ、原作基準で丁寧にお話を進めているのはなかなか好感がもてました。変に三蔵を意識していなかったりする感じです。というか三蔵には煩悩がないと弟子たちは思っています。ただし、巻が進むにつれて悟空が徐々に三蔵ってもしかして煩悩ある?ってことに気づき始めたりします。
気になった方は、せひ、手に取ってください。

司馬徽。三蔵と孫悟空たち。師と弟子という関係からなんとなく水鏡先生である司馬懿をチョイス。
計略は原作がアルティメット状態ということで広範囲の妨害系。女性の場合は効果が上がる。あと最後に兵力が下がるのは、ネタバレですが金箍(きんこ)を股間につけているため(笑)
作品によって呼び名は違いますが、本来は孫悟空が頭につけているで、呪文を唱えるとぎゅっと締まります。悟空が悪いことをすると懲らしめるために三蔵が使うものですが、本作は三蔵自身が己の戒めとして使っております。








何曾 コスト2 歩兵 復活 武力8知力4征圧2 士気兵兵兵
計略:ダンジョン飯
 必要士気7 カテゴリー:回復
説明:味方の兵力が上限を超えて回復し、さらにランダムで様々な効果が発生する

希望コラボキャラ:ダンジョン飯よりライオス

あらすじ
ドラゴンも焼けば美味い!!!
冒険すれば腹は減る。
モンスターを食べて、大迷宮”黄金城”の踏破を目指せ、勇者たちよ!
腹ぺこダンジョンファンタジー、開幕!!
単行本表紙・帯解説より


作品紹介
食事系ファンタジー。著者は久井諒子。
あらすじだけ読むとほのぼのとした作風かなと思うのですが、第一話からダンジョンの深い階層でドラゴンと対峙、主人公の妹がドラゴンに食べられます。そんな妹が最期の魔法で主人公たちを地上へと送ります。
ドラゴンと対峙した階層に所持品を置いてきてしまった主人公たち。パーティの仲間も何人か離脱するなか、主人公と残った仲間たちだけでドラゴンに食べられた妹を助けに行くというのが物語の始まりの部分です。
意外とハードな展開なのですが、主人公のあっけらかんとした気質もあってそこまでストーリーはシリアスに感じなかったりします。展開は間違いなくハードなのですが、そのあたりが作風というか独特の雰囲気を生み出している気がしました。
所持品をすべて失っているので、主に食費を抑えるためダンジョン内の魔物を狩って食べようというのがタイトルの由来でもあります。
魔物なんて食べられるのかと思いますが、そこは魔物の身体構造を丁寧に説明しつつ、料理して食べていきます。架空の料理なのですが、魔物の解体風景や調理描写などに説得力があっておいしそうに見えます。
巻数が進むに連れて料理だけでなくストーリーも濃厚になっていくことに魅力を感じました。
魔物がどんな料理になるのか、ストーリーが気になる方はお読みください。

何曾。
晋の回復計略で誰がいいかなと考えていて彼にしました。計略内容は原作を意識しつつ魔物を食べるので、その後どうなるのかわからないという感じで、ランダム効果を追加してみました。





陳寿 コスト1.5 歩兵 攻城 武力5知力7征圧1 地形兵兵兵
計略:城壁すり抜けバグ
 必要士気5 カテゴリー:強化
説明:武力が上がり、敵城内へ入城できる。
ただし、攻城力が下がる。
希望コラボキャラ:この世界は不完全すぎるよりハガ

あらすじ
世界中のありとあらゆる事象を調査する王の探求者(キング・シーカー)であるハガは、様々な異常事態に遭遇する。
はるか山奥に住むはずのドラゴンに襲われ、何度も燃やされる村。
姿勢が固まったままの村人たち。
壊れかけの世界で仕事をし続ける男に課せられる、ある使命とは。
異質な異国で巻き起こる異常事態の連続!! 異端の異世界ファンタジー。

単行本表紙・帯解説より

作品解説
漫画の話#4で紹介したこの世界は不完全すぎる。著者は左藤真通。
#4にも書きましたがゲームという仮想現実世界へと閉じ込められるデスゲームもの。それまでプレイヤーを主観に描かれる作品が多かったのに対して、デバッカーを主観に仕事をしていてゲームの中に閉じ込められた、働く人々の人間模様を描いています。
詳しくは漫画の話#4をお読みください(宣伝)
ちなみに著者の左藤真通転生したら94年のセガ社員だった話(何度も転生ループを繰り返してサターンを勝利させようとするもことごとく敗れる話)サターンエッセイ「第六惑星から」などセガ関連の同人も描いていたりします。

陳寿にした理由は、デバッカーのハガがどんな状況下であってもきちんとバグシートに発生しているバグを書いてバグ報告をしている様子から、同じく史書の編纂を行っている陳寿と通じるところがあるかなと思い彼にしてみました。
計略は原作でもあったバグ技。相手城内に入り城を殴り続ける城殴り専門計略。城内なので、自城内での乱戦以外排除は不可能。
計略が切れると強制的に城外へと弾かれます。ありそうでなかった相手の城内へと入れる計略を考えてみました。






群雄

馬騰 コスト2 連弩兵 伏兵 武力8知力6征圧1 攻撃速速速
計略:偽装隠密戦法
説明:武力と射程距離が上がり、隠密状態になる。(敵から姿が見えなくなる。ただし敵部隊または敵城に近づくと姿が見えるようになる)
さらにミニマップに偽情報が現れる
希望コラボキャラ:攻殻機動隊よりバトー

あらすじ

企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなる程
情報化されていない近未来
アジアの一角に横たわる奇妙な企業集合体国
日本…
単行本、本編より

作品解説

アニメ、映画、ハリウッドで実写化もした攻殻機動隊。著者は士郎正宗
国内外に影響を与えたSF作品。
電脳、義体、光学迷彩等、サイバーパンクな要素がありつつも物語のキャラクター像は、それまで反体制側として描かれてきた人物像が多いなか、当時としては主人公が警察組織の一員として描かれていたというのは珍しかった覚えがあります。
今では当たり前に警察組織の人間が主人公だったりしますが、そういう意味でも他作品への影響を与えているのかもしれません。
バトーは原作でも人気のキャラで同じ監督のアニメ劇場二作品目イノセンスでは主役になっています。
主人公の少佐とコンビを組む姿が描かれ、最終話でもサポートしていたりします。続編の1.5巻でも彼を主人公としたエピソードがあります。

古い作品ではありますがキャラクターの生き様や考え方など非常に読んで欲しい作品ではあります。

馬騰にした理由はただ一つ、名前がバトーということで(オイ!)
銃器類を使うことを考えて兵種は連弩兵にしました。計略は原作の光学迷彩並びにバトーが得意とする電子戦を再現したものにしてみました。






SR南華老仙 コスト2 歩兵 伏兵 武力7知力5征圧1 速度速速速
計略:記憶消去(イキュラスキュオラ) 使用士気7 カテゴリー特殊
説明:敵の武力と知力と移動速度を下げる。さらに計略対象にならなくなっている敵にも効果がある。ただし、味方にかかっている味方の計略による効果を消す。

希望コラボキャラ:異世界おじさんより

あらすじ
17年間の昏睡状態から目覚めた叔父の面会に訪れた甥っ子たかふみは、彼から放たれる驚異的な魔法を目の当たりにする。
ーそう、おじさんは異世界からの帰還者だったのだ!
エルフから突き付けられる言葉の刃、心をとざした少女とのすれ違いー
剣と魔法の世界での生活は、血と涙に濡れていた……。
おじさんによって語られる。異世界の過酷な思い出と、アウトローでノスタルジーなゲームのエピソードが織り成す、新感覚異世界&異文化コメディー!
単行本表紙より


作品解説
記念すべき第一回漫画の話♯1にて紹介しました異世界おじさん。まさかの来年アニメ化。著者は殆ど死んでいる。
これを書くのに#1を読み直しましたが、第一回目だけあって力の入れようが違いました(笑)
どんな漫画かと開けてみるとSEGA信者のおじさんが異世界転生して、また現代へ戻ってきたという話なので、非常に濃いSEGAのゲーム体験談を読むことができること間違いなしです。異世界での体験話もありますが(笑)
詳しくは漫画の話#1をお読みください(宣伝)
ちなみにアニメ公式サイトを最後までスクロールすると…。
©SEGAの文字が?!
SEGAさん! 期待しております🐘
ちなみにおじさんのキャストは大戦でもお馴染みの子安武人さんです。


南華老仙。最初、張角にするか迷いましたが、生没年不詳というところと。張角に太平要術の書を与え、張角が妖術を取得したという部分から。異世界に転生したおじさんが何らかのアイテムを与えて、現世へ帰還したというイメージで考えてみました。
計略は原作の知り合った人間の記憶を消すという部分から。
大体親しくなったひとの記憶を消しているので、計略にかかっている味方の記憶を消して白紙に戻すという意味で味方には雲散効果。結界を壊したエピソードからステルス計略も貫通するように考えてみました。
直接的にステルス計略を貫通する計略がないので一つぐらいあっても良いかなと思いました。





おわりに
自分が一年間やると決めた企画とはいえ最後の投稿原稿が一番苦労しました。
好きに12作品コラボとはいえ、武将、計略、作品のあらすじ、解説まで一人で考えて書いていくと相当時間がかかりまして気づくともう今年も終わり。しかも今年は今月に入ってから急に仕事が入ってきてしまい、なんだかんだと合間を見て原稿を進めてきましたが楽しくもあり苦労もありしました。
書き始める前は漠然と武将のネタもありましたが詰めていく段階でどうしようかと考えたり、収拾がつくかなと思いながらひたすら文章を書く日々でした。

実際に、こうしたコラボ武将を作るとなるとSEGAの担当者は、相当な苦労があることを自分で武将や作品を考えていて気づかされました。
コラボする武将、作品に加え、両方の理解度。出版社への発注、当然著作権などの利権確認もあると思いますし、声を当てる声優さん、ゲーム中の武将モデルまで作り上げて、となるとすごい時間がかかっているのではないかと思います。
来年は、漫画コラボ武将に対して環境だろうと壊れだろうとできるだけ文句言わないようにしようと自分は思いました。

さて、来年はどうなるかわかりませんが、また何か思いついたら桃園の雑談になるような企画をやってみようかといます。
最後に、このような自分の企画投稿をどのくらいの方が読んでいたかはわかりませんが、毎月読まれていた方、この一年間お付き合いいただきありがとうございました。

再見




©つくしあきひと
©クリスタルな洋介
 
©久井諒子
©左藤真通

©士郎正宗
©殆ど死んでいる


©TAKESHOBO
©小学館
©KADOKAWA 
©enterbrain
©講談社 
©メディファクトリー
作成日時:2021/12/27 13:55
コメント( 6 )
6件のコメントを全て表示する
楊狐
楊狐
2021年12月27日 20時47分

Chaosさんコメントありがとうございます。
何曾に関して、そう書いていただけると嬉しいですな。
コラボ武将を考えた甲斐があります。
南華老仙追加を信じている方もいるので、自分も来年以降に期待したいと思います(笑)
この投稿が公式で認められれば嬉しいですな。
城壁すり抜けバグは、原作再現考えていて思いつきました。こういう計略なかったよなと。
確かに、仮に実装されたとしたら、いろんな意味でコメント欄すごいことになりそうですな。

Chaos
556(クボーシャ)
556(クボーシャ)
2022年1月1日 21時33分

攻殻機動隊で馬騰と聞いて…まさかっ!?
と思ったらwwやはりバトーできたっすかww
しかしよく思いつくっすね(^-^;)12武将も…
1年間の企画…特にこの最終回!お疲れ様でした♪

楊狐
楊狐
楊狐
2022年1月1日 22時12分

556(クボーシャ)さんコメントありがとうございます。
馬騰は、そのまんまバトーでしたな(ひねりがない!)
すぐに思いついた武将が2人とも1勢力に固まってしまったので、よし! 全勢力2人ずつ、12武将考えるぞ!と頑張ってみました。
酷く苦労する結果になりました(笑)
結構まとめるのに、5,6日かかりました。1勢力1武将にしておけばよかった。
1年間の企画。本当に頑張りました。今年も自分企画を何か思いついたらやってみようかと思います。
ねぎらいのお言葉ありがとうです🐘

556(クボーシャ)
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