そもそも「士気計算をする必要はあるのか?」
士気計算について⑤ で挙げたメリットの④
「相手の士気が分かるので、対応がとりやすい」について考えてみます。
士気計算の有無で対応がとりやすくなるケースを考えてみると
①反計持ちがいる場合
②ダメージ計略持ちがいる場合
③相手の士気がないタイミングでラインを上げる場合
④相手が士気がないのに、ラインを上げてきた場合
の4つがあるでしょうか?
①反計持ちがいる場合
大型計略を反計されると試合が終わります。
士気計算ができていれば、士気計算について⑥の事例で説明した反計持ちとの我慢比べに持ち込むことができます。
また、相手に士気がないのが分かれば、反計持ちの部隊に密着した状態から計略を使用することができ、低いラインで計略を使わされることが防げます。
②ダメージ計略持ちがいる場合
複数の部隊を対象にするダメージ計略持ちがいるときに、ダメージ計略の士気がないことが分かれば、部隊離してラインを上げなくて済みます。
水計は相手の城に張り付くと範囲に入れることができないので、士気がないときにラインを上げると安全です。
火計などのダメージ計略が使用できる士気が貯まるまでの時間があるとき、ギリギリまで、マウントをとって突撃を入れることができます。
③相手の士気がないタイミングでラインを上げる場合
士気計算していると、相手の士気が把握できるので、相手の士気がないタイミングでぶつかり合うことができます。
④相手が士気がないのに、ラインを上げてきた場合
士気がないときに、相手がラインを上げてくることは、あまりないのですが、最後の攻めで、相手が負けてるときには、士気が貯まる前でもラインを上げてきます。
士気計算をしていれば、相手の士気がないことが分かるので、このときにキー計略持ちの部隊を撤退させることができれば、勝ちが確定します。
キー計略持ちの部隊を撤退させることができなくても、こちらからラインを上げれば、相手は引かざるをえません。
仮に相手が盤面中央まで、ラインを上げてきて、相手の士気が貯まるまで、あと3cかかるとします。
こちらが城内にとどまっていた場合、そのままラインを上げられ、こちらの城前で号令を使用されます。
しかし、こちらからラインを上げれば、相手は士気が貯まるまでの3cの間、引かざるをえず、相手の城前で号令を使用させることができます。
こちらの城前で号令を使用されるのと、相手の城前で号令を使用させるのでは、状況は大きく変わります。
このときの3cは勝敗を分ける3cになります。
次回は士気計算以外に計算が必要なものについて考えてみます。
士気計算について⑨に続く