史実解説ー徐夫人・歩皇后についてー

こんにちは！ 燈蝋之斧です！

カラオケで採点すると、大抵の曲で平均点以下になる音痴なのに、何故か宇多田ヒカルの曲だけは平均点を軽く越える謎に最近首を傾げてます。

つまるところ、声が甲高い音痴ですな。

とまあ、自分のそんなどーでもいい前置は放り投げて、史実解説を投稿してみます。自分が音痴なのは、Can you keep a secret ? Automatic に進行していきましょう！

ルー大柴、金剛、ペガサスで脳内再生してクダサーイ！


さて、今日は徐夫人・歩皇后について解説してみます。わかりやすく言えば、二宮の変/zeroみたいな内容です。ただ、別に人死にはまだ出てないので、呉民は構えずともOKです。冒頭で私が変にテンション高い時は、逆に暗い話をする事が多い気がしますが笑

えーと、袁姫や王夫人、藩皇后は今回は除外です。まあ、王夫人と藩皇后は二宮の変で多少触れましたしね。袁姫はそもそも単独伝ないし除外です。

魏や蜀の妻解説をしたので、呉もしなきゃなーとは思ってたのですが、いざ書こうとすると、明るい話が魏蜀以上にない事に気付きました。二宮の変あるから当たり前ですが。まともに書けるのは、孫パパの妻呉夫人くらい？  ただ、ぐう聖路線は卞皇后で書いたので割愛。大喬・小喬は、史実解説するには不適当な内容があるため、今後も書けないかな、と思ってます。

とりあえず、始めます！



①徐夫人（生没年不詳）
孫権の正室の1人。孫権が呉郡にいた時代（200〜207年）に婚約した。ただ、彼女が嫉妬深かったため、212年の本拠地建業移転の際、廃されて置いていかれた。没年は220年代半ばから後半の模様。実子は記録上なし。

問題なのは、彼女が皇太子である孫登の養育をしていた事。孫登の母は身分が低く、正室の徐夫人が代わりに育てていました。ちなみに、孫登は209年生まれですので、かなり間が悪いタイミングで孫権は彼女に孫登を任せた事になります。

まあ、この頃は呉の独立なんてまだ見えてなかっただろうし孫権も20代と若かったから、仕方ない。

嫉妬深いと言われた徐夫人ですが、孫登は彼女に懐き、建業移転後も実の母親と同じ様に接しました。一説では、徐夫人から贈り物を貰った際、孫登は沐浴して身を清めてから受け取ったと言われております。

だから、呉が独立した際も孫権の皇后に徐夫人を孫登は推しました。重臣達もこれに同意しています。

が、孫権は歩皇后推しのためこれに反対。結局、両夫人の死後に歩皇后を建てました。

孫登が彼女を推した理由はわかるとして、重臣達も徐夫人を推した理由は、豪族間のパワーバランスとか（歩皇后は名士たる歩一族の出）何点か考えられると思いますが、私的には皇后が皇太子を養育してないのはアカンという普通な理由で反対してたのでは？ と思ってます。権力構造歪になりそうですからね。

ちなみに、彼女は嫉妬深い扱いされてますが、具体的に側室やら下女殺したとかそういう逸話はありません。藩夫人や張春華さんとは違います。張春華さんとは、違うんです。大事な事なので2回言いました。

というか、孫登は優しくて良い子に育った訳だし、実はそんなに問題ある人ではなかったのでは？ 重臣も推す位には、まともな人説ありそうな感じがします。史書だと記述少なくて本人の人柄が読み取れませんが。

単純に孫権と折り合いがつかなかっただけな気もします。


②歩皇后（別名:歩練師 生没年:？？？〜238年）
孫権最愛の人。死後に皇后の座を追贈された。歩騭と同族。子供は大虎・小虎の2人。

性格は、穏やかで嫉妬を知らぬ性質。他の側室の後ろ盾になってあげたり、他の女性を孫権に薦めたりと寛容。

この母親から、大虎が産まれる恐ろしさ。

だから、孫権には長く寵愛されました。故に、221年の呉独立の際は孫権により王后に推薦されました。

が、前述の様に孫登と重臣は徐夫人推し。そのため、孫権は十数年以上悩み、王后を決めきれませんでした。238年の彼女の死後にやっと、皇后にしています。

流石に悩む期間が長過ぎる。

孫登との関係は、別に悪い訳ではなく表面上普通。まあ、育ててくれたお母さんと違う女の人とパパが結婚し、その人の事をお母さんと呼びなさいと13歳の少年に言った上でこの関係性なら、上出来である。

孫皓なら盗んだバイクで走り出して、ガラス割りまくるぞ。

歩皇后は面倒見が良かったので、宮女達の人気は高く、皆は彼女の事を皇后様と呼んでました。少女漫画の学園カースト上位の超金持ちお嬢様みたいな？

ただ、歩皇后が生前に皇后になれなかった事を大虎は恨み、後年に孫和の母の王夫人が皇后に立てられそうになった際、母以外の皇后は認めないと、彼女を孫権に讒言。王夫人を悶死させてます。だから、二宮の変の遠因でもあります、歩皇后は。

孫権としても、可愛い歩皇后の娘だからホイホイ大虎の言う事聞いてしまったのでしょう。


と、まあこんな感じです。

年を取って判断力がなくなった、と孫権は言われますが、実際は40代くらいでも色々悩んでいた訳で、単に昔から家族関係の事で判断力が無かったようにも私には思えます。

まあ、ある意味これは普通な悩みです。が、他の二英傑は妻子を捨てたり、子を犠牲にしたりするのを厭わないので、なんか孫権だけ判断力無いように見えてしまいます。

よくよく考えたら、劉備と曹操がキレ過ぎてるだけだ。

ただまあ、皇后と皇太子は母子関係にあるべきという意見は正しいです。魏や蜀だって、卞皇后に皇太子曹昂や糜夫人・穆皇后に皇太子劉禅とかやったら上手くは……ん？ 大丈夫そうな雰囲気あるぞ。

ま、まあ、これは卞皇后の器がデカ過ぎたり、そもそも甘皇后死んでるから、劉備の皇后は劉禅と母子関係になくても仕方ないというのが原因かと。

要は二宮の変は既に相当前から下地があった、と私は言いたいだけです。PC壊れた原因調べたら、BIOSから既に終わってた的な感じですよ、多分？


と、文量も長くなってきたのでこれくらいで。

あ、そういえば史実解説投稿して思ったんですけど、史実解説って桃園のカテゴリだとネタか雑談・雑感が正しいのでしょうか？

いや、解説なんてタグはないため、今はこの2つのタグ使ってるのですが、最近関連投稿で私の過去解説が多量に上がって来るので、迷惑じゃないかなーと思いまして。

三国志大戦と直接関係ない投稿を勝手にさせて頂いている関係上、同カテゴリに私の投稿が多量に上がってくるのは不適切であり、あまり好ましくないのではと心配です。

ご迷惑をお掛けするのは私の本意ではないため、場合によっては、カテゴリ設定なしで今後投稿も考えております。

では、失礼致しました！