【レアリティ間違い？】蜀の基盤をつくった男【野心家】

どうもフェイトの知識がほとんど無いにも関わらず、フェイトアーケードに手を出してしまった、日比谷の猫です。


さて、今回の記事は武将カードピックアップです。

タイトルにもありますように、実際このカードが登場した時はレアリティ間違ってない？と思うほどのスペックと計略でした。
おそらく、セガ的にはさほど有名な逸話が無いのでこのレアリティにしたのではと推測してしまうほどです。
…ということで、今回紹介するのはUC劉焉です。


（三国志大戦NETより抜粋）

まず、この武将を知らない方がいらっしゃると思いますが、とりあえず名前抜きでスペックをご覧になってください。
コスト２　弓　武力７　知力８　制圧２　魅力持ち
計略は士気５の妨害計略で武力-５で修正前は範囲も結構広く、低知力にはそこそこ長いというSRもびっくりの破格の内容でした。
これがアンコモンなのかと当時は他のSRが霞むくらいの高スペックでした。
さらに、第二弾でカードが追加されるまでは、漢鳴ゲージを使わずに他の武将の漢鳴ゲージを上昇させられる貴重な一枚でもありました。
しかも2.5コストのSR朱儁のようにコストを圧迫せずに、さらにはワントップにならないため、シンプルにSR皇甫嵩の決起の大号令に繋げられる優秀な武将カードです。
当然、下方修正受けました。
おそらく今も普通に強いのですが、いまの環境と追加された他の武将とのコンボの兼ね合いもあり、ほとんど使用率はイマイチのようです。

さてこの武将カードをピックアップしたのには理由があります。
それは実際に私が漢軍を使っていた時に一番お世話になった武将カードをいうこともありますが、劉焉という武将の知名度の低さとこのイラストの良さを知ってほしかったのがその理由となります。

まず「劉焉」について、
後漢につかえた文官で、「劉」の文字がついているのでわかるように劉備と同じく系統の前漢の魯恭王であった劉余（景帝の第4子）の末裔です。
劉備は劉備は前漢の景帝の第9子、中山靖王劉勝の末裔といわれていますが、このあたりは子孫がたくさんいて、かなり遠い血筋になるようです。
なんとなくで良いのですが、劉備よりかは遥かに良い家柄の出でかつその政治力もかなり良かったということを覚えていてください。
そして、なにより劉備の国の蜀はこの劉焉が築きあげたもので、結果的に劉備はその地域を譲り？うけたということになります。
簡単にまとめると、劉焉の末っ子の「劉璋」がこの地を治めていて、その配下の張松や法正、孟達たちが劉備を入蜀させたという流れです。
劉焉本人は野心家ではありましたが、その政治手腕は見事で、独立勢力を築きあげます。
しかしながら、様々な災難に遭って、病に倒れます。
当時、朝廷に反旗をひるがえすというのは逆賊扱いになるので、かなりの野望と手腕がなければ成立できない時代なので、もっと評価されて良い人物だとはおもうのですが・・・

すこし長くなりましたが、それを踏まえてこのイラストを見てみましょう。
その野心家というオーラと躍動感がイラストに現れています。
一目でこの人物が野心家（悪く言うと悪者）だということが滲みでていますね。
個人的には好みのイラストです。
ちなみにさんぽけ版は椅子に座って野心をもった顔付きの「静」のイラストになっています。
イラストレーターさんは「ヨシモト」さんという方です。
正直、あまりこの方については知識がないので、割愛させていただきます。

といわけで、次のバージョンでは漢軍はどれくらい追加があるのでしょうか。
果たして、この武将カードが日の出をみる機会はあるのでしょうか。
現状、漢軍はSR袁紹が一強ですから、もっといろんなデッキが使われることを期待したいと思います。
相棒のSR皇甫嵩がどういった修正を受けるのか次第で、このカードの存亡が決まるのではと考えながら、今回はこんな感じで終わります。
では。