童話 「さんにんの むすこ」
むかしむかし。
ある所に袁家の三人息子がおりました。
長男から順に名前を袁譚(えんたん)、袁煕(えんき)、袁尚(えんしょう)といいます。
三人の息子たちはそれぞれ家を作り、
1コストパーツとして働いたり、
武力が上がってランダム移動したり、
毎日自由気ままに暮らしておりました。
しかしある日のこと。
袁紹軍が大嫌いな魏の曹操(そうそう)が、三人の息子を滅ぼすために攻め込んできたのです。
これは大変。
長男の袁譚はワラの家に住んでいました。
袁譚「ま、とりあえず住めればなんでもいいだろ」
そこへ曹操がやってきます。
曹操は息を思いっきり吸い込んで、
「攻め落とせー!」
復刻勢(ふっこくぜい)特有のデカボイスを放ちます。
袁譚のワラの家は、あまりの声量に吹き飛んでしまいました。
袁譚「金ならある。これで見逃して」
曹操「俺が天下に背こうとも、天下の人間が俺に背くことは許さん」
ジャイアニズムの塊である曹操に降伏は通じません。
命からがら逃げ延びて、三男の袁尚のもとへ逃げました。
袁尚は木の家を作っていました。
木材をブロックのように積み、接着剤などを使用せずに家を建てる技術。
それが「Brikawood」。
このBrikawoodを用いて建てられた家は、一見して木の家とはわからないほどにカジュアル。
木々の香りがスーッと漂う室内はリラックス空間を演出します。
湖のほとりに立つ別荘などにはピッタリではないでしょうか。
こうして袁尚は、小さいながらも小奇麗な住まいを作り上げたのでした。
袁尚「ハッハッハ!
こんなこともあろうかと、日々研鑽を積んでいたのだ!」
袁譚「すごいとは思うけど、これ業者に頼んだ方が早くね?」
そこへまたしても曹操がやってきました。
曹操は息を大きく吸いこみ一声、
「皆のもの、力を見せよ!」
ワンテンポ遅れて出される号令ボイスの声量により、袁尚ががんばって作った木の家も飛ばされてしまいました。
やはり接着剤も釘もなしでは脆かった。
どうしようか。
二人がかりで戦っても武力8の騎兵は強い。
システムの関係上、武力3が2枚ではまともに仕掛けても勝ち目は薄いです。
さすがは今でも現役騎兵。コスト2.5は伊達ではありません。
困った二人は、最後の兄弟である次男の袁煕の元へ走りました。
袁煕はレンガを集めて家を作っていました。
専門の職人に依頼して制作されたこの家。
一つ一つのレンガを精巧に組み合わせて固めた家は、実に高さ数十メートルに及びます。
威風高くそびえ立つ様は家というよりも「城」と称した方が相応しいでしょう。
所々に付けられているガラスの装飾も、この家の美しさをより引き立てています。
全ての窓にはステンドグラスの様式を用い、色とりどりの光が差し込むようになっています。
屋根に設置され、訪れる人々を優しく見下ろす聖母の像の出来はまさに職人技。
まるで生きているかのような像に祈りを捧げてゆく訪問者も多いです。
家の周囲は緑豊かな木々によって覆われています。
耳をすませば四季を通して小鳥の鳴き声が聞こえてきます。
美しい自然の景色は、荒んだ人々の心にも平穏をもたらしてくれるでしょう。
森の周囲には十重二十重にそびえ立つ城壁が並び立ちます。
屈指の堅牢さを誇りつつ景観にも配慮した芸術的な配置には、つい目を奪われてしまいがちに。
以上の理由により、地元の人々からは「地上の楽園」と称されていることも、あながち大袈裟ではないでしょう。
袁譚「なんだこれ」
袁尚「我々と扱い違いすぎじゃない?」
袁煕「兄さんも尚も大変だったね…。
部屋にはまだ余裕があるからさ、好きに使ってよ」
袁尚「そして家主は人格者か」
袁譚「俺たちの場違い感がすさまじい」
さすがの曹操もこのレンガの家、いや、「レンガによる鉄壁の要塞と化したモノ」には太刀打ちできません。
求心したり、神速号令で攻めたり、武力18王異を張り付けたりしましたが、城壁はビクともしない。
「なん、だと………」
とデカボイスを発しながら、すごすご魏へと帰ってゆきました。
その後、三人の息子たちは協力しあい、この家で仲良く暮らし続けました。
後に「楽園の守護者」として、後世にその名を長く長く語り継がれてゆくのです―――――
めでたし、めでたし。
~~~~~~~~
田豊「………というお話ですじゃ」
袁煕「やっぱりケンカせず、みんなで仲良くしないとね」
田豊「そういうことですのう。ほっほっほっほ」
袁譚・袁尚「なーんか納得いかんな???」
面白い!Σ( ̄□ ̄;)
これはよくできていますね(*´∀`)
そういえば3枚持ってなかった…
そろそろ印刷するかなぁ
???「ここまで隠しておいた策を、ご披露する時ですね!」
???「アハハ♪もがいて見せてよ」
堅牢な壁も水計で逃げ道をなくしてしまえば意味は無かろう…。某Gですかな?
鋭いツッコミだったりBrikawoodだったり人格者だったりで、何だかみんな揃って知力3とは思えない…!
今度から袁家三兄弟のことを「ブー」「フー」「ウー」と呼ぶことにします(笑)。
あと、さっきネットで知ったのですが、袁譚の「金ならある。これで見逃して」は、実際に彼が言ってるそうですね。よく調べてるなあ。
復刻勢特有のクソデカボイスで家が吹き飛ぶくだりの天丼は草不可避
ネット環境戻っておかかさんの投稿も絶好調やで!!٩( 'ω' )و
・七歩さん
ありがとうございます😁
寝起きに頭に浮かんだものをそのまま書いてみました。
・紅蓮さん
漢鳴だと武力3あるのはとんでもないおじさんだけですからね。
パーツとしては優秀ですぞ!
・どらぼしさん
おそらく灌漑設備が整っているので城内水計も長江あたりに流れていくんじゃないですかね(適当)
家作りも大変だ。
・Chaosさん
前作は知力5あったので(一人でとは言っていない)
今までずっとこういう扱いなので様式美ですが、当主の息子としてもう少し強い袁兄弟たちも見てみたいものですね。
・めがねたぬきさん
あの豚たち名前あったんですか。知らなかった。
実は袁譚のセリフも知りませんでした。インターネッツで知識がふえる!
・ワムウ兄貴
連日響くでえりゃあボイスにより相当数の家屋に損害が出ていると思われます。
声量調整、しよう!(提案)
・風燐丸さん
私は帰ってきたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
次は真面目な投稿にしますね。
袁譚・袁尚「なーんか納得いかんな???」
公孫瓚「だってそれ俺の城のパクリやん」
昔は三人仲良く(?)一枚のカードでしたからな。
ネット環境無事に改善されたようで、よかったですね!
立派な家に美人の奥さん、これは袁煕さん爆発不可避ですわ
たのしいえんけは毎回たのしくてほんとすこ。
これは次月の文豪ですね($◇$` )
・摩利さんさんさん
白馬将軍とかいう中華に似つかわしくない称号。
そんな素敵な土地で人民を盾に使った下衆がいるらしいね?
・楊狐さん
大戦3のときは仲良かったんですよね。
その前のは…騎馬としては便利でした(何かを濁す物言い)
・伏兵さん
ありがとうございます。ようやくいろいろと書いていけそうです。
端から見ると袁煕が一番まっとうに見えるんですよね。
・しろからすさん
浮かんだ意味不明なネタを羅列しているだけですが適当に見てやってください。
文豪の面々の壁が厚すぎる。