閻行「おい、於夫羅」
於夫羅「なんだい」
閻行「おふくろの日っての、なんか準備してたかよ」
於夫羅「………して、ないな」
閻行「やべぇぞ、あんだけおふくろの護衛しといて贈り物はなしってのは流石にダメじゃねーか?」
於夫羅「郝昭殿のパン屋の建築に時間をかけすぎたな……今は昼過ぎ……」
閻行「肩たたき券とか1日薪割り券あげてもなぁ、毎日してるし」
於夫羅「髪のセットなんかも毎日している」
閻行「なにか、特別なものか……」
─────
郝昭「で、私のとこに来たと」
閻行「なんとかなんねーか?」
於夫羅「参考になるもので構わない、なにかないだろうか」
郝昭「このパン屋を建ててくれた恩もある、協力しよう」
閻行「へへっ、きちんとできてるだろー?」
於夫羅「……して、方法なのだが」
郝昭「……ここのハコニワで出来ることも限られているからな……」
於夫羅「魔王城が真ん中に、近くにある張嶷殿の軍の兵舎、何故かあるギョクジーランド、パン屋と私達の事務所、か」
郝昭「そうだ、ギョクジーランドにつれていくなはどうだ」
閻行「こないだ連れていったけどどうも不満そうでな、大将軍人形がうるさくてダメだとよ」
於夫羅「……あ、そういえばもうひとつあったな、ハコニワの物件」
カランカランカラーン
厳氏「郝昭ちゃぁん、開店お祝いにたい焼きもって来たわよぉ♪」
閻行「!」
─────
麋夫人「於夫羅ちゃん、ここでいいの?」
於夫羅「えぇ、この店です」
麋夫人「けど、ここって……なかなか入れないんじゃ……」
於夫羅「お気になさらず、ささ、中へ」
麋夫人「……まさか『スイートポイズン』に入れるなんて」
カランカランカラーン
厳氏「いらっしゃぁい、麋夫人ちゃぁん♪」
麋夫人「厳氏ちゃん……v」
厳氏「また今度遊びにきてちょうだいな、サービスしてあげるからん♪」
麋夫人「えへへ、時間があったらお茶しようねv」
於夫羅「母上、こちらへ」
麋夫人「あ、うんv」
閻行「おふくろぉ! 母の日だぞぉ!」
於夫羅「私達二人で作ったケーキです、よければ」
麋夫人「まあ……頑張ってくれたの?」
厳氏「手伝ってあげたけど、ほとんどこの子達がやってくれたわよ、あ、毒は入れないでって言われたからしょうがないから抜いてるわ、ごめんなさいね?」
麋夫人「あら、残念……」
於夫羅「ど、毒にあたったら私達が辛いので」
麋夫人「うふふ、冗談よ……二人とも、厳氏ちゃんもありがとうね♪ おかあさん嬉しいわ」
閻行「へへっ、ありがとうな、おふくろぉ!」
母の日、たまには感謝を伝えるのもどうでしょうか
(うちの家族はこういう母の日とかになにもしないし誕生日に誰もなにもしない特殊な家族です、あ、仲悪くないですよ)
では、また次回
王悦「そういえば、パン屋が出来たらしいよ」
趙氏「え、行こうよ!」
王悦「ういうい」
『謝罪
開店日にも関わらず初日から従業員3名全員がたい焼きにやられ満足に動けないため本日から数日ほど休業させてもらいます パン屋 趙文郝』
王悦「……」
趙氏「……一週間後だねー」
王悦「……だねぇ」
今後ともハコニワをよろしくお願いいたします
特別なものを、って考えるとなかなか難しいんですよね。
親は大事にしたい。
( 'ω')似顔絵のご依頼ですか?
すいません、うちの子たち知力低くて…($◇$` )