たのしいえんけ3

顔良｢おい、聞いたか文醜よ｣

文醜｢ああ、聞いたよ。俺も驚いたぜ。
まさか北朝鮮とアメリカが首脳会談を進めてるなんて｣

顔良｢真面目か｣

文醜｢…んで、何の話だよ？｣

顔良｢ああ、魏に荀彧っているだろ｣

文醜｢会うたびに水ぶっかけてくるやつな｣

顔良｢恨み積年なのはよくわかるが、そっちじゃない方のやつな｣

文醜｢で、その荀彧がどうしたっていうんだ？｣

顔良｢荀彧というのはよく頭が回り、その上に人物を見る目も確からしい｣

文醜｢へぇ｣

顔良｢その荀彧が、私たちのことを『ひっぷのゆう』と評しているらしい｣

文醜｢『ひっぷのゆう』……？なんだそりゃ？｣

顔良｢わからん。
だがな、この言葉には重要な意味合いが込められている。私は詳しいんだ｣

文醜｢そうなのかもしれねぇが、これは何かの暗号めいたものかもしれねえぜ？｣

顔良｢最初はそう思ったさ。
しかしな、いろいろ考えているうちに、なんとか解読に成功したんだよ｣

文醜｢マジか｣

顔良｢この『ひっぷのゆう』、これはおそらく単語ではなく、いくつかの言葉がくっついているものなのだ｣

文醜｢ほうほう｣

顔良｢だから分解してみる。
すると、『ひっぷ・の・ゆう』。こんな感じに分けられるな｣

文醜｢おお……｣

顔良｢そうなると、この『ひっぷ』というのは、やはり……｣

文醜｢……ヒップホップ………！｣

顔良｢ご明察だ。
そしてヒップホップであれば、最後の『ゆう』というのは…｣

文醜｢もしかして、『YOU』、なのか…！？｣

顔良｢お前も辿り着いたようだな…。
そう、『ひっぷのゆう』とは、すなわち『HIPのYOU』！｣

文醜｢つ、つまり、俺たちは……｣

顔良｢そう……
荀彧からは、『あなたたちはラッパーになるべき』と評されているんだよ…！｣

文醜｢俺たちが……ラッパー………！！｣

顔良
｢YO！
私の計略効果が上方！武力13騎兵が登場！
敵兵蹂躙戦果は上々！隙を見せたら果敢に攻城！
私とアイツと二人で相乗！引き出しあったらパワーは十乗！
暴れ回れば結果は重畳！いつか目指すぜ中華の頂上！｣

文醜
｢HEY！
見逃せねえぜ奴の狼藉！天も引き裂く怒号の衝撃！
成敗すべきはあそこの標的！受けてみやがれ俺の槍撃！
何するものかよ敵の投石！ぶっ壊せればそれで上出来！
溢れる力にみんなが感激！創り上げるぜ新たな定石！｣

二人
｢YEAR！！！！｣

袁紹｢…何やってんの？｣

二人｢｣

～～～～～

曹操｢なんか顔良と文醜からお前宛に、『応援ありがとう』って手紙とCDが送られてきてるんだが｣

荀彧｢？？？？？？｣

更新日時：2018/03/12 23:31
（作成日時：2018/03/12 23:31）

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