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たのしいえんけ2

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おかか容疑者
おかか容疑者
李儒「観念なさい、皇后さま。さあ、早くこの毒入りの水を飲むのです!」

何皇后「いや…いやよ……」

李儒「この毒を飲むと死んだように眠ってしまう。
  そして……私は堂々とわいせつなイタズラをすることができるのです!」

何皇后「いやーっ!青い変態にいかがわしい事されちゃうー!誰か助けてー!」

李儒「叫んでも無駄ですよ、この扉にはしっかりとカギが」





袁紹「袁選手入場ゥーーーーーーーーー!!!!」

バァァァン!!




李儒「な、扉が壊された!?」



袁紹「騎馬殺しは生きていた! 更なる研鑽を積み」

袁煕「父さん、袁家の武将はまだ10人しか出てないから人数的に無理だよ!」

袁紹「む、そうであったか。
  仕方ない、魏ではあるが張コウも加えて……」

袁尚「それでもまだ11人です、全然足りませんぞ!」

袁譚「早く全員登場させてくれ、セガ!!」




李儒「ええい、何なのだ、貴様ら!」


顔良「なんだかんだと聞かれたら!」

文醜「答えてあげるが世の情け!」



袁紹「あ、それ長くなるからナシな」

二人「えええええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

袁紹「お友達紹介みたいなリアクションをするでない」



田豊「むう、話が進みませんな……」

沮授「こっちで進めるしかないですね…。
  我ら袁紹軍!大将軍・何進様の命令により、何皇后様を救出しに参りました」

何皇后「まあ、兄様が!ステキ!」

袁紹「何進様の軍勢は外で董卓軍兵士とどったんばったん大騒ぎしているところだ。
  その隙をついて、精鋭である我ら袁紹軍がここまで突貫してきたのである。
  精鋭……いい響きだな。効果時間が長そう」

李儒「何を訳のわからん……。
  おのれ何進め、よりによって騒がしい袁紹軍をぶつけてくるとは。
  しかしいい気になっていられるのもここまでだ。
  華雄!奴らを叩きのめしなさい!」

華雄「ガァー」

袁尚「出たな、華雄。董卓配下の猛将。身の丈は9尺、体は虎、腰は狼、頭は豹と例えられる恐ろしい容貌をしていたという。董卓軍の先鋒として反董卓連合の武将たちを次々と…」

袁譚「カードの裏見ながらまで解説してあげなくていいと思うぞ」

華雄「ガァー」

袁煕「喜んでますね。かわいいですね」

李儒「いやいや、戦いなさい華雄!」

華雄「ガァー」

袁紹「部下のモチベーションを上げてやるのも上司の仕事だぞ李儒。
  しかしともかくはこの怪物を何とかせねばならん。用意はいいか、審配!」

審配「は、はいィィ!」

袁尚「めっちゃ声裏返ってますけど」

審配(ああ、本物の化け物だぁ…怖い、怖い、怖いィィ!!)


ザパーン!!!!




華雄「ガァー」

李儒「うわ、何だこれは!?汗が滝のように噴き出して流れてきた!?
  臭っ!?汗臭っ!?」




沮授「流汗の計、成功?ですね。
  今のうちです、皇后様、こちらへ!」

何皇后「ありがとう、助かったわぁ♪」

袁紹「あとは撤収!劉備がいないから徒歩で帰るぞ。ジェェェェェェット!

李儒「いかん、奴らを逃がしてしまう!
  動ける者は急ぎ追いかけるのだー!」






袁紹「くっ、もう追手が来たか。さすが董卓軍、数だけは多い」

顔良「文醜、さっきの続きだ!」

文醜「おうよ!」

袁紹「やめなさい」

陳琳「こんな事もあろうかと。準備はしてありますよ。
  くらえ!」


バサァッ!



審配「これは、紙の束……?」

董卓兵「なんだ、この紙は?何か書いてある……
  ああっ!!」




袁紹「あれは何なのだ?」

陳琳「『冀州の地で 第二章』の下書きのコピーです」

董卓兵「このミスター袁って野郎、詐欺で金を奪うってひっでえな…」

袁紹「あれ出したの!?!?」

陳琳「さあ、奴らが読んで足を止めているうちに早く逃げましょう」

袁紹「待て待て待て待て!!」







袁紹「ふう……ここまで来ればもう安全だろう」

何皇后「もう薄い本になっちゃう覚悟はしてたけど、よかったわぁ。袁紹さまの軍ってとっても頼もしいのね♪」

袁紹「フッ、何皇后様、そして何一族の皆様のためならば、我ら袁紹軍、たとえ赤壁の火の中、下邳城の水の中!」

何皇后「やーん、エンちゃん、カッコイイ~!」

袁紹「そうですかな?フハハハハハ!!」

田豊「殿、顔がエロ親父になっておりますぞ。
  もっと大将らしくピシッと…」

何皇后「そんなにおカタくしなくていいわよ、デンちゃん♪」

田豊「デ、デンちゃん!?」

袁紹「そうだぞ、上手くいったのだからいいではないか、デンちゃぁん♪」

田豊「くう……。殿は美人にからきし弱いんだから……」

沮授「まあまあ、田豊殿。
  大丈夫です、あれは表面だけの演技。ここで何一族から信頼を得ておけば、後に少帝様が再び皇帝の座に就いたときに、我々が大きな影響力を持てます。
  殿はそのあたりまで計算に入れて」




何皇后「エンちゃんのおヒゲ、ステキ~♪」

袁紹「毎朝手入れに1時間かけております、キリッ!ハッハッハ!」




沮授「……いるような……いないような……」

田豊「これは奥方様への密告も視野に入れておかねばのう……
  はぁぁ……」




~~~~~~~





董卓「李儒、俺に許可も得ずに勝手なことをしてくれたな」

李儒「ち、違うんです董卓様!
  私はただ、可愛らしい寝顔を思う存分眺めていたかっただけで…!」

董卓「どちらにせよ変質者だな。
  何にしろ、お前の行動は我が軍の大きなイメージダウンとなった。
  これは、厳罰が必要だな……」

李儒「お、お許しを!」

董卓「くどい!
  李傕、郭汜、李儒を捕まえろ」

李傕「悪ぃな」

郭汜「董卓様の命令じゃ逆らえねぇ」

李儒「ぐう……」

董卓「さあ、ちょうど刑の執行の準備ができたようだ。
  始めるか」



李傕(で、出た…)

郭汜(これが、董卓軍の掟……)



二人("熱々のおでん"………!!!)



董卓「さあ食え」

李儒「熱い熱い熱いぃぃ!!」

董卓「リアクションが面白くないな。
  次、大根」


李傕(さすがは董卓様だ…)

郭汜(味方にも情けは無い。ああ、恐ろしすぎるぜ…)


董卓「上島師匠を目指せ。
  次、はんぺん」

李儒「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
更新日時:2018/02/15 09:02
(作成日時:2018/02/15 09:02)
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コメント( 13 )
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🐨子守熊🐨
🐨子守熊🐨
2018年2月15日 18時6分

お邪魔致します。
タイトルに偽り無し。
こちらの袁家の皆様は本当に楽しそうで良いですね。
次の出陣ではまた栄光の大号令デッキ使いたくなります。
たのしいえんけシリーズ、また楽しみにしております。

竜頭蛇尾
竜頭蛇尾
2018年2月16日 0時24分

なんかわからないが袁家を使いたくなってきたぞぉ( ゚Д゚)!(ぇ

おかか容疑者
おかか容疑者
2018年2月16日 6時59分

・コアラさん
袁家(最近は少帝組もですが)の魅力を伝えていくのが私の使命ですので。
またぼちぼち書ける時書きますねぇ。
・竜頭蛇尾さん
サブリミナル効果が効いてきたようだな……!
さんぽけも出たのでつかってくらさいね。

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