はじめに
今回は映画ウィッカーマンの感想ならび、ゲームコミュニティサイトにおける村社会の側面を書いて行ければと思います。
なので文章も記録風に書いてみました。
※あらかじめ、だいぶ誇張して書いている部分がありますのでご了承ください。他意は無いです。
開拓村へ訪れたひとりの旅人
三国志大戦の公式コミュニティサイト「桃園」その1番最初の作成日時をみると2017/01/13 11:40
かつて旅人だった村民が書いている投稿が2025/07/20
そう考えると村へ来てから8年の月日が流れたことになる。
旅人の最初の投稿を見直してみると作成日時:2017/06/20 23:34
この桃園村ができてから約半年後に投稿されているようだ。
半年ROMれ
それは古のネットスラング……。
某掲示板で初歩的な質問や、初心者特有の行動を取った人に対し「お前は空気が読めてないから、一旦書き込まないで場の雰囲気をつかめ」
村へ訪れた旅人は、まず見る事に徹した。半年ほどこの桃園村の中を観察しながら、人の流れ、会話を読んだのだ。
間違っても国家権力を使用して村民を従わせるようなことはしない。
まずは、ごろりと様子を見た。
すると見えてきたのがやたらゲームに対して異常に意識の高い者、上から目線で攻略を語る者、等々……。
な、なんだこいつらはゲーム脳か?(違う!)
これはどういうことなのだ?
旅人は困惑した。
彼らの情熱は何処から来るのか?
何に駆り立てられているというのか?
自分も同じゲームをプレイしている……はず?
桃園の紹介文に一緒に楽しめる仲間を桃園でみつけてと書かれているはずだが……。
こんな人たちと一緒に楽しめていけるのかしらん(ゲゲゲ風)
後に知ることになるティミージョニースパイク理論。
それは彼らなりのゲームへの接し方、楽しみ方だったのだ!
つまり、普段からゲームに触れ慣れていない者からすれば、そこは異質な空間に見えたのかもしれない。
ゲームに限らず、外界から見たコミュニティの文化というものは時に異質に感じられることが多いのだ!
「時は来た、我が覇道、今こそ驀進せん!」
とは言わないものの(*゚∀゚*)
初めての投稿をドキドキしながら投稿した旅人は重い腰を下ろすことができた。
ここから長い開拓村での暮らしが始まった。
その時期あたりから村人は徐々に増えていき、様々なタイプの村人、人口も増えていくこととなる。
当然、人が増えれば人々同士のいざこざもあった。そうした大小起きる出来事を経験しながら村は大きくなっていった。
旅人が村民に変わる瞬間
数年、穏やかに村で暮らしてきた頃、新しく移住してきた人々がいた。
今ではどうということもないが、急に現れて、村の宝(称号)が欲しいといい、村の中で投稿を乱立さ始めた。
なんだこいつはいきなり現れて?
称号が欲しいだけ?!
なんて身勝手な奴だ!
やっちまえーやっちまえー(怖
穏やかじゃないですね(*゚∀゚*)
この穏やかじゃないという感想こそが旅人が村民になった瞬間なのかも知れない。
気づかないうちに君は村民になってしまったのだ!
声には出さない、無自覚であっても外にいた人間がコミュニティ側の人間になった瞬間というのは、こうした些細なことから始まるのかもしれない。
結局、村の宝(称号)だけとって村から姿を消した人間もいた。
これは大戦組という村でも起きている現実だ。村民として定住しない人間もいるのだ。
村民側からすると、なんだよ村の宝(称号)が!
結局よそ者だったってことだよ!
許せん!
やっちまえーやっちまえー(怖
穏やかじゃないですね(*゚∀゚*)
こうした意識はリアル村社会のほうがもっと深刻なのである!
本当に事件が起きたり、社会問題として取り上げられたりと。
歴史が証明しているのだぁあああああ!!(魂の叫び)
※再度、他意はありません。村社会の感情ということで、ここでは分かりやすく誇張して書いています。
「俺たちを創った奴はこう考えた 色んな奴がいた方が面白いってな」
いろんな村民、村へ訪れる人がいるわけです。自分の一存でそうした誰かの行動を制限する権限は無く。
あるとすれば村を作った神(SEGA)だけが法を持ち、裁けるのです。
(ウィッカーマンぽくなってきたな(*゚∀゚*)
人が神を作ったという言葉があるけれど、おそらく人間同士のルールでは限界が来て、人を超越した存在を作ることによって調和を保とうとした……。
神や信仰という概念はそうした事柄からも生まれてきたのかもしれない。
限界桃園村(おい!)
現在はだいぶ村民も減ったが、私は元気です(*゚∀゚*)
時の流れと共に過疎化したゲームは他にも多くある。
この村もそうした一時の幻……。
事象の一つにすぎないのかも知れない。
END
最後までお付き合いいただきありがとうございました🙏
ウィッカーマン
ここからは映画ウィッカーマンの感想となります。
あらすじ
スコットランドの西にあるサマーアイ島にハウイー警部の軽飛行機が着水する。
行方不明になった島の少女を探してほしいという匿名の手紙を受け取った彼は、単身、捜査にやって来たのだ。
島を統治する領主を崇める島民は、キリスト教普及以前のケルト宗教生活を送っていた。
厳格なキリスト教徒の警部は島民の得意で淫猥な風習に嫌悪感を抱きながら捜査を進めるうちに、少女は島の宗教儀式の生贄として
殺されたのではないかと疑い始める……。
DVDパッケージ背面より抜粋
ちなみにですが、調べてみたらウィッカーマンはいくつかのバージョンがありまして、上映時間の違う、いわゆるディレクターズカット版、完全版などがあったりします。
今回、自分が購入したのは劇場公開版で88分のものとなります。ディレクターズカット、完全版などは99分と長かったりします。
感想
アゲタテさん推薦映画ということで視聴しました。視聴する年齢によってもかなり印象の異なる作品かなと思います。
自分も以前からストーリーは知っていたのですが、やはり文章と映像では映画の印象が全然違いました。
アゲタテさんが若く、多感な頃に見たのに対して、現在の自分は人生半ばに近い年齢なので若い頃に会いたかった作品ではあるかなと思いました。そういう意味ではアゲタテさんは幸運なのかも。
というのもカルト映画。ホラー映画といえばホラー映画なのですが……。
自分の中でのホラージャンルとしては、現代でいうところのモキュメンタリーに近いかなと思いました。
あくまでも自分の印象よ!
ウィッカーマンは1973年の映画なのですが、現代においてのモキュメンタリー映画と言われても遜色ないと思いました。
フィクションをドキュメンタリー風に撮るのがモキュメンタリーの手法で、古いホラー映画だとブレアウィッチプロジェクトがこの手法をとっています。
余談だけど、ハンディカメラ1台あれば撮れる。画質が粗いほうがリアリティ感が増す。かなり低予算で元が取れる。
個人でも作れるので制作側からも人気のジャンルだったりします。
この手の作品で近年、映像作品だとドラマ、イシナガキクエを探しています(2024)
小説なら桃園でも自分が紹介した近畿地方のある場所について、変な家などがあります。
その上でウィッカーマンを比べると映像がすごい牧歌的で島でのドキュメンタリーを撮っている感じにも見えました。
主人公に自分たちが何をしているか島民も親切に教えてくれるし、アゲタテさんが魅了された劇中歌もミュージカルっぽくて、奇祭に向けた村の日常風景を切り取っている感もあります。
で、何より視聴後、自分でも驚いたのですが、村民視点で映画観ていたんですよ(*゚∀゚*)
上記の桃園村ではないですけど、よそ者が入ってきて国家権力を行使しているようにも見えました。
警官であり、キリスト教徒でもある主人公の設定上致し方ないですが、もうちょっと柔軟に対応していればなぁ。
機転を利かせることもできたんじゃないかな。
作品が英国。視聴する側も英国、キリスト教圏の人なら当時、すごいショックを受けた作品だと思います。しかし、自分は主人公の行動にイライラしていました。だからこそ、ラストもショックではあるのですが……。
でも映画のストーリー、意図としては視聴者に主人公を愚か者に見せるという時点で成功していているんですよね。
見終わって自分はまんまと作品の術中にはまったわけです。
考察~感想の続き~
あくまで個人の考察なので制作者の意図と外れているかもですが。
「今年は凶作」だという領主の言葉には主人公への怒りも感じられました。
作中、主人公を認めているふしもあって、おそらくだけど別のルートもあったんじゃないかな?
基本的に性におおらかな島だから主人公が受け入れていれば、例の扉を開けて隣の部屋へ行っていれば意外とすんなり受け入れてくれた気もします。
劇中歌も主人公を誘う歌詞が多いし、歌うタイミングも(*゚∀゚*)
何よりも例の扉を開けるというのは、主人公が自分の性を解放し、自身の信仰をもすてることになるんですよね。
一度、自身の宗教価値観が死にたえ、新たな信仰を受け入れる。そういう意味では主人公の再生とも取れる行為になるし、島の教義とも合致すると思いました。島民達は自分たちの側に来てくれた主人公を歓迎したと思います。
何よりもこうした閉じられたコミュニティというのは「新しい血」が求められることがしばしあります。島の人口や労働の担い手を考えるのならば領主は定期的に新しい血を入れていたのではないかと思いました。
もう少し書きたいけどネタバレになるのでここまで。
劇中で描かれていない島の外にある恐怖
少しネタバレですが(おい! 書かないんじゃなかったのか!)
どうやって主人公の事を調べたんだろうね?
警官のパーソナルデータを知るってただ事じゃないよ。
案外、領主の一族は財界、政界にも通じていて島の外でも強い影響力を持っていたんじゃないかな?
作中で領主を演じるクリストファー・リーが怒る場面はあっても、焦る場面て一度も無いんだよね。
そう考えると別の意味で怖いです。
ホットファズー俺たちスーパーポリスメンー
あらすじ
ロンドンでエリート警官として、逮捕率400%を誇る驚異的な実績を上げていたニコラス・エンジェルは、その優秀すぎる能力ゆえに組織内で妬まれ、穏やかなすぎて一見犯罪が全く起こりそうには見えない田舎の村のサンドフォードへと左遷される。
活発な都会から来たニコラスはなかなかなじめず、どこかトロいがお人好しの警察署長の息子で警官のダニーと相棒を組まされる。
やがて、田舎の村を揺るがすような不気味で残虐な一連の事件が発生!
ニコラスがロンドン時代に得た方法で独自の捜査を始めた結果。
サンドフォートは見た目ほどには、のどかな場所ではないのかもしれないことに気づく、だが、このことがサンドフォードを揺るがす壮絶な闘いの火ぶたが切っておとされるきっかけになるとはニコラスでも知る由はなかった……。
BDパッケージ背面より抜粋
刑事コメディ映画(ブラックジョーク&サスペンス。アクションもあります!)
上記のウィッカーマンを見た方でホットファズを観たことない方に、ぜひ観ていただきたいと思います。
ホットファズは、もともと自分の手元にあった作品でして、監督が参考にした刑事映画もいくつか持っていたりします。
しかし、ウィッカーマンは手元になかったんだよね。
アゲタテさん推薦ということもあって、よく調べたらこんなつながり(下記)があったのかと購入を決意しました。
ウィッカーマンを見た後で久しぶりにホットファズを見て楽しさが倍増しました。
ありがとう!
お勧め注目ポイント!
ウィッカーマンでハウイー警部を演じたエドワード・ウッドワードが、今度は村人側で出てきます(?!)
役名はトム・ウィーバー。劇中で探してみてね。活躍を見るとたまげることになる🐘
監督のエドガーライトも狙って配役をしたんだろうな。ウィッカーマンも意識したらしいし。
ぜひ、ビールを飲みながら観てください!
いやー映画って本当に楽しいですね♪
あなたの心には何が残りましたか
さよなら、さよなら、さよなら
最近、こんなオチばかりで🙏
好きだからしょうが無い🙏
再見
えーっ、よく分かりませんが、桃園村住人はハンマーで顔面をぶっ壊されて、熊の着ぐるみごと燃やされるんですね…(ウィッカーマン未視聴、ミッドサマー勢)
後半の刑事映画はまったく知らない、アゲタテさんはマニアなのか?
ぶりんこさんコメントありがとうございます
ウィッカーマンは元祖ミッドサマーと呼ばれているカルト映画で有名な作品のようです🐘
ミッドサマーの監督もウィッカーマン好きな映画に挙げているというので、当然意識していると思います。
アゲタテさんも数、観てると思いますが、視聴映画がどれもピンポイントで刺さる系統の映画なのがすごいですな。
本当に観る映画選んでみている気がします。
ホットファズはお勧めの映画なので、機会があればご覧ください♪
詳細なご感想をありがとうございます(*´▽`*)桃園村の村社会w
やっぱり村民視点になっちゃうんですよね!ハウイ警部の教順ifも見てみたい気がします( *´艸`)
本当に楊狐さんの考察が深いッ!!再視聴したくなりました。
ホットファズは未視聴でして…あらすじ的にはブラックジョーク成分を感じられないのに、作りが巧いんでしょうね!是非観たいと思います٩( ''ω'' )و
アゲタテさんコメントありがとうございます
桃園村は誇張して面白く書いてみました(*゚∀゚*)
ウィッカーマンはスルメ映画というか、今後も何かの機会で見たくなる映画になると思います。
映画というのは1度目の視聴では気づけなかった部分や見るときの年齢によっても印象が大分変わるので、ホットファズも今見ても楽しいのですが、楽しさのベクトルが違っていました。
ぜひ観ていただいて、今度はアゲタテさんが感想を書いていただければ、あるいはアフター雑談で!
コメディ調である分、こちらの村の方が邪悪かも知れません(*゚∀゚*)
お楽しみに!