趙雲がイケメンになった訳

趙雲は、言わずと知れた蜀の古参武将。

そして『三国志演義』では、関羽・張飛・馬超・黄忠と並ぶ五虎大将軍の一人とされています。



この趙雲、横山光輝氏の『三国志』での容姿は





ガッチリとした体型で実直な感じです。


ところが、本宮ひろ志氏の『天地を喰らう』では





切れ目で長髪が似合う容姿となったのを契機に



中国の歴史ドラマ『三国志 Three Kingdoms』（2010年）や






『三国志　趙雲伝』（2015年）では






と言った具合に、完全な「イケメン役」として設定されています。



ではなぜ趙雲はイケメン役となったのでしょうか？


それは、五虎将のキャラ被りを防ぐ為だったと有力視されています。


具体的に、趙雲以外の五虎将のキャラは


関羽：長男坊で筆頭格、「美髯公」と名付けられる程の髭がトレードマーク

張飛：次男坊で粗暴だが義理人情に厚い

馬超：曹操への復讐に燃える若大将

黄忠：「老いて盛ん」の言葉で称えられた老将


として、既に固定化されたのです。


そこで、本宮ひろ志氏は趙雲を、他の五虎将とは被らないイケメン役として設定したのではないかと言われております。




しかし、趙雲は先述の通り、蜀の古参武将。

なので、成都の武候祠博物館では、黄忠と並ぶ老将扱いとされています。





以上となります。

次回の投稿ネタは、来週の三連休に東京に行くので、その出来事となりますね。

今日の大戦で証が自己最高の107となり、意気盛んで楽しみです！