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義侠の軍師・徐庶元直伝

by
うさまる
うさまる
曹操と袂を分けた劉備
今は客将として荊州刺史劉表の元に居た。
劉表からは篤い信頼を得ていたが、逆に自ら地位を危ぶむ家臣の蔡瑁から命を狙われる事となる。

蔡瑁の刺客に襲われ逃れた劉備が山中で出会ったのは、司馬徽という学者だった。
関羽、張飛、趙雲のような豪傑を従えた貴方が、蔡瑁のような小人の奸言に追われ時をいたずらに過ごされるのは知者に乏しいからだ」
その時より劉備は軍師を求めるようになる。


そんな折、劉備単福と名乗る男と出会う。
単福劉備が乗る「的廬」が凶馬であるのを指摘した。
その事は既に劉備も承知していたが、立派な体躯の的盧は劉備に必要な馬だった。
「ですが災いを避ける方法があります。
家臣の誰かに馬を預け、その者に災いがあった後に自分の馬にすればよい」

それを聞いた劉備は不機嫌を露にする。
「部下の不幸を薦める者とは話したくない!」
それまでの飄々とした態度から単福は表情を変えた。
「お許しください。私は貴方を試しました。
私の愚策を真に受ける人物であればこのまま去ろうと思っていました。
徳の人として名高い貴方ならば、そう応えてくれると信じてました」
その日より単福は軍師として劉備と行動を共にするようになる。


袁家残党征伐に一段落着けた曹操は南方制圧に乗り出した。
曹仁率いる三万人の軍隊が迫りくる。
対して、戦の経験浅い劉表軍の代わりに盾とされた劉備軍は二千人しか居なかった。

この戦で単福の才が冴えわたる。
曹操が授けた秘策『八門金鎖の陣』を打ち破り、更には曹仁が留守にしていた城まで乗っ取ってしまう。


まさかの報告をうけたは曹操は驚きを隠せなかった。
それまで武力一辺倒だった劉備が優れた軍師を得た事を知る。
単福とは何者だ?」
曹操軍参謀程昱は知っていた。

単福~本当の名は徐庶
潁川地方では名の知れた人物だったが、友の敵討ちを助太刀して役人に追われる事となる。
名前を隠し諸国で剣技や軍略を教え渡り歩いていた。
唯一の心残りは故郷に残してきた母』


曹操徐庶の母親を都に招いた。
「貴女の息子は漢王朝に弓を引く劉備と共謀している。我らの元に来るよう説得していただきたい」
だが気丈な母は言い放つ。
劉備様こそ帝の忠臣。漢王朝の逆臣は曹操様。貴方じゃ」

激昂する曹操をなだめる程昱は耳打ちした。
「あの老婆には利用価値があります。私にお任せください」

その後曹操徐庶の母を手厚くもてなすようになる。
恩を感じた徐庶の母はお礼の手紙を書く。
それこそ程昱が待っていた物だった。
その筆跡を真似て手紙を偽造した。
徐庶よ。今私は曹操の元に居ます……………」


母から「会いたい」と言われた徐庶は熱い想いを断ち切る事が出来なかった。
たとえそれが偽手紙で罠だとしても、母が曹操に囚われているのは確か。
自ら素性を劉備に明かし、いとまごいを懇願した。

当然ながら劉備家臣は徐庶曹操の元に送る事に反対。
「いずれ曹操は母親を殺します。
そうなれば復讐を誓った徐庶は我らと共に戦い続けます」

これに対して劉備は一喝
「行かねば殺されると分かっていながら徐庶を引き止めたのでは、私が曹操に母親を殺させたようなものではないか!」


別れを惜しむ男達。
そこで徐庶劉備にある男と会うよう進言する。
「その者の名は諸葛孔明
必ずや劉備殿のお役に立ちましょう」




都にて息子と再会した徐庶の母は驚く。
そして偽手紙の為に徐庶が君主を捨ててきてしまった事を嘆いた。
「私さえ生きていなければこんな事にはならなんだのに…」
国の未来、そして何より息子を愛した母は自ら命を絶ってしまう。
悲しみに暮れる徐庶は歴史の表舞台から姿を消した。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前回投稿してから中々文章がまとまらずにいたのですが、今日中にアップしなければならなくなってしまいました。

何故なら!!

祝!徐庶伝実装!
まさかの展開にビックリしました。
コロナのせいで三国志大戦から離れてしまい対戦復帰が怖かったのですが、まず何をやるのか決まりました!
またゲーセン行ける時が来るのが楽しみです(o´∞`o)
更新日時:2021/09/15 00:15
(作成日時:2021/09/14 23:41)
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コメント( 6 )
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うさまる
うさまる
9月15日 17時3分

>Chaosさん
俺自身が一番驚いてます(運営の人間だったらフライングでネタバレとかやりませんw)
もし劉備陣営に徐庶が残っていたら…?
三国志好きなら一度は妄想しますよね。熱いifストーリーもありそうですね。
三国志大戦3のSR徐庶カッコ良かったなぁ…

Chaos
三彰子文
三彰子文
9月16日 19時57分

預言者うさまるさん

うさまる
うさまる
22時間前

>三彰子文さん
次に追加されるのは曹彰伝です(根拠全く無し)

三彰子文
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