呉はなぜ蜀を裏切ったのか

ゲーセン行ってなくて書くことがないので、
適当な話でも

呉はなぜ蜀を裏切ったのか？
関羽が陸遜と呂蒙に討たれちゃったあたりの話ですね。

理由はいろいろあると思うのですが、
・そもそも蜀は「益州をとったら荊州を返す」といっていたのに守らなかった
・荊州の防衛力が低すぎて攻めないともったいなかった
・婚姻同盟がだいぶ前に解消されていた
・孫権様、戦争をするのは好きなんだけど、どうもその後の展望が割と適当である
・呉は中央集権ができていないので、戦争したい人がいると止めにくい

とか、要因はいろいろあると思うのですが、
個人的に一番大きいと思う要因は
「呉はその時、すでに魏に征服されていたから」
だと思います。

三国志演義ではスルーされているのですが、呉は魏との戦争に負けて、すでに魏の臣下になっているんですよね。
でもなぜか、曹操様が呉の統治権を孫権様から奪わなかったので、
いつでも簡単に独立できるという、甘すぎる状況でした。

そんな緩い、魏からの統治ではありますが、
魏の臣下である以上、蜀と魏が戦争している最中に、魏の味方をするのは普通。
というか、当然では・・・？

ただ、その後、呉は魏から独立することになるので、
荊州をとったことがプラスになっているかは微妙なところ。
ただ、荊州を魏に渡さずに呉の領地に組み込んだのはやり手だなと思います。
もしかしたら、独立する原動力の一つになっているかもしれませんね。

蜀は関羽と荊州を失って痛手。
ウキンとホウトクを失った魏も痛手（ウキンの直接の死因は曹丕の嫌がらせ）なので、かわいそうではありますし、
上手く漁夫の利を得ましたね。

ただ、その後の三国志の流れを見ると荊州に
蜀がいなくなったことが、呉にとってプラスに働いているかは微妙なところ。
劉備の死後再び蜀と同盟を結んだ後に連携しての作戦がとりにくくなっていますからね。

孫権は「その時々の戦争に勝つことには有能だが、長い目で見て、戦略を立てるのは下手」
という感じに見えるのもしょうがないところ。

そもそも論として、普通に魏が中華統一してくれて、呉の長官の位置に収まったほうが結果的に幸せだったような気はするんですよね（蜀もそうだろということにはなってしまうのですが）