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『個人経営のゲーセンを作る夢の話』第2話

by
四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
コロナ禍も相まって次々閉店するゲームセンター。
 
そんな中で、誰しも思う、『自分で個人経営のゲーセンをやってみたい』と言う夢。
 
その辺を掘り下げながらも細かい部分は専門知識がある有識者からのツッコミを頂きながらも話していこうかと思います。
 
第2話は、実際にお店を作る場合どの位のお金がかかるか、これを話していきます。
 
 
まず、どんなお店にするのか。
 
ここは皆様思い思いの店舗があると思います。
 
立地も、昔だと駅前が鉄板でしたが、地方だと、主要道に面した広い土地に駐車場込みで立っているお店もあります。
パ○△×□▽屋の形式に似ているのかしら。
 
京都の有名なお店で、惜しまれつつも閉店した七条のキングも、一階が同名のパ○△×□▽屋でした。
四条河原のアチョーも、一階はパ○△×□▽屋のオメガです。
 
このような、パ○△×□▽屋が母体で並行してアミューズメントも手掛ける形が多いんですが、
そう言うノウハウから、店舗構えも似た作り方になるのかも知れません。
 
 
今は斜陽と言われるゲームセンター。
しかし、この職種もまだ実入りがある部分がありまして、
それは、『大型ショッピングモール等、商業施設のテナント』として入っている店舗ですね。
 
こう言ったお店は、買い物などで来たお客がそのまま流れてくるので、
本来のゲーセンとしての集客力とは別にお客が来店するのが強みです。
 
また、ゲーマーの様な、目的を持って来店する客とは違い、
買い物に付き合っているお子さんや旦那など、暇をもてあそばしてる人がとりあえず時間を潰すのに利用したり、
待ち合わせ場所に使ったり、
目的は様々ですが、とにかく人が来ると言うことが大事。
 
なので、ラインナップも、プライズやメダル、スロットなどが中心で、
ゲーマー好みのゲームは少ないのが現状ですが、アミューズメント業界の売上げは、こう言ったテナントがかなり締めていると思います。
 
滋賀県でも、草津のイオンや、一時は廃墟と言われた守山ピエリには、モーリーファンタジーが、
自分のホームのレジャラン近くの商業施設大津テラス(旧パルコ)にはサードプラネットが入っています。
 
余談ですが、旧パルコ時代はタイトーステーションでした。
滋賀県唯一のタイトー直営店でした。
 
こう言う商業施設のテナントは、流石に賃料も高いのですが、
ゲーセン側が頭を悩ませる『駐車場』問題は、併設してある大型ショッピングモールの駐車場をそのまま利用できるのがメリットです。
 
デメリットは、商業施設の閉店時間に合わせて閉める場合が多いので、営業時間が短くなる点です。
 
まあ、これは三国志大戦等を嗜むプレイヤーの苦悩と言えますが、お店を経営する側からは問題ではないでしょう。
 
 
では、ようやく自分での店舗を構える場合。
 
これは大体、テナントを借りる場合、許可申請の代金は置いておいても、
賃料の3か月分位が敷金としてあり、
また、3か月位は内装や電気工事、筐体の搬入、許可申請などでかかるので、スタートまでは賃料の半年分が先ずかかりますね。
場合によってはもっとかかりますが、
まあ、適当に考えても、家賃50万なら、✕6ヶ月で300万は、なにもしなくてもかかってくる訳です。
 
それに筐体を購入したり、従業員を雇って指導したりと、諸々かかってきます。
 
では逆に、テナントでは無く、駐車場込みの土地付きで店舗を新設した場合。
 
具体的に知り合いのお店を例に出すと、
まだ南草津駅が出来て間もない位に、
あの近辺で、駐車場20台分位と一般的な店舗(二階建てで、地方の一軒家よりやや大きい位の広さ。60坪位。地方のゲームセンターの平均的な大きさ)で、
土地代、店舗建設費が大体3億円位だったそうです。
 
その際は、まあ、社長の理念も色々入っていて、併設してテナントを入れる店舗も備えて、家賃収入を得ながら集客効果も担う。
当初は中古ゲームショップでしたが、後にラーメン屋が入り、立命館大学も近いことがあって、かなりの居心地良さになりました。
 
アミューズメントと飲食は両立すると言うのが結構定番な考えとしてあるのですが、
例えばディズニーランドは、中にレストランがありますね。
映画館もポップコーンやドリンクを提供してますし、カラオケでも同様に軽食を出すようにしています。
 
レジャーを楽しむ場合は利用者が長時間滞在すると食べ物や飲み物を提供する事も考えなければならないと昔から思っています。
 
このお店も、店内に喫茶コーナーを使って、奥さんを衛生管理の資格を取らせてカレーなどの軽食を提供してました。
後にラーメン屋か入った事で無くなりましたが。
 
個人経営店ならではの考え方で、最初は、ビリヤードなどを置いていましたが、それも無くし、ネットカフェコーナーを併設し、その近辺のゲームコーナーだけはねかふと同じく24時間営業にしてたので、コアな大学生ゲーマーが入り浸る人気店になりました。
 
 
経営手腕としては何でもやっていく社長のスタイルもさる事ながら、
社長自身がゲーム好きではなく、あくまで商売人としての着眼点があったから、変なこだわりを入れずに上手くやっていけたように思います。
お店を畳むときも判断が早く、今では老後を楽しんでいるみたいです。
 
 
 
では今回はこの辺で。
 
次はまた、別の個人経営店の話をしていきます。
ゲーセン店員を辞めて、地方のゲーセンを買い取って新たに始めた方の話などをしていきます。
 
 
 
作成日時:2021/01/22 10:29
カテゴリ
雑談・雑感
コメント( 4 )
4件のコメントを全て表示する
四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
2021年1月22日 10時49分

( ´・ω・)y-チんコがだめとは世知辛い

そら
そら
2021年1月22日 19時12分

この企画おもしろい!次回も楽しみです

四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
2021年1月22日 22時7分

>そらさん
ありがとうございます。自分は桃園では異色の記事ばかり書いてます

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