【連載～大戦の武将が乗ってそうな車～】　　　#3　関羽（武神／鬼神）×日産・GT-R(R35/R35 NISMO)

「もし大戦の武将が車を持っていたとしたら何を選ぶのか？」

という妄想からスタートしたこの企画、今回は
前回の忠義関羽から引き続き、クルマが持つ
「つながり」を三国志大戦の世界とリンクさせて
いきます。

それでは参りましょう！



今回取り上げる武将は

武神・関羽（第1弾・蜀）
鬼神・関羽（第1弾・魏）

車は

日産・GT-R(R35)
日産・GT-R(R35 NISMO)


です。







◇解説
～R35は
「万人向けスーパーカー」～
まずは武神関羽の方から。


R35は
・誰でも
・どこでも
・いつでも
乗れるスーパーカー
というコンセプトで生まれたクルマです。

スーパーカーと言えば、
・値段高すぎィ！
・レースはいいけど街乗りはイマイチ
・天気や気温で大きく性能が変わる

これがスーパーカーの常識。
それをひっくり返す！ってことですかね。

確かに、発表当時の最低本体価格は777万円。
スーパーカーとしてはかなりお値打ちです。
※余談ですが、2007年の発表から毎年値段は上がり続け、
2020年現在の最低本体価格は1082万円～となっています……
どこ行ったコンセプト

そんなお手軽そうなキャッチコピーで登場した
このR35、扱いやすいように性能もそこそこ……

ではありませんでした。

販売開始からわずか5ヶ月後、ドイツにある
とても有名なクルマのテストコースで、R35は
当時の量産市販車最速記録を樹立。
分かりやすく言うと、その時点で売られていた
全世界の量産市販車で
突然1番速いタイムを叩き出した
ということになります。

面食らったのはスーパーカー界西の雄、
ポルシェ。自社のクルマも同じテストコース
（「ニュルブルクリンク」と言います。これから先も
たまに出てくるかも）
で鍛えているポルシェは納得がいきません。

「記録用に特別なパーツ使ってない？」
と異議を申し立て、
サーキットの外でバトルが勃発
する騒ぎに。
この騒動は結局、お互いが持つ「事実」を
突き合わせても説得力のある答えが出ず、
双方痛み分けとなったようです。

◇選定の理由
最初に忠義関羽＝R32で作ったので、忠義が
R32なら、今Verの武神関羽はR35になるかなと。
全体的に細身だったR32スカイラインと違って、
ボディがどっしりしてるところはさらに
関羽っぽいですね。3コス征圧4槍の存在感。
もっと言えば、武神も
能力が高くて扱いやすいカードの筆頭。
外見も性能もかなりしっくり来た感覚で採用を
決めました。





◇解説
～R35 NISMOは
「素人お断りスーパーカー」～
お次は魏関羽（咆哮）。


簡単に言いますと、
・誰でも
・どこでも
・いつでも
乗れるスーパーカー(R35)を

・ザコはやめとけ
・サーキットで乗れ
・街乗りとか知らん
的なガチガチのスーパーカー
にチューニングした車。

名前にあるNISMOというのは、日産の
レース関係全般を担当してる子会社です。

当然、いかに速く走るかのためだけに調整
されているので、街乗りだと乗り心地は
最悪らしい。
その代わり、ただでさえ速いR35が
本物の化け物カーに。

「R35をチューニングする」
「チューニングするとどうなる？」
「知らんのか」
「クソ速くなる」

◇選定の理由
・唯一つの目標のために他を犠牲にする
・元は同じ物／人なのに、目的のために
　これだけ性格が変わってしまう

という武神関羽・魏関羽の関係性を
R35/NISMOで表現したかったわけです。

真っ黒ボディに映える赤の差し色も
赤兎馬っぽくて素敵ですし、魏関羽の方が
火力も難易度も高いじゃないですか。
その昔刺さりまくったからではない
強いけど扱いは難しいっていうところも
ピッタリだなと。



以上、車好きな方もそうでない方も、お楽しみ
頂けましたらこれ幸いです。
また次回お会いしましょう！