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イラストファンミーティングレポート(14日編)

by
ettol
特イベ
特イベ
ettol
12月14日と15日に開催された三国志大戦イラストファンミーティングに両日とも参加してきました。
大阪開催に引き続いて参加し、今回も非常に楽しめたイベントでしたので、記憶とメモ帳を頼りにイベントをレポートしていきたいと思います。

※記憶とメモ帳頼りなので、抜け・意味合いの違い等はご容赦ください。


14日

朝5時に起床し7時の新幹線に飛び乗り、11時頃に大崎に到着
前日はドキドキで中々寝付けませんでした。

本日の参加イラストレーターは
一徳先生
黒葉.K先生
ニシカワエイト先生

司会:クロイワザリガニさん
解説?:サトウさん(SEGA開発スタッフ、イラスト発注や義勇ロードのシナリオ作成を担当)

12時に会場とのことでしたが、早めに到着したので、ロビーのタリーズで一服
会場受付開始と同時に並んだので大体7人目に受付して会場に入れたでしょうか。
席に指定はないので、A席の中でも最前列を確保するために小走りで移動

友人となんとか最前列を確保出来ました。


イベントの進行はおおよそ大阪の時と同じで

〇3名の紹介(経歴、プライベート写真公開、大戦シリーズ初めての武将イラスト紹介等)
〇ライブペインティング開始
〇ペインティング中に、SEGA開発スタッフサトウさんへの質問コーナー
〇ライブペインティング終了
〇ゲスト3名への質問タイム
〇ゲスト3名のサイコロトーク
〇イラスト制作過程の紹介
〇サイン会

〇経歴と写真
一徳先生
・大戦との出会いはmixiのコミュニティでSEGAスタッフに何故か誘われたことが切っ掛け
・写真:綺麗な机と資料が沢山入った本棚

黒葉.K先生
・元々は結婚式の記念アルバムの編集などをしていたが、いつかイラストの仕事をしてみたいと考えていた。
・漫画アシスタントを経験した後にイラストレーターへ
・ちなみにアシスタントをしていた漫画はジャンプに連載されていたらしい
・写真:かわいい玩具が沢山ある机

ニシカワエイト先生
・サイバーエージェントでお仕事
・チャンピオンでも連載をしていた
・戦国大戦のイラストコンテストで自分の描いたイラストを実際に使いたいという熱い思いから投稿
・写真:仕事場→パンケーキ→夜景
 ニ「この写真に僕の人生が詰まってる感じしません?仕事しておいしい物食べて、家からいい景色を眺めるとか最高」


〇大戦シリーズでの初作品
一徳先生
・大戦1の董卓
 一「まさに魔王という感じで書いた、最初は女性の布が無かったりしました。」
・質問:特に思い出のある武将は?
 →一「徐庶と司馬懿かなぁ、この二人が描きたかった。徐庶の髪型は大好きな横山三国志のリスペクトです」
 →一「陳寿が結構面白く出来たかなぁと思ってる。アーケード版は陳寿が思い描く理想の姿で、ぽけっと版が締め切りに追われる現実の姿という感じ」
・一「キャラクターを描いてる時はこれだ!と任せられる顔のパーツが出来ると後は描きやすいですね」
サトウさん「一徳先生のイラストはキャラクターの性格が非常に分かりやすく、声があてやすいです。このキャラの声は少し高いだろうなとか」

黒葉.K先生
・戦国大戦の織田信勝
 →クロイワ「この織田信勝は今でも計略台詞が鮮明に思い出せますねー」(会場頷き)
・質問「SEGAからイラストの依頼が来た時の感想は?」
 →黒「すごいビックリした、どうやって私を見つけたんだろうと不思議に思いました。とりあえず依頼されたメールを一晩おいて、次の日改めて見てほんとうだーと驚いた」
・質問「今、この織田信勝のイラストを見てどうですか?」
 →黒「丁寧に丁寧に、がんばったなーという感じです」
・質問「今までで印象に残ったイラストはなんですか?」
 →黒「嬉しかったのは初めてのSRだった北条氏政」

ニシカワエイト先生
・pixivのイラストコンテストで投稿した前田慶次
・元々戦国大戦をプレイしていたが、自分の描いた武将を使ってみたいと強く思い投稿した
・上杉家登場のバージョンに合わせて、採用されやすいだろう前田慶次を描いた。カットインでどうイラストが見えるかを考えてた。
・質問「今、この前田慶次を見てどうですか?」
 →ニ「未熟だけどカード化への熱意は凄く感じる。一人のプレイヤーとして書いた感じですね」
・質問「今までで一番思い出がある武将は?」
 →ニ「やっぱり劉備ですかねぇ、劉備が一番」
・質問「自分で一番好みのカードはなんですか?」
 →ニ「あれですかねー、まだ発表されてない奴」
  サトウさん焦る、「ニシカワ先生まだ非公表なので・・・」
  ニ「だとしたら夏侯恵ですかね?可愛い系のキャラクターも描けるんだなぁと」

〇ライブペイント開始
ここで紹介等がトークが終了し、いよいよライブペイントへ
ライブペイントで描かれた武将等は公式ツイッターでも発信しておりますので、そちらを是非チェック!

40分のライブペイント中はサトウさんが中心になって参加者からのキャラクターへの質問コーナーが開始されました。
大阪の時とは違い、今回はイラスト発注の仕様書も持ってこられたということで、あのキャラクターのどこまでが発注仕様書で、どこからがイラストレーターのオリジナルなのかが垣間見えました。

・イラスト集であった劉備のラフでは腕に布が巻いてあったけど、完成イラストでは無くなってました。何か理由が?
→ラフは第一段階のものなので、完成イラストと違う事は結構ありますね。

(この後仕様書系の質問が大半なのですが、全部は書ききれてないです。印象に残った部分やサトウさんのコメントを抜粋)
・司馬懿の仕様書を見せてください。
→一族のモチーフはファー、個性的なポーズでお願いします。
・司馬師の仕様書
→目にキャプテンハーロックのような傷を入れてください。
・劉備の仕様書
・諸葛恪の仕様書
・姜維の仕様書
・公孫度の仕様書
 →強いサンタのイメージで戦闘用トナカイに乗ってる感じにしてください。ネットで「つよそう サンタ」で検索した画像を添付してます。
・韓馥の仕様書
・馬承の仕様書
・黒葉.K先生の描いた呂布は他の呂布と比べて少し優しい感じがします。どういった理由なんですか?
 →サトウ「申し訳ないのですが、お答えできません。漢軍で出したという所が理由になると思います。」
  (会場少し動揺)

・淩統の仕様書
 →当初はぽけっと版は違う構図を依頼していたが、一徳先生からのアイディアでポケット版の構図が出来上がった。
  サトウ「一徳先生が出される提案は非常に素晴らしいので、ありがたい」

・朱霊の仕様書を見せてください。後、朱霊が曹操から嫌われているというのは?
 →朱霊は曹操が好きすぎて真似をしてしまう。なので曹操からは嫌われている。そういう描写を義勇ロードに盛り込んでいます。


このあたりで時間をオーバーしつつも全員のイラストが完成。


一徳先生「司馬師と徐庶を、とそれら二人を描いている陳寿と編集さんを描きました。後途中で淩統の部隊の人の声が上がったので急きょ入れてみました。」


(表情が素晴らしい・・・。目元のシワとかすごい・・・(語彙力))




黒葉.K先生は司馬師を描いて頂きました。


(なにこれ、尊い。男なのに惚れてしまうわこんなの・・・)



ニシカワエイト先生「やはり劉備とあとは夏侯恵を描いてみました。いやー、このあたり(劉備の胸とか肩とか)描くのまじ面倒です」



(目元が力強い線で描かれつつも大胆な線で細かく描かれている・・・すげぇ・・・)
(あとニシカワエイト先生絶対夏侯恵好きだな(確信))







〇質問コーナー
・今までで一番時間が掛かった武将は誰ですか?
一「どれも時間がかかったなぁ。サトウさん、むしろどれでした?」
一「あえて挙げるなら太史慈かな、大戦4になって一番新しい武将だったので」

黒「陳琳と曹丕ですねー。キャラクターというよりも背景とかエフェクトとか書くのが大変で大変で」

ニ「もちろん劉備です。多分4か月ぐらいかかったんじゃないかな?」

・これが描きたい!という武将はありますか?
一「女性キャラが描きたいですね、何皇后とか祝融とか」
サトウ「参考に持ち帰らせて頂きます。(メモメモ」
黒「これは甘寧!何よりも一番好きな武将なんですよ!」
ニ「女性武将書いてみたいですねー、後は馬超とか」
→クロイワ「それは前田慶次みたいな感じですか!」


・影響を受けたり、憧れているイラストレーターは誰ですか
一「金田達也さんや、アダムヒューズ、トラビスチャレスト、末弥純、米田仁士、あと草彅琢仁とか」
黒「影響を受けたのはイラストレーターというよりも格闘ゲームSNKのキャラクター。筋肉とかすごい好きです。後は田島昭宇さんとか」
ニ「僕は井上 雄彦さんですね。19歳からイラストを描き始めたんですが、スラムダンクとかバガボンドとか好きでしたねー」

・自分の描いた武将で華装武将を出すとしたらどのキャラのどんな姿を描きたいですか?
サトウ「えー、誰とは言いませんが。今進めてる奴を言うのはなしですよー」
(ということはこの3人の中で誰かが仮装武将を!?)
一「司馬懿ですかねぇ、司馬懿が黒いコートを着て、マフィアのボスっぽく歩く姿とかいいですね」
黒「陳琳が教師をしているところです。最近教師が出たんでしたっけ?科学教師?白衣もいいですね」
ニ「んー、難しいけどあえて出すと夏侯恵が執事服きてるところとかどうですか?」


・大戦シリーズの中で自分以外の武将で印象に残ったカードイラストはなんですか?
一「んー、難しいなぁ」クロイワ「ではニシカワエイト先生から逆で行きましょうか」
ニ「自分だったら山中鹿之助ですね。」
黒「戦国大戦の一番最初の織田信長、今までの信長のイメージとは違った感じで印象的でした」
一「レアエンジン先生の董卓かなー」

ここで質問コーナーは終了

沢山手を挙げたけど当てて貰えなかったよ(;ω; )


〇サイコロトーク
大阪でもやってました、サイコロトーク先生ごとに6つの質問(4~6は共通)が用意されてサイコロで出た質問に答えるコーナー

一徳先生の質問はこちら
①好きな色はなんですか?
②イラストレーターをやっててよかったと思った事は
③みんなにお勧めしたいものは
④ここだけの制作秘話
⑤絵を描く切っ掛けとなった作品
⑥ずばりSEGAに言いたい事

③:海外旅行ですね。海外に行ってみると、あ、やっぱり外の世界にも違う世界や価値観が広がっているのだと感じます」
⑤:あしたのジョーとドラえもんですね。
  子供のころは入院が多く母親が漫画をよく持ってきてくれました。あと紙とペンは用意してくれたので
  あしたのジョーやドラえもんを模写していました。今の自分の絵柄としてはドラえもんの影響が大きいかな


黒葉.K先生の質問はこちら(④~⑥は割愛)
①ペンネームの由来は?
②気晴らしに出かける場所は?
③絵で影響をうけたもの

②:気晴らしの場所という訳ではないですが、最近はリングフィットにはまってます
④:司馬師を描く時にどうやったら「尊大」に見えるかを考えていて、着物のはためきをかなり書き込みました。
  カードイラストでは分からないですけど、あの絵は実はかなり横長になっています。

ニシカワエイト先生の質問はこちら
①好みの(メモが読めない)
②戦国大戦でお世話になった武将は?
③お気に入りの(メモが汚い字で読めない)

(俺はもっと綺麗な字で書けなかったのか・・・・)

⑥:「いやー、やっぱりあれですね。今の三国志大戦になってからカードサイズちょっと小さくなったじゃないですか。」
  「やっぱり戦国の?あの大きさ?あれが丁度いいんで、SEGAさん戻してもらえないですかねー」
サトウ「えー、これは大人の事情によるものなので・・・・。開発にはご意見伝えておきます(汗)」

④:劉備のイラストなんですが、最初はもっと少年という感じでした。そこから直しを進めて行ってヤンキーといった感じなって
  さらに直して今の感じになってます。

ここでどうせなら⑥の質問を全員にやってみようかというスタッフからの提案があり、全員SEGAにズバリモノ申す事に

一「そうですね、SEGAにはもっとひっぱり回してかき乱して欲しい。もっともっと尖がって欲しいですね。私はそれに引きずられてみたい」
→サトウ「そう言って貰えると嬉しいです。所謂SSQと言われるぐらい頑張っていきます」

黒「え・・・・。いつもありがとう。という気持ちですね。」
ニ「で?悪口の方は!?」
黒「!?」

ニ「自分ももう一つ加えるならSRを描かせて欲しいですね。それも滅茶苦茶強くて使用率が凄く高いカードを!自分で使いたい!」


〇イラスト制作過程の紹介
クロイワ「えー、制作過程のラフというのはイラストレーターの先生方にも許可が必要となると思います。恥ずかしいとかありますので。」
クロイワ「ですので、先生方・・・。公開してもよろしいでしょうか!」

一「×」黒「×」ニ「×」
全員董允状態で会場爆笑
(これは絶対ニシカワエイト先生が楽屋で提案したに違いない)

その後三顧の礼によりニシカワエイト先生のお許しが出て、公開することに


一徳先生は徐庶の過程を3段階で見せてもらいました。
ラフ:現在のカードイラストとほぼ同じ構図が既に出来上がっている。元々右目が緑、左目が赤のオッドアイであり、仮面で緑を隠している。
中盤:仮面で目を隠すのを取りやめた代わりに右目を閉じることで魏のカードを表現。同時に蜀を離れる痛みを表現するために赤い棘を背景に加えた。
完成:背景の仮面の左右の色がより強調され、情報量の少なかった背中部分にも書き込みが加えられる

黒葉.K先生はぽけっと版陳琳を公開
ラフ:この時点でおおよその構図が既に完成している。
中盤:細部が書き込まれ、もうこれ完成なんじゃないかと思う程。
完成:文字が浮き出るエフェクトが全て追加される。

一「あのイラストの文字って漢字なんですか?」
黒「いえ、漢字っぽいイラストなので、文字にはなってないんですよ」
サトウ「何かの文章にしてしまうと、どうしてもそちらに目が行ってしまうので、あえて文字にはしないようお願いしました。」

ニシカワエイト先生は劉備の制作段階を公開
ラフ:どちらかというと少年ぽい顔つき
中盤:表情を少し変える。それでも先生が言うにはヤンキーに成長した感じ
完成:中盤からは腕の筋肉を見せたり、目元に下まつげを追加して、当主の風格を持たせるようにした。

サトウ「いやー、やっぱりこの劉備いいですねー(うっとり」


そんなこんなでイラストファンミーティングを終了となりました。

最後に先生から感想が
一「やはり人と会話するのはいいですね。もっと会話したいです。」
黒「普段は一人でもくもくと描いているので、こうやって喜んでくれる姿を見て力になりました。」
ニ「人前でのペイントというのは初めての経験だったが楽しかったです」

その後は自分の用意したカードにサインを頂きましたー。
名札を用意していったのですが、やはり自分の君主名読みにくいですよね・・・・・
(ひたすら「いーてぃーてぃーおーえるです!」と言っていた気がします。)
サインを描いて頂き本当にありがとうございました。

(ニシカワエイト先生に名前を書いて貰うのを忘れていた・・・。なんというミス!)




そんなこんなで1日目のイラストファンミーティングは終了。


色々書き洩らした事とか多いのですが、そろそろ眠いので倒れます!

15日編とその他感想編はまた後日に・・・・








 
更新日時:2019/12/19 01:39
(作成日時:2019/12/18 22:10)
カテゴリ
日記
コメント( 2 )
楊狐
楊狐
2019年12月19日 9時58分

細かいレポートお疲れさまでした。
かなり密接にファンとの交流が行われていたみたいですな。読んでいて質問コーナーでもいろんな質問がされていた様子がわかります。
ライブペイントのイラストもすごいですな。楽しい時間をすごされたようで何よりです🐘

ettol
特イベ
特イベ
ettol
2019年12月20日 23時31分

>楊狐
ありがとうございます。
なんだか議事録みたいになってて、レポート難しいですね。
ファンミは普段ゲームの勝ち負けや修正内容とかにしか目に入らない人こそ参加されると、新しい発見があっていいと思いました。
(自分も元々イラストレーターのお名前や絵柄にそれほど注目しない方だったので)

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