こんばんは! 燈蝋之斧です!
ここ最近、ニッチな投稿(お酒やら好きな武将スペック語りやら)ばかりしている気がしますが、皆さん予想外にノリが良くて少し驚いております。
桃園の方、お酒詳しい人多いですね〜。
あ、三国志大戦の戦績に関しては、ここ数日勝ち越し出来てるので結構順調です。そろそろ、14州2回目の砦も近いかなっと。義兄弟の結束がカードパワーで勝てるのはわかりますが、旧文鴦張春華さんデッキが好調なのは、よくわからん。適当に文鴦か杜預撃ってるだけなのに……。張春華さん愛で勝っているって事にしましょう、そうしましょう!
……と、近況を語った所で本題を。
蜀将関連の解説で結構言及はしてたけど、主軸で投稿はあまりしていなかった、劉備について語ってみます。私自身が歴史オタクなもんだから、ドンドンディープな方向の史実解説になりやすいので、その矯正です。
司馬攸帰藩事件、劉禅に敬哀皇后との嫡出子はいたかの謎、とかやりたいですが、需要無さそうだなーと思いまして。
という訳で、今日は私の大好きな劉備について語ります。でも、全部語る訳ではありません。劉備の全部語ろうとしたなら、多分本一冊分の量でも足りないです。千夜一夜物語のシェヘラザード、縦横家の張儀・蘇秦もかくやというレベルで踊る舌を披露出来るかと思います。
言い回しが蒼天航路の蔡邕みたいになっとる。
なので、私の好きな大徳チックなエピソードを3つだけ、今日は紹介してみます。
では、始め!
1、督郵をぶん殴って許す
……オイ、最初から大徳じゃねーじゃん。つか、殴ったのは張飛ダロォ!
と思われた方、違います。
史実では、督郵は劉備自身の手で殴られました。張飛は演義でしか殴ってないです。兄者を良く見せるために、張飛が泥被りました。
羅漢中「劉備はこんな事やらない!」
ちなみに殴った理由は、督郵が面会してくれなかったから。そんな理由でアンタは、人殴ったのか!(目暮警部)
詳しく解説すると、劉備は黄巾討伐で軍功を挙げており、その功で安喜県の尉になりました。その後、督郵が来ました。彼の仕事は人員整理。劉備挨拶に行くも断られる。俺クビにするのか、許せん!→暴行の流れです。
暴行の流れにはいくつか種類があります。その場でブチ切れて、督郵を柱に縛りあげて杖で200回殴るのと、夜まで待った上で太守の命令と偽り、ベッドごと督郵を拉致し県境まで来て木に括りつけて杖だかで100回オラオラしたというものです。
ただ、命乞いをする督郵がなんだか可哀想に思ったのか、命だけは取らずに逃げています。命だけは取らない大徳の鑑。ツケの領収書代わりに印寿渡したしね(ジョジョ)
史実のイメージ↓
劉備「おう、ワシの顔に泥塗った督郵のタマ取らな、気が済まんのじゃ! そう思わんか、兄弟ィ?」
張飛「思います!(マジかよ、兄者……)」
関羽「おっしゃる通りです!(ヒェ……)」
冷静に考えて、あの傲慢な関羽やヤベェ張飛を完全に従えている辺り、劉備絶対強くてキレたら怖い人ですわ。
あ、黄巾討伐で死んだフリして脱出したり、無口で服装は派手だったりと、史実劉備はかなり承太郎チックな所があります。不良だったしね。桐生ちゃんにも似てる気するけど。ギャングスター的には、ジョルノだけど。
まあ、命取らない所に大徳を感じましょう!(詭弁)
2、曹操の死に際して、弔問の使者を送る
実は劉備、曹操が死んだ際に韓ゼンという使者を送り弔問と貢物を魏に送っています。
敵であっても、その死には敬意を表した……というとカッコイイですね。ただまあ、劉備の真意は不明です。複数史書にあるので、多分行為自体は事実ですが。
ちなみに、曹丕は曹操の死にかこつけて、蜀が交友を持とうとしたと感じたのか、この使者を斬ったとも言われています。病気と偽って信書だけ送り、使者は返事だけもらって帰ってきた説もあります。
斬るのは流石に曹丕の器が小さくないかい?
ただまあ、この時期は関羽が死んで呉と仲悪い時期だし、もしかしたら魏と組んで呉を倒す算段をつけるべく、劉備が使者を送った可能性もあります。だから、曹丕が警戒したのも理由はわかる。
あとは、後継の曹丕が漢室をどう扱うか調べたかったとか?
ただまあ、仇敵の死にサラッと弔問文送るのは流石です。コミュ力オバケな劉備らしい。関羽の葬儀の返礼みたいな意味もあったのかもしれませんが。
3、黄権の降伏を許す
時は、夷陵の敗戦後。黄権は夷陵戦で後方にいましたが、夷陵で劉備が敗戦したので、仕方なく魏に降伏しました。呉に降伏するのは嫌、でも蜀に帰れないので魏にって感じです。
黄権の降伏は、劉備の耳にも入りました。そして、劉備の配下は敵国に降伏した黄権を許す訳いかないので、その家族を罰する(要は処刑)ように劉備に進言します。劉備はその進言を却下し、こう言いました。
劉備「黄権が、私を裏切ったのではない。私が黄権を裏切ったのだ」
実は夷陵開戦時、黄権は劉備の先陣を諌めて、自分が危険な先陣になると進言したものの却下された経緯がありました。要は黄権の進言に背き負けたので、責任は自分にある、という訳ですね。だから、劉備は黄権の家族を罰さずに、今まで通りに偶しました。
黄権も劉備を理解していたからか、黄権の家族が殺されたという誤報も信用しませんでした。曹丕から喪に服すよう勧められた際も、劉備や諸葛亮とは心が通じていたので、家族を殺したりはない。真偽がわからないまま、喪には服さないと答えました。
黄権は劉備の訃報が届いた際も、魏臣に混じって曹丕にお祝いを述べる事はしませんでした。曹丕がふざけて早馬飛ばした時も、落ち着いて対応しました。筋が通っていたので、黄権は魏においても曹丕・司馬懿に高く評価され、出世しました。
ちなみに、その時罰せられなかった黄権の子の黄崇は蜀の滅亡に際して、魏相手に奮戦した上で戦死しています。
この話は普通に美談ですね。糜芳や士仁、孟達辺りも筋もう少し通してたら、美談になったのだろうか……。
個人的に糜芳は許しても良いと思うけど。
とまあ、こんな感じですかね。
他にも劉備に関しては、刺客を知らずにもてなして、刺客が居心地悪くなって任務放棄して帰ったとか、下役人時代は身分を気にせず皆と対等に話した、とか大徳っぽいエピソードは多々あります。
演義みたいな聖人君子キャラではなく、極道の大物みたいなキャラですがね、史実劉備。器のデカさだけは、曹操にも勝るとは思います。
あとは窮地での判断力と行動力は、曹操以上かも。宛城の戦いレベルの窮地を毎回体験して死なない訳だし。呂布に降伏して殺されなかったりと、危地においての分析力やら胆力は特筆に値します。
ま、劉備のそういう所が私が好きです。張春華さんにはツンデレな私ですが、劉備と魏延に対しては基本デレデレです。
三国志入るきっかけの人ですしね、劉備。
では、以上! 今回もありがとうございました!
追伸:明日のうさまる様の戦友大戦、参加デッキ思考中です。臥龍が出来ない自分は、蜀はやめて群雄か漢でやろうかなぁ……。誰かを滅ぼさないといけないルールがあるみたいだし、どうするかは悩み所ですねぇ……(天然曲解)
曹操(役人)孫堅(豪族)に比べると劉備(ヤクザ)はウケがいいんでしょうね。今にして思えば、このヤクザのイメージに昔の川原絵はマッチしてたんですね(復刻しろとはいってない)
>>金村保坂非道さん
大衆的というか、わかりやすく人気でますからね任侠。イメージ的には、確かに川原絵はあってました。あと、転身劉備もよくあってた感。3コス10/3/4魅勇槍で極道劉備でないかなぁ。
劉備「裁くのはオレの『スタンド(義弟)』だッー‼」
ドコドコドコ ドドド ボッゴォーン ブワワッ
督郵「な なんてパワーの弟だ…(死亡)」
ヤクザの親分肌の所は蒼天劉備がかなり近い感じがしますね。(^_^ゞ
蒼天航路は曹操の物語だったので彼の逝去で終わりますが、あのまま続けて劉備の白帝城での
エピソードまでやってくれていたらなぁ……と残念に思います。(*´ω`*)
涿郡から始まって多くの群雄と接しながらも、最終的に皇帝にまで到る…相当の苦労があったでしょうし、忍耐力・やり遂げる力の観点から見ても劉備は並大抵の人物では無いと思います。
自分が劉備だったら劉表にお世話になっている時に、もう年齢が年齢だしダメかな…と諦めているかも…
「飛影はそんな事言わない!」を思い出しました>羅漢中
劉備を裏切った黄権を裏切った劉備、いい話ですね。
>>劉禅の夏休みさん
督郵リタイア不可避。
関羽と張飛のオラオララッシュとか、恐ろし過ぎィ!
>>ジェイムズ9さん
劉備については、蒼天航路はぽかったですねぇ……。
蒼天航路で白帝城は外伝みたいので、見たかったですね。でもそれやると、悲壮感凄すぎてキツイ感。ボカしてくれないとキツイかもしれません。
>>Chaosさん
劉備はまああんだけ流れて、なお家臣団保ててたのが凄いですね。自分と部下のモチベよく保てたな、と。
確かに普通は劉表配下時代に、暗君になりそうですね。まあ、曹操とは相容れないので、戦うしかなかったのですが。
>>おかか容疑者さん
羅貫中腐女子説、爆誕!
黄権のエピソードは普通にいい話ですね。あんまり、有名ではないのが不思議なくらいです。
俺も劉備と魏延にデレデレです(o´∞`o)
いつか燈蝋之斧さんと劉備を語って呑み明かしたいなぁ…。
え?俺滅ぼされるの?
>>うさまるさん
イベント開催お疲れ様でした! 楽しませて頂き、ありがとうございます!
長所と短所がわかりやすいし、実力でのし上がった感が好きなてころですねー。
それ、楽しそうですね。1日で終わるかな笑
今回は滅ぼせませんでしたが、次は滅ぼします!(次イベント開催要望)