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オペレーター(店員)から見た三国志大戦 part3

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6ch★
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※この投稿記事は各メーカーや店舗など批判をする目的で書いている記事ではありません。(むしろ一緒に頑張りましょうと言いたいです)
単純にゲーセンの現状などを踏まえ、最終目標として
「三国志大戦をいかにして今以上に盛り上げる事が出来るか」
とい事がメインテーマであり、あくまでも一プレイヤー・オペレーターの個人的な意見として書いています。
意見なんて人それぞれですし、私の意見が全て正しいという内容ではありません。
なお、ゲーセンの内情を踏まえてとしていますが、基本的に私が出しているはな裏話などは、公式情報や他オペレーター様のブログ等、既にインターネットで公開されている話というのを基準としていますので、真新しい情報や秘密情報というものは基本的にありません
以上の事を理解した上で、いち読み物として楽しんでいただけると幸いです。


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こんにちは。

なんとなんと現在Part1とPart2がワンツーフィニッシュ状態で沢山の閲覧といいねを頂いていることにとても感謝しています。
本当にありがとうございます。

ただどうしてもこういった記事を書くと○○が悪い!ということになりがちになりますが、上に記載しているように
特定のなにかを批判する目的で書いてあるわけではなくて、Part1・Part2に関しても、今後書いていく上で踏まえて読んで頂きたいと思って書きました。
その事を是非ご理解の上この記事も楽しんでいって頂けると幸いです。

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まず始めにPart2での話しに関して説明不足だったかなと思う部分がありますので
その点の補足から書いていきたいと思います。

前回の話では「通信料」という言葉が出ました。
この通信料なんですが、前回の書き方だと三国志大戦にのみ存在するという形でも捉えられるかなと思ったので
しっかりと記載させていただきます。


この通信料というものは別段三国志大戦のみどころか、SEGAさんだけのシステムではありません
現在ゲームセンターにおいてあり、ネットワークが繋がっている機械のそのほぼ全ての機械に対して存在します。
つまり各メーカーさんが行っているものです。

これには前回にも書いたように、昔と違ってオンライン回りの充実、またアップデートに関しても過去と違いバグや不具合
あれば随時調整が行われます。

過去の基盤売りのゲームでしたら、バグは仕様として受け入れられ、10割コンボは使わないなど暗黙のルールが作られたりなど
次のバージョン基盤が販売されるまでそのままで遊ぶしかありませんでした。
また戦績の記録やフレンド機能、またこの桃園のようなSNSサイトの充実などゲーム外の事までメーカーはサポートされています。
そういったことを考えるとオンライン化は必然であり、メリットも多いですよね。
なので通信料が悪であると断罪なんて出来ませんし、現在のオペレーターのほとんどは少なくともこの通信料というものについては
納得しているのではないかと私は思っています。



前回三国志大戦の販売価格がめちゃくちゃ高かったという話をしましたが
私はメーカー側の人間ではないですし、製造関係にいたこともないのでハッキリと断言出来るわけではありませんが
おそらく、販売した時点で三国志大戦の利益が出たという事はないでしょう。
通信料を込みで長く遊ばれてやっと利益に繋がるかと予想しています。
単純にゲームシステムを作りグラフィック作って、絵師さんに絵の依頼をして・・・・。
筐体を作るのにもお金が掛かる。
さらに言えば、昔よりゲーセンの店舗なんてかなり減ってます。つまり買い手が減ってるんですね。
昔でしたらゲーセンは溢れかえっており沢山売れるので、販売で利益を出す事が出来たかもしれません。
しかし、現在はその買い手の母数そのものが減ってしまってるので、販売のみで利益を出すことは難しいでしょう。
なので、メーカー様側も通信料は必要なんです。
そのことを踏まえて考えると、Part2で話した2種類の販売価格。
これって出来るだけ多く売るメリットというのもありますが、ある意味で、販売元もリスクを負って供給を促しているとも取れるのではないでしょうか?
だって、回収できてない(であろう)物を、さらに安く売るわけですから。

コケてしまったら大変なことになります。なのでメーカーもオペレーターも全力を出すしかないのです。
メーカーがゲームを作ってくれないことにはオペレーター側も困ります
なので、納得せざるを得ないんですよね。




ここからが今回の本題になってくるのですが

この通信料による弊害というものもちろん存在します。
単純な利益減の話はPart2でさせて頂きましたが、その他にも結構いろいろとあるんです。

①クレジットサービス
②イベント


大きく分けてこの2つの説明をさせて頂きますね。

①クレジットサービスについて

通称クレサと言われるものですね。

ゲームの料金について思うことというのは沢山あるかと思います。
単純にプレイする側としてもちろん安ければ安いほどイイ!と思うのが当然ですよね。
私もゲーマーである以上そう思います。
ただ、前述したようにそもそも通信料にて単純な売上げ利益が落ちているというのが現状で
基本的に通信料とは1プレイ当たりに発生します。
つまり通常100円1クレジットのゲームを100円2クレジットにクレサする場合
もちろん100円に対しての通信料は2倍掛かるということになります。
昔からゲーセンに通っていた人ならわかるかもしれませんが、昔のビデオゲームは50円1クレで稼動しているところが多かったです。
単純な料金だけで見ると50円1クレと100円2クレって同じように見えますが、実はまったくもって別ものなんですね。


そもそもなぜクレジットサービスをするのか?
もちろん集客の為です。
しかしそれにも沢山の理由があります。
・単純にお客様が付かない
・近隣の競合店からお客様を引っ張る

主にこのどちらかでしょうか。
単純にお客様が付かない場合は、値下げして利益が0よりはマシ(むしろ電気代でマイナスなんていうことも)という考えだと思います。
近隣の競合店からお客様を引っ張る場合というのは、あくまでもどの企業様も商売ですから、お客様の取り合いになるのは致し方ないことです。
そりゃ、定価か値下げされている店舗かと言われたら、ほとんどの人が安い店舗に行くでしょう。
単純に一番手っ取り早くお客様を集める手段となります。
しかし、ここにももちろん問題は発生します。
お客様を引っ張られた側はどうでしょう。経営がうまくいかなくなりますよね。
そうなるとどうなるかというと、価格を追随するか、取られたままでいずれ潰れるかということになります。
追随する場合、これはもう大変な値下げのチキンレースと化する恐れがあります・・・。(実際になっている店舗を見てきました)


値下げのチキンレースの怖いところは、単純な近隣の競合店舗だけに収まらない話になってくるんです。
これはあくまで私の体感ですが、周囲の所要時間1時間前後の店舗全てを巻き込む結果になり得ます。
特に三国志などの大型系はガッツリ長時間プレイされる方が多く、交通費を加味しても値下げされているところの方がお得になってしまうからです。
するとどうなるかというと、回りの店舗も同様に価格の追随をするという選択肢を取らざるを得なくなり
お客様側も定価でそのゲームをする事が馬鹿らしくなるんですね。
これはつまりそのタイトルの価値観を下げてしまい
結果的にそのタイトルそのものの寿命を縮めてしまうと言えます。
三国志大戦3なんて末期は凄まじい価格まで落ちてましたよね・・・。。



そしてクレジットサービスの問題はまだあります。
それは、一度下げた価格を元に戻すことが困難であるということ。
たとえば小麦の収穫が悪く価格が高騰したので値上げします!!
というのを目にした事があると思いますが、これって誰も悪くないじゃないですか。
しかし、ゲームとはそうは行きません。
少なくとも誰かしらが利益を求めたからという事がついて回りますよね。

そして、さらに期間限定値下げ!!というものも
その実、元に戻してしまうとお客様側の印象は値上げに変わってしまうのです。
これって相当難しい問題なんですよね・・・・。。。



ただもちろんクレサが悪いとも一概には言えません。
クレサをした事で、今までお金が掛かるとプレイされなかった層の呼び込みにより
プレイ人口が増え、結果的にタイトル活性化に繋がる可能性も秘めています。


う~ん、悩みどころですね。
正直この問題に関しては答えはありません
何が正解で何が失敗なのか。私個人の希望を言えば、安くする場合はメーカー側が設定で定価を安くする
というのが一番平和解決ではないでしょうか。
ただ、メーカー側ももちろん商売でやってますし、通信料収益が下がってしまうとサービスそのものの継続も困難になり得ます。
そうなれば元も子もないですし、店舗側がその上でさらに殴りあいをする可能性もありますので
結果的にタラレバなんです・・・。。。





②イベントについて
現在この三国志大戦においても、トレード会や店舗大会などを行っている店舗様は沢山存在しますね。
通信料というのはここにも影響してきます。
私がTwitterなどの告知を見る場合、大体どの店舗様も大会参加費が100~300円ほどかと思います。
この大会でプレイすることに関しても通信料って発生するんです。
たとえば16名の参加者が来て16人トーナメントになったとしますね。
参加費200円だった場合、参加費の合計は3200円集まります。

この数字の部分で1プレイが入ることになるので、計29回スタートボタンが押されます。
つまり、1プレイ通信料×29回=合計通信料となります。
三国志大戦において、現在イベントモード(カードなしモード)が実装されておりません(ませんよね?!)ので
ここにプラスでカード代が掛かったり、大会のためのスタッフの人件費などもあります。
つまり、参加費200円程だとほぼトントンか微益ぐらいでしょうか。
仮にイベントで台を専有している間稼動していたとしたら断然損になります


ではなぜ店舗側がそこまでして大会やイベントを行うのか?

それはやはり集客です。
イベントの為に店舗に足を運んで貰う。
そうすると、イベント前後での台の稼動があるかもしれない
また、店舗でそのゲームを推しているという形の現れともいえますね。
そのタイトル自体を盛り上げたい
店舗を盛り上げたい
様々な理由があると思います。

ゲーセンである優位性、ゲーム性や価格、人が付く要素というのは沢山ありますが
一番効果があるのは
人がたくさんついているか
だと、個人的には思っています。

こういったことは私側の人間が書くべきではないのかもしれませんが
お近くにイベントを行っている店舗がある君主様がいらしたら
是非その店舗を大切にしてあげてください。そしてもし時間があるのでしたら是非参加してあげてください


そして
SEGAさん、早めの店舗大会モードの実装を・・・・




とまぁ、今回も三国志大戦の内容事態に触れることは出来ず・・・・
話を簡単にまとめるっていうのは難しいですね。本当はもっともっと言いたいことってたくさんあるんですが
長くしすぎるわけにもいかず。。。もし機会があればこの記事を全て書き終えたらちょっとずつ出していけたらなと思います。

今回私が特に言いたいことって言うのはやはり
そのタイトルの価値観を下げてしまう
そのタイトルそのものの寿命を縮めてしまう
と言う所でしょうか。
おそらくこれに関してはオペレーターとメーカーともに意見が一致している部分かと思っています。
しかし、お客様側に関してはたくさんの意見があると思います。
是非皆さんの意見も聞いてみたいところです。

イベントに関しては、まだ言いたいことが残っているので
それは後日の記事で、三国志大戦に触れてから話して生きたいと思います。

このPart1~3でゲーセンって割とピンチだよ~って話しかしてないく、オナニーみたいな記事になってしまって申し訳ありません。
でも、少しは伝わったのではないかと思います。
本題のオペレーターからみた三国志大戦というものについてですが
次回Part4からは、三国志大戦についてしっかり触れて行きたいと思いますので是非次回もよろしくお願いします!
今回も長々と読んでいただきありがとうございました!
更新日時:2017/06/08 07:56
(作成日時:2017/06/08 06:05)
コメント( 4 )
4件のコメントを全て表示する
どくた〜〜
どくた〜〜
2017年6月9日 9時5分

大変為になる投稿をありがとうございます♪

アタスの認識では大戦3までの旧筐体はメインモニターと筐体4台セットで1200万位だったと記憶しています。

当時は稼働も凄まじかったですし、店側も2〜3年で元が取れたって話も聞いてました♪

これからも書ける範囲で内情や、世のゲーセンの流れなど教えてくれたら幸いです(*´∇`*)

skyla
skyla
2017年6月11日 9時41分

16人のトーナメントの所、15回の対戦(通信料)のような・・・
個人的に、3の時は埼玉から都内(新宿)まで、時間貸し、クレサ店目当てで電車代と時間を掛けてでも
たまの週末に足を運んでいましたので、そういうのってやっぱり地元の店側も把握してるんだなぁと
家から近かった定額のゲーセンが数軒潰れていったので、店目線の記事をみると少し申し訳ない気持ちになります

珍挺@ノヴィ~タ
珍挺@ノヴィ~タ
2017年6月12日 20時49分

ネット使ってるゲームって細々と持っていかれるんですよねぇ・・・仕方ない事ではあるけど。

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