天下三分の終焉　孫呉編

自分は大戦を始めた時の三国志の知識としては、関羽！赤兎馬！ガクト！呂布強い！このレベルでした。三国ですらありません。
カード裏の解説を見て気になった人物について調べるなど、ちょびっとずつ知識は増えていますがまだまだ。
大型バージョンアップで晋が追加されるのでは？と予想している方も散見されますね(晋に属する人物がほぼ未実装)

そもそもどこまでを持って”三国志”とするのかも意見が分かれると思いますが、各国末期についてはまだ殆ど知識がありません。
魏と晋で分かれるかは置いといて、今後末期の人物が追加されるのに先駆けてちょいと調べておくことにしました。

孫呉編
まずは孫権の息子たちを列挙

長男　孫登
次男　孫慮
三男　孫和
四男　孫覇
五男　孫奮
六男　孫休
七男　孫亮

孫孫孫孫孫孫孫と息子だけでなく皇族も孫孫なので本当にこんがらがりますｗ

　
まず孫権は晩年、老害と化してしまったことが有名でしょう。それくらいしか知りませんでしたが、
呂壱という奸臣を重用してしまったことと二宮の変を引き起こしてしまったのが具体的な例です。

呂壱事件の方は孫権が考えを改め、呂壱を処刑したことで収まりました。こちらはまだマシですね。
黄皓を重用した劉禅は結局…

被害者の一人に顧雍　また孫権が謝罪した重臣の一人に諸葛瑾がいるようです。

さて、孫呉を衰退させた最大の原因とも言われる二宮の変ですが、まずは息子たちに触れましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←正室ながらも嫉妬深く寵愛を受けられなかった…
長男の孫登(そんとう)くんです。　　生母は身分が低かったため徐夫人に養育されました。
とても優しく聡明で、孫呉を導く名君として期待されていましたが33歳の若さで逝去してしまいます…ここから孫呉が傾く
妻は周姫　孫登が幼いイラストなのでこっちにしました。

次男の孫慮(そんりょ)も幼い頃から聡明で優秀だったそうですが、なんと19歳で亡くなってしまいます…
非常に可愛がっていた孫権は食事も喉を通らなくなりますが、孫登が涙を流しながら父を励ましたそうです。
二人の教育係に陸遜が付いたそうな

　　　　　　　　　　　
三男　孫和(そんか)　母は王夫人　教育係に闞沢　さて、孫登は亡くなる前に遺言書に孫和を後継者にするよう書いたのですが…
孫和が皇太子になると、当然王夫人が皇后になるという話が出ます(孫権は皇后を立てるつもりは無し)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そこに反発したのが…　大…不適切な画像が表示されました。孫権の娘　孫魯班大虎です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
なぜ娘が出張ったのかというと、大虎の母親は孫権に最も寵愛された歩夫人だったからです。
大虎は王夫人をたいそう恨み、孫権パパに身も蓋もない悪口をいっぱい吹き込みます。カッコよく言うと讒言
孫権パパは親バカだったのかボケが始まっていたのか、大虎の言い分を鵜呑みにし王夫人は憂いのうちに死去
息子孫和への愛情も薄れます…

四男　孫覇(そんは)も孫権から寵愛され、孫和と同じ宮殿に同じ待遇で生活したそうです。
しかしながらそれを批判されると二人を別々の宮殿へ
しかしそれぞれを支持する臣下の分断をも助長してしまい…

孫和派vs孫覇派　二宮の変へ

カード追加済みで表すと　vs　

この結果、陸遜　朱拠　吾粲は憤死、自殺、処刑により死んでしまいます　信じてくれないか…　俺は無実だァァァァァァ
ここで忠臣を失ったのは孫呉の行く末を考えると大打撃でしょう…

そして対立にウンザリした孫権がその老害っぷりを発揮してきます。
なんと両成敗と言わんばかりに孫和を幽閉　孫覇を自殺させます。((((；ﾟДﾟ))))やべーぞこいつ

　　　　　　
その上で七男　孫亮(そんりょう)を後継者にし、僅か10歳の皇帝が誕生します…この時補佐を任された諸葛恪が実権を握ります。

　　
母親は藩夫人で孫権が危篤に陥ると「私が孫呉の支配者になるの♪」とウキウキしますが、性格が悪かったため恨みを買って
寝ている間に暗殺されてしまいます。合掌。

　　　　　
お嫁さんは全皇后

さて、実権を握った諸葛恪ですが孫権の死に乗じて南下した魏軍を破ったことに慢心しカウンターを強行しますが敗北
人心を失います。敗北以降専横が更にひどくなり、孫峻のクーデターにより殺害。
これで孫呉が救われ…ません　専横するやつが孫峻に代わっただけで終わりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
この孫峻を排除しようとする動きも度々起こりましたが軒並み失敗し、連座して孫魯育小虎も誅殺されてしまいます…
結局こいつは病死するまで孫亮を傀儡とし続けました。諸葛恪に殴られる夢を見てから病気になったそうなｗ

そして孫峻の後継者には従弟の孫綝が　こいつも変わらず皇帝孫亮を傀儡としたので孫亮は遂に孫綝の暗殺を目論みます。
ここでも大虎が動いたようですｗ　ほんと凄い女性だ…　この計画も露見して孫亮は廃位、大虎は流罪に
ちなみに孫峻と孫綝は孫堅の弟である孫静のひ孫らしいです。権力とは怖いものですねぇ…

　　　　　　　　　　　　　　　　
そして孫綝が次に立てたのが六男　孫休(そんきゅう)　お嫁さんは朱拠と小虎の娘のようです小虎ママ
孫休は孫綝に好き勝手やらせていましたが、ただの一度贈り物を拒絶しただけで孫休の廃位を口にするようになったため

　　　　　　　　　　　　　　　　　
こいつはもう始末しなきゃアカンと、丁奉らと孫綝を誅殺　ここでようやく実権が皇帝に戻りました。
しかし孫休は元々帝位に興味がなく、皇帝となった後も学問と狩りに没頭
そんなこんなしてたら蜀が滅びました。天下三分が崩れて大変な時期に孫休は脳卒中に…30歳で亡くなってしまいます。
息子を後継者に指名しますが、時期が時期だけに幼帝より求心力があるであろう孫和の息子で孫休の甥である孫皓が皇帝となりました。

孫呉崩壊

孫皓の悪行は調べたらすぐ出ると思います…ｗ

さて、全く触れられていない五男　孫奮(そんふん)ですが、素行が悪かったようです。
諸葛恪が誅殺されると建業へ進出しようとしたそうですが、謝慈らに諫められこれを殺害　庶民に落とされたようです(ﾅﾆﾔｯﾃﾝﾉ
その後、弟である孫亮に許してもらったそうですが…ｗ

これだけならまぁおかしな話ですみますが(死人出てますが…)、問題は孫皓が皇帝になったあと
孫皓が愛した王氏が無くなると、孫皓は引き籠もりになります。表に姿を表さなすぎて死亡説が流れ…
孫奮が即位するのではと”噂”が流れ、怒った孫皓は孫奮とその子を殺害してしまいます…

結局暴君孫皓が暴れまわり、内側から崩壊し始めたところを晋の司馬炎に突かれて呉は滅亡します…