王悦は怯えていた。
幾度にも及ぶ環境の変化によるデッキ変更の危機に、まさか自分も対象にとられるなどと
押し込みのときに蓋を出来るという形ではあれど、膨大なカードプールのなか、そんなことが出来るやつは他にもいる。
彼女の拠り所は魔王悦デッキであるというネームバリューという頼りないものであった。


孟優は半ば諦めた顔をしていた。
デッキの変化なんて誰にでも起こりうる話である、それが自分になっただけ
弾かれたあとも自分を呼んでくれる場所はたくさんあるのだと言い聞かせてはいたが
親衛隊としてまわりでは見掛けない王悦の事と、同じく趙氏に居場所を取られてしまい魏延のことが気掛かりだった。
あの二人だけが心配で、自分のことなんか二の次だった。

麋竺は老後生活を考えていた
いつぞやのバージョンアップにより若干ながら弱体化したこともあり、僅ながら価値がさがったこともあり、そろそろ隠居を、と考えていた
妹や弟も出陣要請が減ったこともあり、3人でのんびり農業でもやるかと、想像していた


法正はこの機会を心待にしていた
自分もお呼ばれの機会が少なく、魔王軍ならば使ってもらえるだろうと一度面接に来たことがある、その時は「武力低すぎだろふざけんな」と当時の王悦の武力を見比べながら落とされてしまい、その日は浴びるほど酒を飲んだ
ずっとこの日を待ちわびていた
隣にいたあの女を蹴落とし、私が魔王の優秀な部下になるのだと、高笑いしていた。



魏延はドミナリアのカードプールを眺めていた
レガシーで使えそうなデカブツがいないことにがっくりしながら一覧を消してはモダンのポックスデッキをまわすことにしていた。
魔王のデッキ解体に関しては考えないことにした、自分が弾かれるという現実を、いまは考えたくはなかった。




魔王はスタメン入りを決めていた。







はい、私です




千円で1品から降格してきました
あの、無理だ

流石にココロオレル(銅鑼の音は鳴り続ける)ので今後ココロオレル(届けたい  俺の怒号)ことがないようにデッキを練り直すことにした

なにがいけないかを冷静に眺めたり聞いたりしたところ
西の袁術「殲滅力がない、ここに1コストのダメージ計略がいてじゃな」

なるほど、ダメージ計略
まあ、確かに私のデッキを見たところで
魔王→ねっとり強化
王悦→ベホマラー
魏延→条件付き強化、即効性皆無
孟優→倒せない
麋竺→雑巾

とまあ、今の環境によくいる「やべーやつをさっくり殺す」やつがいないという現実にモロに突き刺さっているのだ
これがわかったら話は早い、さっさと組み直そう


組上がったらまた張皇后の人戦友大戦で誘って相手してもらうかね

そんなわけでまた明日

 
更新日時:2018/04/04 19:53
(作成日時:2018/04/04 19:53)
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コメント( 16 )
16件のコメントを全て表示する
しろからす
しろからす
2018年4月5日 12時27分

9割の情と1割の理とは

楊狐
楊狐
2018年4月5日 17時55分

新メンバー登場。そして、旧メンバーとの交流ってのも見てみたいですな。

天心十五@ハコニワ筆主
天心十五@ハコニワ筆主
2018年4月9日 21時49分

コメントといいねありがとーごぜーます!
一応魔王悦は諦めるつもりはございやせん
改築の時なのだとは思っております
いましばらく、いましばらく改築の時間を……

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