から脱退します。
よろしいですか？
曹操「先日、孫権から象が贈られてきただろう。あれの重さを聞いたところ、部下たちは誰も答えられなかったのだが、倉舒(曹沖)は『重さを量る方法ならあります！ヘウレーカ！』と言って部屋を飛び出していった。もちろん服は着ていたが。」
曹丕(子桓)「ほう。」
曹操「それで、こちらもピンと来たのだ。あの子は、あの方法で象の重さを量るつもりなのだと。」
曹彰(黄鬚)「どんな方法なんだ、親父。俺には皆目見当もつかねえ。」
曹操「ならヒントを出そうか、ひとつめは船を使う方法だということだ。」
曹丕(子桓)「ああ、なるほど。」
曹彰(黄鬚)「？」
曹操「ふたつめのヒントは喫水線を観察するということだ。」
曹植(子建)「アルキメデスの原理の応用ですね。」
曹彰(黄鬚)「？？」
曹沖(倉舒)「父上～、兄上～！できました～！今から説明しますので、こちらにいらしてくださ～い。」
曹操「おお、早いな。まだ５歳だというのに、あの子は本当に賢いな。将来が楽しみだ。」
曹植(子建)「たぶん答えは正しいだろうけど、それより、どんな説明の仕方をするのかに興味ありますね。」
曹丕(子桓)「…（みんなが曹沖ばかりを褒めるので、ふてくされている）。」
曹彰(黄鬚)「？？？」
～ ～ ～
曹沖(倉舒)「ご覧ください！ひずみゲージを用いたトラックスケール（車両重量計）です！積載面寸法4000×6500mm、ひょう量20t、目量5kg、非直線性0.1%以内。自己温度補償機能が付いていて、防塵・防水等級はIP67相当、防爆加工も施されており、BluetoothでPCとの通信も可能！これなら象の重さなんて簡単に量れますよ。いかがですか！父上、兄上！」
曹丕(子桓)「…。」
曹植(子建)「…。」
曹彰(黄鬚)「おおっ！すげえな倉舒！これなら衝車や霹靂車の重さだって簡単に量れるぜ！」
曹操「…答えは正しいけど、答え方がなんか違うぞ、倉舒…。」
※ トラックスケールの仕様用語等については、付け焼刃の知識で書いたので、間違いがあるかもしれません。あしからずご了承ください。
更新日時：2018/03/18 20:09
（作成日時：2018/03/18 20:09）
（作成日時：2018/03/18 20:09）
コメント（ 3 ）
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これは早世が偲ばれますわ……。早すぎた天才。
純心な曹彰がかわいい。
>おかか容疑者さん、コメントありがとうございます。
EX曹彰(黄鬚)「倉舒(曹沖)は賢いからな！人類が石化した後の世界でも、きっと頼りになるぜ！」
曹操「黄鬚、絵師さんネタは自重しなさい。」
>うさまるさん、コメントありがとうございます。
曹沖(倉舒)「子文(曹彰)兄さんは環境適応力が高いからね。文明が滅んだ後の世界でもちゃんと生きていけるよ。」
曹丕(子桓)「倉舒、お前もネタかぶせるのやめろ。」