董旻「哥哥(兄貴)。いまさら言っても仕方がないが、どうして曹操を捕らえておきながら解放したんだ。あいつは月旦で『治世の能臣、乱世の奸雄』と云われるほどの傑物。いつか必ず俺達の前に立ちはだかるぞ。」
魔王「…。」
董旻「哥哥、なんなら俺が今からあの野郎を仕留めてきてもいいんだぞ。」
魔王「まて、あいつには手を出すな。」
董旻「何があったんだよ、哥哥らしくないじゃないか。理由を聞かせてくれよ。」
魔王「うん、実はな…。」(ほわんほわんほわんほわわ~ん)
~ 以下、回想シーン ~
魔王「曹操、今のお前にできることは、俺の片腕になるか、ここで始末されるかのどちらかだけだ。好きな方を選ぶがいい。」
曹操(知力10)「お前の部下になる気はない。そしてお前に俺を殺すことはできん。」
魔王「言うじゃないか。ふん、その根拠のない自信がどこから出てくるのか言ってみろ、遺言がわりに聞いてやる。ただし、天意がどうのこうのと眠たい事はぬかすなよ、興ざめだからな。」
曹操(知力10)「…もし俺を殺したら、『蒼天●路』のお前の登場シーンを、お前の孫(董白)に見せるぞ。」
魔王「な…!!」
曹操(知力10)「あの作品は名作だが、お子様には刺激の強い描写が多いからな。お前の孫があの作品を見たら『おじいちゃんフケツ!(口真似)』とか言われて、二度と話もしてもらえなくなるかもな。ククク…。」
魔王「き…貴様っ!!」
曹操(知力10)「気の毒になあ。可愛い孫におはようしてもスルーされ、気まずーい雰囲気で共に食卓を囲むお前の家庭は、さぞ寒かろうなあ。フフフ…。」
魔王「ぐ…ぐぬう…」
曹操(知力10)「俺が予定の時刻までに戻らないときは、お前の孫が愛読している『ぷっち●み』の今月号に『蒼天航●』の過激なページを挟み込むよう部下に指示してある。おどろくだろうなあ、愛らしい少女漫画の最中に突然エグい場面が出てきた日には…。ヒヒヒ…。」
魔王「………さすが曹操。俺を恐れないなら、恐れないだけの手はずを整えてくる(強がり)。まあいい、今はお前を見逃してやろう。」
曹操(知力10)「(身なりを整えつつ)さらばだ董仲穎。お前が息災であれば、戦場で、俺がお前を斃す日が来るだろう。せいぜいその時まで節制することだ。」
魔王「俺より長生きする気かっ。」
~ 回想シーンおわり ~
魔王「というわけだ。」
董旻(知力4)「…(あきれている)。あのー、お兄ちゃん?いまさら言ってもしょーがないけど、それって白ちゃんの護衛を増やして、あやしい奴を近づけないようにすれば済んだんじゃね?雑誌だってお兄ちゃんが買ってきて、白ちゃんに渡すまえに中身をチェックすればいいんだし。」
魔王(知力6)「あ。」
おわり
おまけ
魔王「白や、昨日の算数テストで100点取ったんだって?ご褒美に『ちゃ●』の今月号を買ってきたぞ。」
董白「ありがとう、おじいちゃん!妾(わらわ)、これからも、お勉強頑張るのじゃ!」
魔王「よしよし。お前は本当にいい子だなあ…。」
孫の笑顔は宝物。
蒼○航路のアレを多感な時に見せられたら...グレた孫娘、それはそれでいいやもしれない(マテ)
三国志大戦での魔王はどこいってでも優しいのほんと草
頭骨を抉れぃ。
矢印カットの髭はちょっとお茶目なんですがね。うん。
>しちじょー(七д篠)さん
僕もグレた董白様を見てみたいです。さらし巻いて特攻服を着ているような…って、イメージ古いな。
>天心十五さん
『優しい魔王様』のイメージを定着させた、天心十五さんからコメントをいただけて光栄です!
>おかか容疑者さん
その舌を抜けぃ。
個人的には、あの矢印カットの髭はエロくていいなーと思ってました。
それにしても、かっこよくて色気があるメタボのおっさんとか誰も思いつかないし、思いついても描けないよ。それを描いちゃう王欣太先生はホントにすごい。