瀕死の武将で釣りましょう。
あと一撃か二撃かませば落とせそうなこちらのアタッカーであれば、様子を見ながらも欲を言えば落としたいというのが人情。こちらも「やんのかこの野郎」と対抗意識を見せつつ、やっぱり戻った方がいいかもなあみたいな未練がましい動きでじわじわ伏兵のいる方へ寄っていけば、たぶんジャーンジャーンジャーンです。変な動きをしていれば警戒されるのも当然で、それはそれでOK。なぜならあちらの高武力が前に出にくそうにしていれば士気がたまる。伏兵は概して武力が低く、敵アタッカーに仕事をさせにくくしている時点でコスト比武力比以上の働きをしているわけです。相手にも伏兵がいれば同じようなことを考えるので、じゃあどうするかは個人の好み。楽しい読み合いの始まりです。
伏兵の初期配置は自軍城門前が一番ベタで手堅い選択ではありますが、上記の考え方でいけば「最前線、主力アタッカーの脇」という博打もアリだと考えます。高武力弓がいるなら、背後に忍ばせて馬で突っ込まれた時の保険という手も。踏まれずに攻め込まれてしまった場合は、序盤のぶつかり合いから城に戻っていきそうな経路に頑張って移動。
とっとと踏んでもらった方がいいのは于禁や潘璋などの知力そこそこ武力それなりの武将。それと相手が高知力武将ばかりの時。伏兵ダメージに期待できないなら、早めに表に出て戦場をウロウロしてもらう方が有用です。
変わり種なのは伏兵のまま城までたどり着いて攻城を狙うパターン。潘璋はとっとと伏兵解除した方がいいと書きましたが、自分が使っていた時はもっぱらステルス攻城狙いでした。カードリスト見渡すとロマンの塊がありますが、やはりロマンを求める人向けだと思います。
伏兵を放棄して計略を使うのも一手。序盤の攻防が終わっても伏兵を踏ませられなかった場合はどうしても手数不足になるので、それを避けるための手段として頭の片隅に置いておきたい。離間や連環チャンスはそうはないとは思いますが、警戒されることも利用するってもんでしょう。
試合が始まり、お互いの初期配置を確認し、伏兵の掘り合い、探り合い。伏兵無しのデッキも使いますが、こういう序盤の駆け引きも一つの華だと思います。良い伏兵ライフを。