帰ってきた漫画の話＃１　黒鉄のヴァルハリアン

前回の投稿でも触れました自分企画2本柱のひとつである帰ってきた漫画の話第一回目となります。

基本ルールとして自分がその月に気になった漫画作品を購入、紹介していく形で大戦コラボも希望するという自分の願望丸出しの投稿となります（笑）
もう直球にきましたな。

さて、今回紹介する記念すべき第一回目の作品はこちら

黒鉄のヴァルハリアン

著者：松原利光

ヤンジャンプコミックスより　既刊２巻　

あらすじ
元寇を生き延びた鎌倉武士・相馬鉄二朗は気が付くと見知らぬ場所にいた。
彼を連れてきたという少女・フリストから、ここは死んだ戦士の魂が集う館・ヴァルハラだと言われ…。
北欧神話の修羅の館に放り込まれた鉄二朗は、生き返るために様々な時代の「死戦士」たちと戦うことになり!?
死んでも戦うぶった斬り剣劇アクション開幕!!

週刊ヤングジャンプ公式より

©松原利光
©集英社

この作品との出会いはweb上での試し読みでした。それと公式では最新話が読めたりします。
あらすじのように流行りの異世界転生モノ？　ファンタジーものなのかな？　と思っていたのですが、どうやら北欧神話で語られるヴァルハラが舞台でワルキューレのヒロインが出てきたりします。
当初、武士VSローマ兵士という構図はビジュアル的にもストーリーとしても、すごい面白そうだったのですが、まだ話としては序盤だったのでどういう風に進んでいくのかもわからない部分もありました。それから月日が流れ、今月何気に本屋で見かけた第2巻（画像）の帯に武神関羽の文字が？！
えっ！どういうことだ？　
と思って一旦は見送り久しぶりにweb上で漫画の続きを読んでみると…。
髭殿と呼ばれる関羽の雄姿が、さらにフビライ・ハーン？！　
ちょ、待てよ！　
何だこの混成集団は？！
ど、何処の英傑大戦なんだ！！
気になってしまい一気に１，２巻を購入しました。

さて、改めて作品に触れていきますと主人公は生前、味方にも呪われし魔王の剣と忌み嫌われた相馬流を操る相馬鉄二朗（鎌倉武士。モデルは相馬師常？）
彼は死後の世界で、彼を見出したワルキューレのフリストと出会います。
現在ヴァルハラでは、この地に住む住人たちを苦しめているもう一人の邪悪なワルキューレがいるようです。彼女は死戦士と呼ばれるローマ兵たちを召喚し、この世界を牛耳っている模様。
そんな彼女に対抗するためにフリストは同じ死戦士である主人公を召喚したようです。
死戦士は不死で、例え殺されてもヴァルハラに鳴り響く鐘によって復活できるようです。そして、死戦士を倒せるのは死戦士のみ…。なるほど、徐々にお話の構図が見えてきました。
ここに上記の関羽やハーンが関係してきます。共闘し邪悪なワルキューレが率いるローマ軍と戦うということになるのですが…。
そこは生前の関係上いろいろと揉めたりしつつ、徐々に仲間意識を高めていく感じがしました。
少年漫画の王道な気配を感じますな。
しかし、主人公である鉄二郎には荒々しく、危うい印象を感じました。これからどんどん困難にぶち当たって成長していくキャラクターなのかなと思いつつ、息子との再会はあるのだろうかと考えています。
彼、実は既婚者でヒロインであるフリストにも息子の面影を重ねたりするので、彼女のことは娘程度のようにしか思っていないのではないかと思います。
彼が望むのは生きて現世へと戻り息子と再会することですが、果たしてどう話が進んでいくのか今後の展開が楽しみな作品です。
ちなみに現段階での最新話ではスパルタカスと戦っていたりします。
本当に英雄づくめですな。

自分が気になった髭殿。老年の姿で白髪に白髭を蓄え、自身の髭にこだわりを持つ武神として描かれております。
髭殿の願いは同じくこのヴァルハラへと来たであろう義兄弟との再会を果たすこと…。
三人が揃う場面が見たいですな。
2巻の帯に書かれている通り武神関羽の活躍もあります🐘
三国志、英傑どちらにしてもコラボ可能な作品ではないかと思いました。
気になる方は、まずはヤングジャンプ公式で試し読みをお勧めします🐘
気に入られた方はぜひ、自分のように手元に置いてくだされ。

再見

©松原利光
©集英社

作成日時：2022/01/29 18:07

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