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継戦の号令の話を秘しよう…

by
伏龍殿の覇者
伏龍殿の覇者
はじめに
・参考記事としてお読みください
・継戦の号令を主体とした戦い方を模索しています
 ⇒模索していった中での筆者の経験を記載していきます。
  鵜呑みにするのは危険ですが、こういうことがある、という上で継戦の号令を使用する一助になればと考えています。

この記事は
・上方したけど劉曄はどうなったの?
・劉曄が好きだけどデッキの組み方がわからない
・どんな戦い方をするの?
・何か分からんけどめちゃくちゃエッチなカードがあるね
・どんな発注したらこんなエッチなカードが入稿されてくるんだ…
・性癖を3つ選んで武将をランダムに生成するみたいなボタンを押したらできた武将何じゃないか…
という疑問に答えていきます、嘘です。

1.性能について
劉曄の基本性能は以下になります。回復量の参考
効果時間はおおよそで18c、知力で20c
ざっくり士気4〜5貯まるタイミングが計略が切れるタイミングです。

お察しの通りと思いますが、知力上昇を覚醒するのはややアドバンテージを失います。
そこまで知力を上げても効果時間に影響はありませんしね、例えば知力を極端に下げられても12c程度のカウントは残りますし、20上げたとしても魏武号令より長くなったりしません。

また国家限定の制限はありません、やったね、SEGAのお慈悲であり、重要なポイントでもあります。

本計略前にはイマイチ分かり辛かったですが、募兵は毒計略を受けても回復することができます
大抵の場合の毒ダメージより上でしょう。
理論上のネタコンボとして独裁者の粛清を受けても毒のダメージが募兵の回復量を上回ることはありません、たぶん
上方前はトントンだったはずですが現在は上回っているはずです。セガはこのコンボを想定していた…?
そうなると20カウント武力+10(募兵以外8)できます、そこにロマンはあるのだろうか?

2.戦い方について
城ダメージの取り方は原則内乱になります。なりました。

理由は簡単で武力+3が3部隊できてもろくに城は殴れないからです、無論全く殴れない訳ではありませんが、例えば武力10のケニアだったとしても武力13ですからね。

フルコン前提の城を割るデッキも検討できるかもしれませんが、カードプールを考えると妥当ではないと言わざるを得ません。司馬孚と王双と槍張コウ(満寵)と組んでる4枚デッキとかになります。地獄味がある。

継戦の号令での内乱の取り方はとてもシンプルです。

下図のように敵陣で募兵している武将が左右に動けば、即座に内乱は優勢になるでしょう!



効果時間は20c弱あるので大体2内乱分の効果時間です。

なんとなく物足りない気がしますが内乱4回で3割程度の城ダメージは与えられるので、受けるダメージはそれくらいまでに抑えましょう、というのがメインの戦い方になります。

使用者の感想として負けるときは点が取れなかったのではなく、取り返せないほどに城を削られてしまったという印象が多いですね。
そもそも取れなかったときは…自分の腕を恨みましょう…そういう相手もいます。

上記のように継戦の号令は攻める際にはそこそこの性能があります。

ですが継戦の号令を守りで打つのは得策でないと考えています。
修正値がどうこうという話ではなく、守るにしては若干短いのです。
修正値や長めの号令という特徴から、魏武号令に近い運用を想像できるかもしれませんが20c弱というカウントは、平均8cの相手の号令を防いで、効果が切れた敵部隊を処理してからラインを上げるには妥当なカウントではないように感じます。

以下に展開の例として

・部隊が最前線で計略済:最高の形です
少なくとも1部隊以上はいる武力10オーバーの武将相手に何も使わずに相手はラインを上げることはできないでしょう!
また弓けん制やローテのように僅かに削っただけでは全回復してしまいます。

・部隊が最前線で計略未:敵の速度上昇の可能性を検討する必要があります。
法具がなくて計略にも速度上昇が無いなら、ほとんどの場合で継戦の号令を打ってラインキープをすることで最高の形が再現できます。
この場合は継戦の号令を先打ちした返しに敵が計略を打ったら引きます。
指標として相手城際で打ったSR劉備(大器の旅路)は自分の城について2c程度で効果が切れます。
もし士気6時点でこの形の打ち合いになったなら、カウンターで最高の形を維持できるでしょう。

・部隊が中央で計略済:馬のラインのみ上げる必要があります。
相手が号令を打ってぶつかるにしては槍では修正値が低すぎますし、ぶつかりながらでは回復も望めないでしょう。
馬だけがぶつかって相手の計略を誘発するのが最善と考えます。勿論こちらが攻めている途中ならラインをあげて構いません。

・部隊が中央で計略未:馬のラインは上げたいですが、計略を打つべきではないと考えてます。
例えばSR劉備(大器の旅路)ですが、ここで継戦の号令を打っても合わせ打ちされるだけでこちらのラインは上がりません。
そして計略戦になると基本的には時間差を活かすため、速やかに退却することになります。
(構築上ほぼ同等の武力は出せますが、こちらは将器が募兵であることを前提にしC劉曄が入っているので、当たり負けする可能性が高いです)

自城際に引いてから8cの間ゆるゆると守って、効果が切れた敵武将をすべて処理して、ラインが上がる頃には…ほとんど効果時間は残っていないでしょう。
攻めた後に残った効果時間で処理するのと、合わせ打ちでぶつかり合いに弱い計略を打って処理するのでは、今後ラインをあげた後にも継戦の号令を使わなければいけないことを考えると、大きく差があります。
継戦の号令と相手の号令との打ち合いは城ダメージの収支+が多ければ使える手段ですが、結果がどうなるかはあなたの腕と展開を読む力にかかっていると言えます。

・部隊が城前で計略済:これは想定としては、上のいずれかから計略戦によりラインを押し戻された場合に該当します。
撤退しないように守りましょう。
そして継戦の号令が輝くのはこの後ラインを上げる際の残り兵力は全く気にしなくていいという点です!

他のデッキのように同武力同士で乱戦して倒した結果、兵力が少し残った槍部隊は城に戻り、兵力を回復してラインを上げ直して…と言っている内にせっかく倒した敵の武将は揃っている…ということにはなりません!
低兵力を残したままさっさとラインを上げて号令を打った後に回復しましょう!
これは継戦の号令の数少ない強力なムーヴです

・部隊が城前で計略未:ここが問題であり、この計略の肝心なところです。
色々デッキパターンを工夫してみましたが、この城前に至っては妥当な回答が見つかっていないのが現状です。

修正値を見ればわかる通り、継戦の号令は長さを除けば○○の大攻勢と修正値は同程度しかありません。
なので城前から出て号令を打って英傑号令を防ぐ!という動きをするにはやや難がありますし、前述の通りに上手く防いでラインを上げても、残された効果時間では計略が丸損です。ここで打つなら大人しく英傑号令を入れた方がいいというのが本心といふもの…

そのためここからの構築が各プレイヤーの相違点、腕の見せ所になると考えています。

筆者が元々使用していたデッキはこれです

このデッキ、前verでは高武力で前線を維持し、主に環境筆頭にあったSR劉備(大器の旅路)に対してライン維持と自城前からの文醜によるカウンターを使った戦法で比較的高い勝率を出すことができました。

時たま全く何もできずに恥辱に狩られる程度で、環境デッキに対して有利と言っても良いほどでした。
当初プランとしては上記のデッキのように、敵城前で部隊を抑えて、そもそも自分の城前に来る機会を減らすデッキを考えました。

ですが現verになると虎王や騎馬単(公孫瓚、張遼、ケニア)が増加し、それらのデッキに対してまったく戦果を上げることができませんでした。
これらのデッキは上方があったこともありますが、前verは劉備、献帝、恥辱、呉夫人らが抑えてくれていたためにマッチせず、結果として自分の使用していたデッキの欠点が表出しなかっただけだったのです。

上のデッキが使えるバージョンが来ることはまたあるでしょうが、この構築は継戦の号令だけ目をつぶって打てば、ある程度戦えるデッキのみを相手にする構築です。
それでは継戦の号令を継続して使用することは難しい…というわけで相手が城前まで来た時の根本的なプランが必要だということが分かりました。

上記から下図を見てください。

上のこのデッキは言わずと知れた某君主の継続力がある号令で、かつ主力の2部隊以外はそこまで武力の高くないデッキです。

また配信でインスタントに組まれたこのデッキも主力部隊が2部隊で組まれていますが、致命的な戦線の崩壊をするわけではありませんでした。
(これは副次的にぶつかり合いになったら関羽を打つことが暗黙的に分かっているからです。)

ここから分かることは2部隊の戦闘力のある武将+劉曄が募兵であれば、継戦の号令程度の武力上昇値であっても、ある程度戦線が崩壊しない戦力が見込めるということです。


例えば上図のようなSR曹操(覇者の求心)王双(馬、槍)夏侯淵(連弩)劉曄といった形やSR曹操(紅蓮の覇道)王双(馬、槍)満寵劉曄といった形の主戦力に募兵を持っていない武将を入れても、理論上大崩れはしないはずです。

後者であれば募兵展開を諦めて、大人しく紅蓮の覇道デッキとして運用することも可能です。

継戦の号令は上記のように、何かのデッキにフレーバー的に付け足すのが本来セガが想定する動作なのかもしれませんが…今のところは分かりません。
前回のバージョンアップ時に、劉曄の修正箇所はそこじゃない!という意見が若干数散見されましたが、使用者としては妥当なラインの強化だと感じています。
個人的な意見として、すべてのカードが環境レベルである必要はないと思っているので、武力を上げたり効果時間をめちゃくちゃに伸ばしたりするのは違うかなぁという感じもします。

別に環境レベルでないからと言って後方指揮の武力上昇値を上げてほしいとは思わないような感じでしょうか、まぁ使ってくれんならめちゃくちゃ強くなってもいいなという下心もあります、ええあります。

3.デッキ構築変遷
最後に個人的に検討したのは以下のアーキタイプです。
どこが良くてどこがだめだったのかをまとめます

要不要の検討をし、あなたが作るデッキの手助けになればいいと思います。

…の前にまずこれをご覧ください。


これは2コス以上の募兵を有している騎馬の一覧です。

デッキに使えそうな、とかではなく一覧です。

またこれらの武将には有用な募兵を持つ武将の中で、共通名の武将(王双、張コウ等)があります。

これから挙げるデッキが特別変なわけではなく、上記のような狭いカードプールの上で我々は継戦の号令を検討しなくてはいけないのだ…ということを念頭に入れて、デッキを組む必要があるということです。
やっていきましょう

・第1版

初めに使ったデッキはこれで、最終的にもやはり、これを素体とするデッキを検討することにしました。
このデッキは刻印武将が半分を占め、最もコスト比率で見た武力・制圧値が高い武将で構成しています。

良い点
・馬の(盤面)制圧力が高い
・ライン維持できる武力と遠距離攻撃を両立した点
・柵(確保が難しい接近状態で募兵できる箇所が増える)
悪い点
・神速騎馬に戦線を崩壊させられやすい
・相手にラインが上がったあとに打てる計略が弱い
・伏兵の処理ができない

基本的にはこのデッキが現カードプールで出せる総合的なスペックとしてはほぼ最大値です。
ですが前述のように、城前まで来た相手の計略を返す手段はありませんでした。

極力ラインを詰めて上げさせず、封じ込め続けますが、爆発力のある25袁紹や、バージョンアップにより使用率が上がった虎王を始めとして、ラインを上げること自体が容易であったり、一度だけ上がってしまえばリードが取りやすいタイプのデッキに勝率を大きく下げられ、このデッキを維持することは現実的でないと感じました。

・第1.5版

なんで刻む必要があるんだよ、納品前の今更番号も直せない資料じゃないんだぞ
と思わないでもないですがマイナーバージョンアップです。
槍を増やしたことで騎馬単に有利になったり、刻印が減ったことによって戦線崩壊の機会が減るかと思いましたがそんなことはありませんでした。
試合全体がのっぺりとして部隊のスピード感もなく、「脇陳蘭が抜けてきましたね、えへへ」みたいな負け方をします。お勧めできません。

・第2版

城前計略や、知力、刻印の問題など全体的な安定を求めて張コウを関羽にしました。

なんとなく配信などでも、ネタ半分で継戦の号令が使われる際には関羽が使用されている気がしますが、このデッキは欲張り過ぎました。
そもそも殿に置きやすい槍に士気を更に3払う余裕などなかったのです。
このデッキはもうちょっと行き詰った時に吾彦自体をメインに出来るようデッキサンプルとして残しますが、2.5版に続きます。

・第2.5版

スペック、兵種ともに安定した良型の一つです。
しかし評価するには難しく、以下のようになります。

良い点
・馬の(盤面)制圧力が高い
・ライン維持できる武力と遠距離攻撃を両立した点
・馬が踏んでも伏兵崩れしづらい
・城際で関羽が打てる
・士気溢れに朱治が打てる

悪い点
・騎馬単に戦線を崩壊させられやすい
・称誉の強襲がなくなった
・朱治を打ってしまう(士気の展開が読みづらくなる)

結局神速騎馬(騎馬単)に戦線を崩壊されました。

こっちの槍が1枚で、白馬は士気4なので士気6を1枚入れたら全部レートがひっくり返るなんてことはないってことだね。
槍2,3枚のワラならそうではないのでしょうが、あまりにムシが良すぎました。
また朱治を打ってしまう、というのは妙な書き方ですが、打った方が形はよさそう…と思って打つと終盤に士気があったらなぁという展開になったり、打って倒したけど打たないでワンパン貰って倒した方が良かったな…みたいな、どっちに転んでも打つと展開的にやりすぎなカードでした。
これもまた良いデッキ求む系のサンプルですね。

・第3版

一つ目のデッキ分岐点です。
前述までの城前までの戦い方がないことや、主力部隊が2部隊で戦えることを認識し、デッキの作成にかかりました。馬単を見て槍を三枚にしたり、落雷を入れたり、車輪を入れたり…想像上の最強のデッキでした。しかし…

良い点
・戦線がとても安定する
・高いラインのぶつかり合いで趙雲が時間を稼げる
・落雷による試合展開を作れる

悪い点
・趙雲が重たく、貼り付けかライン維持かの選択がシビア
・馬が制圧できない

趙雲には3槍呂布のようなライン制圧が求められました。また趙雲を貼り付けてしまうと騎馬単が制圧するはずなのですが…王双には制圧がありません。あっても付けられませんが、付けられませんがじゃありませんが…

なのでこのデッキは「戦線を維持する力はあるが城ゲージを奪取するプランがない」というデッキと結論付けられてしまいました。
今考えれば、例えば王双麋竺を張春華関平にするなどのプランは考えられますが、微妙な感があり、この構築に先はないと考えていました。

ただ、この構築で分かったことは
・5枚構築は戦闘力が弱いわけではない
・馬は制圧力が必要
の二点でした

・第4版
ここからは基本的なデッキの骨子が固まっています。
第一に馬の制圧が高いこと、第二に主力が二部隊であること、第三にスペックを度外視した低コストの計略要員がいることです。

良い点
・馬の(盤面)制圧力が高い
・重ねる計略として殿馬がある
・捨て奸気味に撤退してからの丁夫人が残った張コウと合わせて非常に強力な防衛力
悪い点
・騎馬単に戦線を崩壊させられやすい
・主力が伏兵を踏みづらい
・継戦の号令を打った後の丁夫人が浮き気味

このデッキからデッキとしての完成度は飛躍的に上がりました!

小回りが利く計略が入ったことで、あと一手の所で打つ計略が増えたことで、防げるか防がないかだけの01のゲーム展開が減り試合展開にメリハリがでてきました。

またこの辺りからデッキにおける文醜の比重の重さが変わってきました。
計略を打つコツとして部隊撃破を狙って士気5を払って部隊撃破と3.5を目指すのは悪手で
普通に乱戦で倒せる相手を倒して香車戦法にしかならない3.5は良い結果になることが多いです。
これは継戦の号令におけるライン維持が大事で、士気3.5払って槍のラインが自城から敵城に上がればアドバンテージが取れているからです。
逆に相手が士気5払っても、1部隊も倒せずに士気5丸まる払わされた方が試合全体が崩れる痛い試合展開となります。

・第5版(現行)

現在自分で使用しているデッキです。
現環境に合わせて1コスを調整しました。

良い点
・馬の(盤面)制圧力が高い
・コンスタントに打てる沮授が牽制と士気上昇によるカウンターを兼ねている
・称誉計略を重ねても士気損し辛い
・柵が一枚ある
悪い点
・速度上昇に戦線を崩壊させられやすい
・主力が伏兵を踏みづらい
・継戦の号令を打った後の1コス槍が浮き気味

色々デッキをこねくり回した結果、主力が張り付いた後のマウントや戦線が崩壊した後の最低限のダメージソースとして、1コスの計略枠に1馬1槍を入れるのが安定と考えていましたが、圧倒的に沮授の計略性能が高く、また平時の戦闘要員としても(主に守城がメインで)邪魔にならないことが分かりました。

逆にそのせいで計略要員としてあけていた2枚の枠の内、1枚が浮いてしまう結果となりました。
現在は曹節(玉璽)、徐庶等の1槍でどれが良いかを検討中です。(丁夫人は上振れ下振れの数値の差が大きく展開の読みが大きく試合結果に関係してしまうため難しいと判断しました)

・現時点での構築
11陣後半盤から12陣砦までは最後のデッキのマイナーチェンジをメインに弄っています。
上記の他にも現行版までのマイナーチェンジや、全くダメだったデッキもありますが類似する点が多いため割愛します。
また遊軍については検討中です。荀攸を使うパターンが多いですが、普通に考えて+2でいいよなぁとか速度上がったら逃げられるよなぁと思うときが多々あります。

デッキとしては現状自分で組む上で、張コウはデッキから外せないパーツと言っていいと思います。
前述の通り、制圧が重要なデッキにおいて2.5騎馬の武力9制圧3はゲーム内で最も優れているカードの1枚です。

2コスについては連弩夏侯淵、槍王双、文醜、張任から選択するのが妥当です。

連弩夏侯淵についても数回プレイしていますが、白兵戦が安定する代わりに兵種の関係上沮授が抜けてしまいます。
あまりにも安定しすぎて丁夫人で撤退する部隊を探すのが難しいという盤面になりました、これについては新しいデッキの構築が待たれます。

1コスについて最も優れているカードはやはり沮授だろうと考えます。
沮授を入れられるかどうかから考え始めて、入れるのをやめて馬にするか、夏侯淵との兼ね合いで…とデッキを練ることになるでしょう。
勿論、張コウを入れずに他の国家を選ぶことや、関羽を主軸にした単色デッキを組むことも可能です。
新しいデッキを作って紹介してくれる日を望んでいます!

4.最後に
・何か分からんけどめちゃくちゃエッチなカードがあるね
・どんな発注したらこんなエッチなカードが入稿されてくるんだ…
・性癖を3つ選んで武将をランダムに生成するみたいなボタンを押したらできた武将何じゃないか…
これらの質問に答えたい…けど答えられませんので劉曄について簡単に調べていきましょう!

このカードは曹叡との有名な逸話である、こんな話を元にしたものだと考えられます。
・曹叡が前皇帝からの軍師である劉曄に「蜀が弱ってきたので征伐を行いたいと思う」と相談すると劉曄はそれに賛同しました。
劉曄が部屋から出ると、他の臣が「貴方がここに来たということは、蜀の征伐をついに行うということだと思いますが、どうでしょう?やはり出征ですか?」と聞くと「そんなわけないだろう、蜀の将は未だに強く、土地は攻め辛い、兵を失っても国力はあるのにどうして堕とせようか、それにこれはあなた方が口出しする問題ではない」と一蹴しました。
諸将らは、それも確かにと思って話し合いました。
しかしそれを聞いた曹叡は不思議がります。自分が聞いた話と諸将らが話している内容が違うのでもう一度劉曄を呼んで尋ねると劉曄は「陛下、軍事のことというのは則ち国家の秘密でありますから簡単にそう事を公にしてはなりません…」と、それを最もだと思った曹叡は劉曄のことを益々重用したという話です…

これは横山光輝三国志でも取り上げられ、君臣の有名なエピソードとして語られています。

ですが、ですが…

実はこの話には続きがあります。

その後曹叡は晩年になると、他の国が弱り、魏の強さに驕ったのか、華美な土木工事したり、病にかかって、濁して言えば様々なことをし始めます。
その中で重臣にこう言われます「劉曄は賢いのではなく、陛下の意に追従するだけの佞臣なのです。試しに陛下の意と逆さのことを言ってください。彼はそれでも良いと言うでしょう」と、そうして曹叡が劉曄に尋ねると、そのまま劉曄は「陛下の言う通りです」と言ったので、曹叡は劉曄を信用するのをやめてしまった…という話です。

なんということでしょう、美談だと思われていたあの逸話が一気に逆の意味になってしまいました。

しかし、そもそもこの話はどこから来たのでしょう?

この逸話は傅玄という、主に晋で活躍した文学者の書いた「傅子」にあります。
そして傅玄は西晋が正当に魏から継承されたことを記録する必要があり、また劉曄の息子らは司馬家と仲が悪かったそうです…ということは…

と言いたいところですが、実際劉曄が後期に至るまで重用されたのかは、いまいち分かりません。ここまで活躍した軍師の中で没年が分かっていないというのも、王族の出であることを加味すると不自然です。しかし死後には景侯と諡されています。魏と晋の移り変わりの中で記録されなかったのか、それとも…

何が本当で何が嘘か、信じるか信じないかは貴方次第で(ry


※記事の一部の画像において、カードショップ遊々亭様の三国志大戦デッキシミュレーターにて生成したデッキの画像を使用しました。問題があれば修正します…

追記:展開の好例としての動画サンプル
更新日時:2020/07/06 07:58
(作成日時:2020/07/06 00:38)
コメント( 2 )
おかか容疑者
おかか容疑者
2020年7月7日 6時51分

研究に研究を重ねた様が内容からとても察せられる良記事です!
今回えらく修正受けたので今回こそは募兵号令の時代かもしれませんね。

楊狐
楊狐
2020年7月7日 9時56分

4.最後に
・何か分からんけどめちゃくちゃエッチなカードがあるね
・どんな発注したらこんなエッチなカードが入稿されてくるんだ…
この件が面白かったですなw
計略も個性的ですが、絵柄もまた個性的ですな(それが良い!)

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