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『携帯ゲーム史三国志』の話・9

by
四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
~あらすじ~
 
ゲームボーイの漢王朝時代に起こった
中国最大の農民一揆黄巾の乱こと、たまごっちのブーム。 
時代は移り、その先駆者だったバンダイが一国を興す事となる。
 
 
★★★★★
 
先の記事で話した、元任天堂の横井軍平氏の関わったハードであるワンダースワン。
今度はその発売元である、バンダイについてズームイン。
 
バンダイと言えば、今ではバンダイナムコとして知られているが、
元々は玩具メーカーで、プラモデルで有名になった。
それは語るまでもなく、「うちはガンダムだけで生涯食っていける」と風刺されたほどである。
 
そんなバンダイは、ゲーム産業でも持ち前の版権もので良作を出しており、ファミコンなどでは、ソフトの形をバンダイ唯一の丸角型で出していて、自社の印象を強めた。
とにかくメディアミックスの上手い会社である。
 
そんなバンダイは、『たまごっち』が空前のヒットを果たす。
思えば、オリジナル商品でここまで売れた事はなく、低年齢層の開拓に大きな一手を打てた形だったが、
再版や、別バージョン版、キャラクターグッズなどが大量の在庫になってしまい、
あわや経営危機になってしまう。
 
たまごっちのブームは、携帯型ゲーム機の復興に影響したのは間違いない。
また、電子ゲーム玩具としても、
同社から『デジタルモンスター』や、
万歩計に育成要素を取り入れた任天堂の『ポケットピカチュウ』など、
後々のスマホゲームの『ポケモンGO』や『ドラクエウォーク』の原点とも言えるシステムも出ている。
 
そんな状況下で発売したのがワンダースワンだった。
 
 
さらに業界内でも一騒動あって、
任天堂と、大人気RPGメーカーのスクウェアが不仲になったのである。
と言うのも、代々ファイナルファンタジーシリーズは、初代からファミコン、スーパーファミコンで発売されてきたのが、
次世代ゲーム機では、任天堂のニンテンドー64ではなく、プレイステーションにて新作を出すと発表があり、
義理を欠いた形になったスクウェアは任天堂と距離を開けてしまう。
 
同じく二大国民的RPGのドラクエ有するエニックスは、
ゲームボーイで出した『ドラクエモンスターズ』が大ヒットし、
ゲームボーイカラーにも往年の名作のリメイク版『ドラゴンクエスト3』がヒット。
その後も『ドラクエモンスターズ』の続編を出すなど、任天堂ハードに貢献した形だったので、ますますスクウェアは肩身が狭い状況であった。
 
 
結果、任天堂と離れた独立国として始まったワンダースワンが、
この、バンダイとスクウェアの2社を主力に戦っていく事になるのであった。
 
 
つづく
 
更新日時:2020/05/28 11:27
(作成日時:2020/05/28 11:23)
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コメント( 4 )
4件のコメントを全て表示する
四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
2020年5月28日 11時32分

>金村保坂非道さん
さすがにワンダースワンはネオジオポケットに比べてソフトの数や参入メーカーも多いですが、
SNKと同じくバンダイも自社のゲームを相当出してますし、
その辺は書きたいですね。
ONE PIECEもありましたが、聖闘士星矢とかキン肉マンとかも出てて、さすがバンダイだと感じました。

柱の男
柱の男
2020年5月28日 11時35分

テリワンは小学生時代の友でございました。。。
夜も懐中電灯点けながら親に内緒でやったりして、これのせいでお目々悪くなりました😂

四天王FAL
四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
2020年5月28日 11時47分

>柱の人さん
携帯ゲーム機は、テレビが無くてもいいんで親に干渉されないところで出来たから子供に人気だったんですよね。
ドラクエモンスターズはちょうどバックライトがついたゲームボーイライトかあったので、同じような子供も沢山いたと思います。
ドラクエモンスターズは、ゴーレムが骨付き肉を食べるのが解せなかったです。

柱の男
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