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『袁紹軍』と『西涼』の話

by
四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
「早く群雄王異、出してくれ」との声にふと思ったが、
王異って、群雄に所属してないんじゃない?
 
馬超の反乱に対して防衛していた側の妻だから、魏ではあれこそ、群雄じゃないなと。
 
では、なぜ群雄王異が出たか、それは伝説の勢力、
『袁紹軍』と
『西涼』にあった。
 
 
この2つの勢力は、まだ三国志大戦2の頃まであった勢力で、現在の群雄的なものは『他勢』であった。
 
魏、呉、蜀、他勢、袁紹軍、西涼
 
 
★『袁紹軍』
 
名前の通り、袁紹に所属していた武将たちの勢力。
名前からか袁術も袁紹軍入りしているが、
董卓がいた頃から、袁紹と袁術は敵対しており、度々、袁紹軍側の勢力と、袁術軍側の勢力とが競り合っている。
 
孫堅は袁術側だったので、袁紹側の劉表と戦っていたのだ。
 
因みに徐州の劉備は、なんだかんだで曹操派だった上、曹操も袁紹派だったので、
徐州を奪った呂布は、袁術側につく話で袁術に援軍を求めている。
 
案外、三国志のストーリー的にはかかれていない裏事情だ。
 
三国志大戦3当初は、勢力として『群雄』が登場し、袁紹軍の武将は大型バージョンアップまで使用禁止に。
袁術軍の武将は群雄に組みされてしまったが、そっちの方がしっくり来る。
 
国ではなく勢力で分けられた『袁紹軍』は、名門の出自に因んだ計略も多く、圧倒的兵力で押し潰すイメージだった。
 
もし、今も残っているなら、
新カードとしては、
 
「袁紹軍の呂布」(董卓の死の後、長安から敗走した呂布は袁紹を頼った時期がある)
 
「袁術軍の孫堅、孫策」
 
なんかが期待できそう。
まあ、今の漢の呂布、孫堅みたいな感じになるのかな。
 
 
 
 
★『西涼』
 
これまた、「地方」で縛られた勢力と言う、オンリーワンのカテゴリーだ。
 
群雄王異の話をしたが、この、西涼地方の武将と言う括りで王異が含まれて、
それがそのまま群雄に引き継がれた経緯で、群雄に王異が登場している。
 
『西涼』は、騎馬に特化した勢力で、それゆえ、槍兵が1枚もいないのも特徴。
歩兵が、『解除戦法』と言う、接触すると相手の計略効果を消すと言う、強力な計略を持っていた。
 
西涼地方は、騎馬の扱いに長けた遊牧民族との関係が深いため、騎馬兵が特に強く、三国志の中でも、董卓軍の強さや、曹操を悩ませた馬超軍の強さを体現している。
 
事実、秦の始皇帝が万里の長城を作ったのも、北の騎馬民族に対する防護策としてである。
 
三国志は物語初期より、歩兵が主体の曹操は、董卓、呂布と、いかに騎馬兵に対して歩兵が戦うかを戦術として昇華していったのである。
 
その後はその強さを自軍に取り入れ、
孫権との戦いで張遼がその強さを示すことになるのである。
 
もし、この『西涼』の勢力が残っていれば、
新カードとして出ていたであろうものは、
 
『西涼軍の姜維』
 
が考えられるが、
これは既存の姜維には無い、全く新しいカードになりそうだ。
 
他には『韓遂』なんかもSRになりそうである。
演義では馬超と組んで曹操を悩ませた智略を見せてくれそうだ。
 
 
 
 
過去作は、もはや10年以上前であるため、覚えている人も少なくなってきたが、
三国志と言う題材を面白く切り取った本作においては、色々な考察も、様々な楽しみかたもある事を感じさせる部分であった。
 
 
 
 
 
作成日時:2020/05/13 23:31
カテゴリ
雑談・雑感
コメント( 4 )
4件のコメントを全て表示する
四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
2020年5月14日 7時14分

>螳螂之斧さん
セガの範疇になるので、とやかく言う事ではないですが、
カードプール的に女性武将が出しにくいからの苦肉の策だとは思います。

それなら蜀版呂布を出してもらって、黄忠を越える弓兵を期待しています。

納豆華
納豆華
2020年5月15日 15時34分

R王異愛用してました。
槍が無い勢力という尖った勢力が騎馬中心で一癖も二癖もある西涼ぽっくて良かったですね。

四天王FAL
特イベ
特イベ
四天王FAL
2020年5月15日 22時9分

>納豆華さん
尖ってましたよね。
コンセプト的には騎馬の強い土地柄を生かしての騎馬優遇勢力ですが、今みたいに弓呂布が制圧も出来る、みたいなのが無いのが辛いですね。
弓と歩兵も強くて、混色で輝くのも良き。

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