今ひとたび、守護神タイガーを語ろう。

守護神タイガーショットはクソデッキだ。基本的に動かさない。五枚入っているので操作がそれなりに忙しいように見えるが白兵戦をやらないので特に問題ない。



動かさなくても！　勝てる！

凄くない？

凄いのだ。（完）



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とりあえず、まだ知らないっていう三国志大戦初心者のためにデッキ内容を貼っておく。このデッキはおおよその基本戦術が、タイガーが端攻めして曹仁が逆端を攻めることで出来ている。



なんだかよくわからない？　ふふん、聞いて驚くなよ。このデッキのすごいところはいっぱいあるので解説していこうじゃないか。



まずタイガーショットはなんと自陣で溜めていいのだ。敵陣へわざわざカードを前に出してごちゃごちゃ妨害範囲気にしながらラインを上げる必要がない。これはもう、革命であるといっていい。このゲームの半分くらいのシステムを亡き者にしている。ライン上げ！　押し引き！　そんなものはない！　もしかしてこれ、サッカーゲーム？

次にタイガーショットは物凄く囮能力に長ける。なので全体に霧が出ているわけでも戦況が一部しか見えないわけでもないのに、何故か相手は他のカードへの注意が散漫になる。実際使ってみるとその効果に驚くほどに恐ろしく散漫になる。誰かが「見えている地雷」とタイガーを評したが、実際そんな感じである。なので、残りのメンツは滅茶苦茶生き生きと動ける。具体的には気が付いたら逆端を歩く曹仁が敵城にワープする。縮地戦法である。





ここらへんで読者諸兄はそろそろ気が付いたのではありませんか！？



そう！
何もしなくてもラインが上がるのだ！！！



タイガーは見えている地雷なので集中砲火を浴びるが、そんなの法具なりなんなり切ってしまえばほぼ確定で通る世の中だ。大抵のデッキは武力18とかいうやつが城に到達する前にさっさと処理する方法として、超絶騎馬くらいしか持っていないので、車輪選んどけばいい。

目をつぶって車輪！　いいね！　見てくれよこの単純さ！　法具選択すら！　雑！！

全盛期の忠義か？　ってくらい単純。七★祈祷＝車輪。いやーすごい、これが人類の英知ですよ？
実を言うとフルコン防止に連環を選ぶこともありますけど大体その二種類しかない。凄い。

そしてタイガーが決まったら敵城へ縮地していた曹仁が守護神を撃つ。これだけで城が取れる。ほら、今までの文章を見直してみよう？　何か駆け引きがあったか？　ないぞ。白兵があったか？　ないね！　タイガーを士気6で溜める、たったこれだけでいいんだ！　敵城に兵力を残して辿り着いて号令をかけることに比べりゃもう、難易度はEASY！



ということで、何もしなくてもラインが上がる仕組みがお判りいただけただろうか。　ここまではいいね！　すごいね！（Great！　Excellent！　超！　エキサイティング！！）ってなったと思います！！　なったね！！



じゃあ守りは？
もしかして守りはスキルが必要なんじゃないの？



そう不安になった貴方に朗報！

大丈夫！　だいたい計略撃つだけ！



だってほら、ここに周旨ってのがいるでしょ？　これをぽちっと押すだけで城門を守り切れる。そう、彼はなんとダメージを75％もカットする！　杜夫人の系譜を受け継ぐ男！　何故か下方を免れ続ける守護の鬼！　SHU-SHI！！！

城門さえ止めてしまえばこっちのもの。相手はタイガーと曹仁に奪われたリードを取り返すのは困難を極めるはず。横弓もいるしな！　HAHAHA！　つまりこいつで勝ち確ってことさ！　もうお分かりだろう。白兵なんて必要ない。相手のライン上げすらぼんやりと見ていていい。これこそクソデッキの極み、まさしくカードパワーの成せる技ってことだ。OK？　OK！！！　YEAAAAAAH！！！

それじゃ相手を倒せないじゃないか？　尤もな疑問だ。勇護戦法は敵を倒すのには向いてない。でも、思い出してほしい。このデッキにはもう一人いる。そう、
遊　軍　周　瑜
……ってやつがな！！

ひとたび発動すれば範囲内の兵力を五割吹っ飛ばせるんだから、低い周旨の火力を補って余りある。これでボタンを押して見ているだけで城門の相手が死んでいくデッキの完成ってわけだ！　これを前出しノースキルデッキと言わずして何と言おう。





何？　周旨を早く打ちすぎて遊軍周瑜のトリガー計略が用意できてない？　よく見て。この丁原の計略は一番槍っていうの。

お判りいただけただろうか。これこそ、平成という男が生み、令和ちゃんが完成させたクソデッキ、『守護神タイガーショット』というわけ。もう強さは十分に伝わったと思う。明らかに自分より格上のハンドスキルを有する相手に、デッキパワーで殴り燃やし勝った時の快☆感ってやつを、存分に味わえるデッキなんだ。

ん？　それでもちょっとテクニカルなことがしたい？
わかる～～完全なノースキルじゃなくてちょっと上手い雰囲気出していくと自分を褒められてこのゲーム最高に楽しいよね～～！！　超わかる！！！

もしあなたがその気なら、傅巽や守護神を使ってタイガーを撃たない内乱戦を挑んでみたり、守護神＋傅巽で攻めてくる相手を落としに行ったり、特技城持ち騎馬の丁原を適切なタイミングで端攻めさせて相手の足並みを乱したり、遊軍周瑜に引っかかるように相手の攻め方向を誘導してみたり、傅巽で高いラインを保って計略を撃たせて連環で凌いだり、長時間計略に傅巽で対抗したり……実は、選択肢はさまざまにあったりなかったりする。例えば下記の図は長時間計略（文帝、郭嘉）に対してこっちも傅巽（20C）＋車輪法具で対応しながら丁原を端攻めに投げて相手を揺さぶる図。



そういう細かすぎる機微をいつか説明できる範囲で説明したいと思いつつ、いつも出来てない。こういうのはあれだ。経験則が殆どなので、体系的に説明できないのだ。ほら。デッキ作成者が、馬鹿だからね。ハンドスキルがZEROだからね。脳内★爆発！　恐怖！　前出し中毒と化した君主！

雲散法正相手は浅刺しタイガーを死ぬ気で決めろとか、麻痺矢号令相手には再起速士でタイガー溜めながらの残り全員神風アタックで溜め完了を狙えとか、全盛期火焔陸遜相手はタイガー狙わずに傅巽で溜めさせるなとか、司馬昭相手は無理矢理二回目のタイガーを撃つことで勝機が開けるとか。それが最良かどうかはともかく、ノウハウはいっぱいあるんだ、でもそれを書くことは私の手の内を晒して弱体化させることにも繋がるんですよ、おお、この世は怖い。
他デッキ使いは↑の文章全部忘れろ。豆腐の角に頭をぶつけろ！

そんなこんなでいつも通りの記述に終始するわけなんだけど……白兵スキルより計略選択や撤退タイミング管理が重要になるデッキなので（推定雑感）、そういうのが好きな人には四色だと食わず嫌いせず触ってみてほしい。最大士気も8あるから大丈夫。個人的に聞いてくれれば特定のデッキに対するノウハウはばらすので、ので。

遊軍周瑜が加わって誇張なしに「完成」した感がある当デッキは、基本的に誰にでもおすすめできるよ！　誰も使ってくれないとこまでワンセットだけどね！

そういう感じで頭おかしい文章を綴ったところでこの投稿は終わりなんだ。すまない。今はもしかしたら……量子論的に考えると……こだわりのデッキかもしれないけど……いつか主流デッキになって気が付いたら皆が使ってるからよ……その時はこの投稿のことも思い出してほしいな……私は流行った暁には存分に起源を主張していくから覚悟しておけ。




以上だ！

皆、自粛中もよく寝て健康に過ごしてくださいね。ではまた次回！（ありません）