時は214年の夏、葭萌関。
龐統を失った劉備の元に、諸葛亮・張飛・趙雲らが集まった。
これにより、遂に成都攻略へ一致団結しようとしていた。
そこに、かつて劉璋の旧敵とされた張魯の客将・馬超が登場する。
その動画をどうぞ。
今回は2ラウンド構成です。
まず第1ラウンド
続いて第2ラウンド
【解説】
この一騎打ちは、2ラウンド構成で分かれているように、三国志演義(第65回)の中では相当な熱戦振りを表現している。
具体的に、第1ラウンドでは100合余りの合戦。
第2ラウンドでは更に激しく、松明の明かりが灯される中、100合以上→再度20合余り→馬超偽装退却→銅槌投げつけ→双方退却。
と、両者とも「最強の武人・呂布」に比較されただけの武勇を見せている。
そして、ちょっと気付き難いのが、第1ラウンドの動画を観る限り、最後に張飛が馬超に夜戦を求めたところ、馬超が快く応じてビックリするのが面白い。
このほか、三国志演義の中で、この一騎打ち同様に激しい戦いを見せたのは、
許褚vs馬超(第59回)
100合以上→双方の馬乗り換え→100合以上→許褚が裸になってからの30合以上→槍の奪い合い→諸侯参戦
許褚vs典韋(第12回)
朝8時から12時まで→休憩してから夕方まで→夜中断→30合で典韋偽装退却・許褚退却→
翌日数合で典韋偽装退却→許褚落とし穴で捕縛
関羽vs黄忠(第53回)
100合以上→50〜60合→黄忠が不意の落馬により勝負保留→30合余りも戦わないうちに黄忠偽装退却からの「空弓」
などが挙げられる。
以上となります。
次回は、長坂坡の戦いをお送りいたします。