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三国聖地巡礼

by
るるる
るるる
こんにちは、やぎすけです。最近九州になりはじめて銀プレを踏みました。それまではそれなりに勝てていたつもりなのですが、九州に上がってからは笑えるくらいの連敗です。でも満身創痍でなんとか砦にたどり着いたので、銀プレでい続けられるように修行を積みたいと思っております。

さて、突然ですがみなさん、聖地巡礼はお好きでしょうか。
実は最近少し大戦をお休みし、実際の大陸へと行っておりました。桃園を見ていると史実解説をされている方もおられますので、この場を借りてちょっとだけ向こうの史跡を紹介出来たらなと思います。民間伝承やら何やらが色々混じっていますが気にしないでください。今回は劉備でお馴染み、涿州中心の旅でした。


①鼓楼大街




涿州で三兄弟が出会ったと言われているのが此処、鼓楼大街だそうです。写真の通りの普通の古い市場で、豆腐やら肉やらが売っています。
涿州の博物館によれば、三兄弟の出会いは、家の前の井戸に肉を隠し、そこに重石を乗っけた張飛が「この石を自力で持ち上げられたら肉を食べていい」と看板を出したことに始まるそうです。そこに通りかかった関羽が石を持ち上げ肉を取ると、そのことに腹を立てた張飛は関羽が豆を売っているこの市場まで殴り込みに行きます。そして二人は喧嘩となり、その喧嘩を止めたのが劉備だそうです。なんでも二人の間に入ってその拳を止めたとか。
最初この映像を見た時、武力9同士の喧嘩を止める劉備が一番最強に見えたりしました。やっぱり武力は正義なんですね。


②三義宮






上のような出会いを果たした三人が桃園の誓いを行なった場所と伝わるのが、こちらの三義宮だそうです。鼓楼大街の近くにあります。中には二枚目、三枚目のようにわかりやすい碑が建てられておりまして、どちらもかなり新しいです。一応中国で政府の指定を受けているとか。
また中には色々な廟があり、劉備関羽張飛の三人以外にも、諸葛亮や劉禅、関興、張包、そして夫人たちなども祀られていました。








↑上から劉禅、張包、関興、廉夫人に甘夫人。

最近よくマッチする甘夫人は手元の人形のインパクトの方が強かったです。カードを持っていくのは忘れてました。この二人の婦人に向き合うように孫夫人も祀られています。
ちなみに、一番目の画像による三義宮の三つの入り口(うち二つは閉じられていますが)には実は意味があるようで、元々は真ん中が皇帝、東は文官、西が武人用の入り口なんだそうです。もし選べるならどこから入りたいかと考えたりしました。一騎打ちはしたくないので文官ですかね。


③張飛廟(張飛の古井戸)



この三義宮からすぐ近くに、張飛を祀る張飛廟があります。一応中国の宗教の一つとして扱われているようです。中には張飛のお墓(三箇所あるうちの一つだと聞きました)もあり、わざわざ四川の古墳から土を持ってきたんだとか。張飛の馬に関する地元の逸話も聞きまして、なんでも張飛の馬が麦を食べると、その麦が二倍となってまた生えてくるので、村人たちに神として崇められるようになったという話があるようです。
一応此処には、明と清の頃の石碑もありました。結構古くから張飛廟として扱われている場所だと思われます。







此処のメインはこちらの古井戸。張飛が肉を隠すために使っていたのがここの井戸だと言われております。三枚目を見ていただくと井戸の口の部分に縦の線が入ってるのがお分かりいただけると思いますが、これはガイドさんによると肉を吊るした跡だそうでした。井戸は結構深く、10メートルくらいはあるそうです。此処に隠していた肉を通りすがりの関羽が持って行ったんですね。追いかける張飛は速速速くらいありそうです。


④趙雲故里


ここまで三兄弟でしたが、石家荘の趙雲故里にも行きました。
奥にぼんやりと写っているのが趙雲像で、ちゃんと阿斗様を抱えてました。此処には趙雲を祀る廟と、趙雲が愛馬に水を飲ませるために使っていたとされる石桶があります。





一応近くの川から取れた石、という石の由緒も伝わっているそうです。趙雲といえば白馬です。石の周りには囲いがあって、石自体には触れないようになっていました。






ちなみにこの趙雲故里には、何故か張飛が自分で掘ったと言われる文字の拓本があります。つまり直筆です。これが二種類飾られておりまして、見事に字が違いすぎるだろうとは思いますが、少しロマンはあります。ちなみにこの拓本の元となった石碑はもうないそうです。
余談ですが、何故か此処だけ、「張飛の手紙」という日本語での説明が添えられてました。日本人がよく来られるのでしょうか。

以上写真を交えた簡単な旅日記のようなものでした。この他にも少し寄った場所があるので、そちらもそのうちまとめられたらと思います。画像を沢山貼ったため、重かったら申し訳ありません。実はこのために桃園劉備も刷っていたのですが、結局全部大徳で撮っちゃいました。ここまでご覧いただいてありがとうございました!
更新日時:2019/03/11 12:11
(作成日時:2019/03/11 12:10)
コメント( 8 )
8件のコメントを全て表示する
yunatogirls
yunatogirls
2019年3月12日 0時51分

>鼓楼大街
 中国といえば自己主張とか宣伝というイメージがあります。古い市場にしては、看板が派手かなと思いました。

>一応中国で政府の指定を受けているとか。
 パンダ2頭でレンタル料1億要求する政府ですからね。三国志で観光客が集まると聞けば、しゃしゃり出てくるでしょうね。入場料とかって取られました?

>通りかかった関羽が石を持ち上げ肉を取ると、
>二人は喧嘩となり、その喧嘩を止めたのが劉備だそうです。
 …張飛はぴったりw 関羽は条件をクリアしてもらったのに喧嘩を売られて困ったでしょうねえw

>上から劉禅、張包、関興、廉夫人に甘夫人。
 え、劉禅? マンガ三国志を見ると、劉禅なんか祭らなくってもいいじゃんとか思いましたw でも最近、孫権が二宮の乱とかで滅茶苦茶にしているのを知ったり。曹操も後継者指名で迷ったり、現に死者が出たりしていると、負けて降伏というのはまあマシかなーと思ったりw 一応黄色の服は皇帝の証ですね。
 張包、関興。うん、はい。
 廉夫人に甘夫人。まあいわゆる伝統的な古代中国美人というのはこんな感じですね。で、抱いているキューピーちゃんのような人形は何?w 片方はでかくて、片方は小さくて、伝統の欠片もありゃしないw

>張飛を祀る張飛廟
 えー。劉備や関羽が祭られているのは知っているけど、なぜに張飛w 怪力や戦闘力にあやかるならわかるけど、馬が食べると倍の速度で麦が生える? 関羽は赤兎馬だから何かパワーがありそうな気がするけど。どうもわからんw

おかか容疑者
おかか容疑者
2019年3月12日 7時7分

本場中国の写真とは凄いですね!
日本人向けの手紙とかもあるんですか、向こうさんもわかってますねえc(-∀-*)
面白い投稿でした!

るるる
るるる
2019年3月12日 17時9分

yunatogirlsさん
コメントありがとうございます。
一応劉備張飛関羽の三人がこの場所で出会ったという伝承があるだけで、市場自体は普通の市場なんです。中国は確かに派手ですが、最近ではだいぶ都市部の開発が進んでいて、このような市場は古い部類に入るのかなと。都市部と田舎の格差は激しいように見えます。
入場料は20元~30元で、日本円だと300~500円くらいでした。流石にパンダほど高くなかったですねw
像の方は写真以外にも色々種類があって、奥の方にこっそり馬良や王平の姿も見かけました。キューピーは母性の成長か何かですかね…?なんとなく夫人だから持たせておこう!という意気込みを感じます。
麦の逸話は初耳すぎて私も不思議でした。しかもちゃんと建物の上の方にその逸話の絵があったりして、意外と定着しているようです。大戦でもなんかそんな計略が出ないかな~と考えてみたりもしたのですが、どんな計略かは全然想像が付かないですw
  
おかか容疑者さん
戦国の頃から聖地巡礼が好きで、三国を始めてからも時々行かせて貰ってます。
お褒めの言葉ありがとうございます!楽しんでいただけたなら嬉しいです!

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