(えんえん茶番劇だけだよ)
『なにもしなくていいと言う辺り、ハルカちゃんらしいわ〜』
視界には見えないが何かしらの作業をしているらしい
この人にとっては日常茶飯事なことだけど
張春華「実際なにもしなくても時間の問題だったのだから、そう答えたのですわ」
『でも普通はそんな風に答えないんじゃないかな〜?』
張春華「ではユエさんならどう答えたのかしら?」
ユエ『そうだね〜...リア充爆発しろ的な意味でチーズバーガーとか?』
張春華「お互いに旦那がいる身でそれをするのは反則ですわよ、月英さん」
黄月英『コラ〜、その名前で呼ぶのはやめてって言ったでしょハルカちゃん』
張春華「これは失礼しましたわ、ユエさん」
画面越しに頬を膨らませながら言う彼女を見て私は思う
あの時代では考えられない光景ですわね
互いの旦那は有名なライバル関係、その妻たちがタブレットでライブチャットしているとか誰が思うだろう
張春華「...ほんとこの世界は退屈しませんわぁ」
黄月英『なにか言った?』
張春華「ただの独り言ですわ、そういえばユエさんの旦那が監修した舞台見に行きましたわよ」
黄月英『あ〜そうなんだ、ありがと。3つも掛け持ちしてたから大変だったみたいだよ』
張春華「うちの旦那とは偉い違いですわね...」
うちの旦那...仲達は今、とある投稿サイトで執筆中だ
なんでも『現代社会で天才軍師が大活躍する』超大作、なそうですわよ
『この世界の理は二次元、これを制し孔明に目にもの見せてくれる』
とは仲達の言葉ですわ
...あの時代の因縁など今の私達にはもはや不要ですのに
そう、不要なの、何故なら...
私達は知っている
私達がどのような結末を迎えたか
私達の国はどうなったのか
それを私達は知っている
遥か過去の因果もこの世界では意味をなさない...それもわかっている
張春華「..故に私はこの世界を楽しむのですわ」
黄月英『また独り言かな〜?あ、そうそう話変わるけどね、うちの義妹がね...』
また始まった
黄月...ユエさんの最近のお気に入りらしい
張春華「鈴ちゃんがどうしたのかしらぁ?」
時間はまだたくさんあると思う
いずれ私の息子たちもこの世界にやってくるだろう
まだまだこの世界は楽しめそうね...
さて、あなたは何を見せてくれるのかしら?
これは私達の光景を覗き見ていたあなたに言っていますのよ?
私達をもっと楽しませて頂戴ね...
なにやら、面白そうな話が生まれそうな気配ですな♪
>楊狐様
才女同士のとある一コマでございます
ごゆるりとお待ちくださいまし
ほあー! いい感じにリンクしてるのほんとすごい!
魏あたりにも手を出したくなる
>天心十五先生
私の場合、皆様の作品見てからの後出しジャンケンみたいなものですからねぇ
ハルカさんは語り部としていい感じに動いてくれるので助かります