小虎コピペ

本拠地、タイステ所沢で迎えた全国対戦

開幕兵法が大誤算、守刀も勢いを殺せず惨敗だった

店内に響く己のため息、どこからか聞こえる「今回のＥＸガチだな」の声

無言で帰りはじめる君主達の中、店内武功首位の摩利さんは独りベンチで泣いていた

店舗予選で手にした栄冠、喜び、韓当、そして何より信頼できる大戦仲間

それを今のバージョンで得ることは殆ど不可能と言ってよかった

「どうすりゃいいんだ・・・」摩利さんは悔し涙を流し続けた

どれくらい経ったろうか、摩利さんははっと目覚めた

どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した

「やれやれ、帰ってダブりカードの解任をしなくちゃな」摩利さんは苦笑いしながら呟いた

立ち上がって伸びをした時、摩利さんはふと気付いた

「あれ・・・？お客さんがいる・・・？」

ベンチから立ち上がった摩利さんが目にしたのは、予約システムまで作動せんばかりの大戦プレイヤーだった

壊れそうなほどに赤ボタンが押され、地鳴りのように怨嗟の声と絶望の涙が搾り取られていた

どういうことか分からずに呆然とする摩利さんの背に、聞き覚えのある声が聞こえてきた

「マリサン、守城練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った摩利さんは目を疑った

「ア・・・アシミニさん？」

「なんだマリ、居眠りでもしてたのか？」

「ま・・・○○先生？」

「なんだ摩利、かってに○○さんを教師にしやがって」

「組長国性爺さん・・・」

摩利さんは半分パニックになりながらセンモニを見上げた

店内武功ランキング

栄斗

fan114

全武将が○○

オズマソウジ

アシミニ

黄金の隼

摩利さん

ぱちろ～３

初志貫徹５

暫時、唖然としていた摩利さんだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった

「勝てる・・・勝てるんだ！」

鍛冶からデッキを受け取り、媒体へ全力疾走する摩利さん、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている摩利さんが発見され、韓当と雷銅は反逆の狼煙で静かに息を引き取った

更新日時：2017/12/29 12:35
（作成日時：2017/12/29 12:35）

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