教える者と教わる者

以前の桃園から比べると最近は様々な投稿が増えてきて、実は結構読ませて頂いております。実力も住む場所も年齢も職業も違う人たちが一つのゲームに対して熱を持って交流するというのはとても楽しいものだと感じます。最近はこと初心者に対する手を差し伸べる投稿が多く、また某氏は初心者向けレクチャーを開催しようかといった非常に興味深い投稿もされています。

ここで気を付けなければならない事があります。

物事をレクチャーする、またはされるときに一番大事な事ってなんだと思いますか？

今回はそういう話をしていこうと思います。私が新入社員指導係をやっていたころの経験を下にして、ね。

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なにより一番大事な事は「レクチャーが円滑に進むこと」です。その為に必要なのはコミュニケーション能力です。コミュニケーションが活発化しない事にはレクチャーが捗るはずがないのは考えなくてもわかると思います。よく勘違いされる人が多いのですが、コミュニケーション能力に関しては教える人より教わる人の方により要求されるものです。別に普通に人としゃべる事が出来れば問題ないですけどね。

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次に重要な事はなんでしょうか？私は「目標の設定と共有」だと思います。

例えば仕事の場合は、仕事が一人でこなせるようになるまで教育係がつくというのはどこでも日常的な光景だと思います。それはどの新入社員にとっても、入社してまず最初の目標が「一人で仕事ができるようになる」に設定されているからです。

一方で三国志大戦はどうでしょうか？確かにこのゲームは勝って階級を上げて全国ランキングを目指せ！というようなコンセプトで作られていますが、このゲームをプレイしている方の目標や目的は様々です。

・「とにかく勝ちたい、その為にはどんなデッキでも使うし誰にだって教わってみたい」
・「流行デッキを蹴散らしたい！そうしたら下手くそな俺でもランキング上がっていけるかもしれない」
・「勝率度外視、とにかく全国に笑顔を振りまきたい。ネタ命」
・「嫁命、このカードがデッキに入ってなかったら三国志大戦じゃない」
・・・etc

いろんなタイプの人がいます、だから楽しいんですけどね。基本的に教える方としては「ゲームを教わりにきてるんだから、当然強くなりたいに決まっているし強くなるための方法を教える」という事になります。

一方で教わる方は「このカードを入れて勝ちたいんですが・・・」と大虎片手にレクチャーを受けに来たとしても「むり」と一蹴されてしまうかもしれません。
こういう部分ですれ違いが発生するとレクチャーは上手くいきません。

なので大虎で勝てるようになるのは不可能だとしても、「守りが上手くなりたい」「攻めが上手くなりたい」「駆け引きが・・・」「白兵が・・・」といった具体的な目標を立てるようにしましょう。または「5品脱出したい！」とか「勝率あと5％伸ばしたいです！」とかでも一向にかまいません。

その目標を下に教える人が、その人に足りない要素を見つけて指導していくとスムーズに密度のあるレクチャーができると思います。

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仕事のレクチャーであればほかに大事な事って結構あるんですが、三国志大戦のレクチャーであればとりあえず上記の２点は抑えておけばいいでしょう。

私の主義として、ゲームを始めたからには「楽しめるまでやる」のがモットーです。この「楽しめている」ラインと言うのは人によって違います。私の場合対戦ゲームなら勝ったり負けたりの50％くらいの勝率で、ランカーのリプレイを見て何が起こっているか理解できる程度にはゲームの事を知っているというこの2点を満たせると、私はゲームを楽しめているのかなと考えています。この条件というかラインは人によってそれぞれですが少なくともレクチャーを受けるのであれば「自分にとって三国志大戦を楽しめる為には何が必要か」「満足に楽しめるくらいまでは上達する」事を目標にしましょう。

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いうて私もまだ3品に上がったばっかりだし、なによりレクチャーできるほど試合数をこなしていません。実は物事を教えるのには知識は必要ですが、実力って必要なかったりします。しかしこういうゲームだと実力が階級に露骨に反映されてしまいますから、「もっと上手い人に教わりたいのになぁ・・・」と思われてしまっても仕方がないかなと思っています。それでも頼ってくれる人がいたら自分の持ってるものは全て授けたいですし、教えてくださいと言わて気を悪くするような人はほとんどいないと思います。現在のこのサイトは過激派も少ないように見受けられますので、初心者の方々もいろいろな方に聞いてみるといいと思います。

今回はこの辺で。