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桃園雑記#13 バージョンアップ情報!の巻

by
楊狐
楊狐
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『三国志大戦』の生放送 略して『三生』!2019年4月号

配信日を確認してみると2019/04/23(6年前)
これがおそらくバージョンアップ情報を伝える配信の初回だと思います。

これ以前の三国志関連の情報紹介というと「三国志大戦 大評定」になるのかな?
こちらの配信日は2016/02/20 (9年前)



それから今日の大戦シリーズ最新作となる英傑大戦
『英傑大戦 公式生放送』へと引き継がれていきます。
昔の三国志大戦。三国志大戦3の公式ウェブサイトを覗いていみますと桃園のコーナーがありまして、当時の最新情報が載っていたりします。現在もサイトはありますのでご興味のある方は覗いてみるのも一興。

シリーズを通してバージョンアップ情報を楽しみに迎えてきました。その反面、どこか変わって欲しくない気持ちも自分の中にあったと思います。
「このままのバージョンでずっと遊んでいたい!」若い頃はそう思っていた時期もありました(大戦1の頃、若かったか?)

月日は流れてナンバリングが続くなかで新情報の入手、カード検証など。バージョンアップ初日の祭りというか熱狂というか、ゲーセンへ行くといつものメンバーがいるわけです。
顔は知っているが名前は知らない、とくに声を掛けたこととかないですが必ずいる顔がいるわけですね。
席が空いたら着席し無言でチャリンチャリンとコイン投入。静かに、しかし、内面では熱気に包まれながらカードを掘っていくわけです。それがバージョンアップ初日の儀式であり、恒例でもありました。

何も足さない、何も引かない、情報もわからない楽しさも経験させてもらいました。旧三国志大戦シリーズにおける熱というのはそうした限られた情報の中で生まれ、各自が動き、情報提供していく流れもあったのだと思います。
現在と違って情報がない分、大きなゲームに対して知らない者同士の連帯感ではないですが、動きがあったと思いました。
それがゲームの楽しさや攻略する喜びに結びついたのだろうなと思うわけです。





情報サイクルと情報サイクルにおける情報取得の合理化
お金と時間は失ったが情報だけはある。その情報世界の中で「お金」ではなく「時間」を消費する生活スタイルに移ったのかなと思いました。なぜなら、それが一番「楽」な「消費」だから

現代において生まれたときから情報に囲まれ、膨大な情報はあるものの、余裕あるお金と時間が全く無いという世界に生きていると思います。SNSの誕生も大きく関係しますが、以前、英傑大戦における情報サイクルが早くて情報処理が追いつかないことを投稿した記憶があります。
公式で発表されたカード情報が、早ければその日の夜のうちにサイクルされ、次の日にはデッキができあがっている。
こうした情報サイクル速度に対しての個人の感情や情報処理が追いつかず、お気持ち表明をしてしまう人も多々いるのが現状なのだと思います。
その情報サイクル自体も合理化され、知りたい情報しか流れてこなくなっている。何よりもそれが日常になってしまい、誰も疑問に思わないのが現状なのだと思います。
具体的にはSNSのシステムであなたが知りたいことだけ、好きな傾向の情報しか表示されなくなっていたりしませんか?


英傑大戦の知名度を上げるにしても、そもそもSNS上の広告で英傑大戦自体の情報へたどり着けなかったりもするわけです。
SEGAが広告を流しても個々の情報サイクルがカスタマイズ化されていて広告を目にすることがない。
おそらく現代社会においてはゲーセンという存在や場所を知らない人も大勢いると思います。
生まれて初めてゲーセンという場所へ行きました。というXの投稿を目にしたこともあるので、何かしらの媒体で触れない限りゲーセンの存在自体知り得ないのが今日だと思います。
昔だったら当たり前だった基礎的な社会情報を知る機会も、情報へたどり着けなくなっている可能性もあるわけです。

これは知りたい情報だけを知って、余計な情報はいらないという情報の合理化が生んだ弊害でもあると思いました。
闇バイトとかニュースにもなり社会問題にもなったにも関わらず、闇バイトに関わった当事者は全くニュースを知らない。
つまり、ニュースも見ない読まない。そもそも社会に興味が無い。だから情報の取得の機会もない。
知りたい情報しか知らない。自分にとって都合の良い情報の獲得しかしない。
こういう状況に陥っている人が事件へ巻き込まれている気がします。


自身の英傑大戦投稿 長文失礼いたします#3より(一部抜粋)





情報サイクルの加速と感情の可視化と具現化
上記にも書きましたが、バージョンアップの現状は公式よりも詳しい個人の配信の方へと重点が移行したと思います。
公式配信後から各自が情報を共有し、排出される次の日からトップランカーたちがデッキを作り配信する。そうして配信されたデッキをみんなが使うわけです。


情報を求める側から情報を提供する側へ

現三国志大戦の頃から徐々に、この傾向が大きくなって行ったと思います。
その裏にはSNS社会においてのソシオメーター(※)、いわゆる承認欲求メーターが大きく影響しているのではないでしょうか。
他愛もない個人の身近に起きた出来事から大きなニュースまで今ではリアルタイムで個人からの情報が提供されています。
しかも個人の感情すら個人が提供できる時代になってきました。

大戦シリーズにおいては配信が一番分かりやすいかな?
Xでもバージョンアップに関連したお気持ち表明や共感。攻撃性や退廃性を見る昨今。
環境ガー! 武将ガー! 壊れガー! ガーガーガー! というものを大戦シリーズ通して見てきましたが……。

「お前の使うデッキの勝率まで面倒みれねーよ!」というのがSEGAの本音だと思います(やめろ! 暴言だぞ!)

「いいね!」や「閲覧再生数」なんか、その人の感情の具現化だと思います。
それらを稼ぐために過激な文言も飛び交ったりしています。最近ではコラボ情報(二度目のる○うに剣心)がでて騒いでいたりするそうですよ。知らんけど。
いち早く情報提供元を表示することで「いいね!」欲求を満たしたいのかも(邪推)
だいたい、情報が早く出ようが、何処が出そうがプレイヤー側が困る問題じゃないだろ?
君が心配することじゃあないんだよ。

しかし、ここには他意も善悪もなく。これが日常になりつつあるのも実情です。




※ソシオメーター
他者から観られたときの自己、自尊心メーター。メーターが高い、自己肯定感が高い。メーターが低い、自己肯定感が低い。
……すまん。説明しようと思ったけど面倒くさいな(おい!)
使い慣れない言葉を使うもんじゃないね。

承認欲求メーターの方がわかりやすいかも。周囲に認められている、認められていないかの自己判断メーター。





可視化された情報と個人の能力

リベラルを自称する人たちは多くの基本的なことを間違えているが、そのなかでももっとも大きな勘ちがいは、「リベラル政策によって格差や生きずらさを解消できる」だろう。なぜなら、そのリベラル化によって格差が拡大し、社会が複雑化して生きづらくなっているのだから。 

世界はなぜ地獄になるのか 著:橘令(一部抜粋)



かつて三国志大戦の配信後でも、公式での計略内容の上方下方の具体的な数値提示を求めたコメントを見たことがあります。
公正性がどうとかって言葉も散見しました。
自分も検証勢の負担がとかいう的外れな心配を書いた覚えがありましたが(*゚∀゚*)

公式が情報を可視化した結果、それで何か変わりましたか?

自分は何も変わらないです。情報が可視化されたところで、それを知った個人の能力値がいきなり上昇するわけではないので、個人のプレイヤー能力の格差は埋まりません。
強いていうなら「強いカードが加わったから推しと一緒に使おう!」です。その程度です。

個人の能力値でどうにかならないですし「環境が変わった!」「勝てない!」「どうしてくれるんだ!」と公式に文句を言ったところで公式だって責任は持てません。

「クソして寝ろ!」が公式見解だと思います(そういう酷い言葉を書くじゃないんですよ!)

要するにそれを自分で認めたくないから公式に文句を言っているだけなのです。



自由になればなるほど個人の能力は際立ち、競争の壁が立ちはだかってくる。能力の格差は広がり自分を取り巻く社会は不自由になっていく。では何も知らない方が良かったのか?
それこそSNSを全て捨ててと言うことになりますが、それはもう無理な話だと思います。

素直に自己を認めることから始めるのが吉ですな。






バージョンアップ情報!!
やっと本題です(えっ!) 英傑大戦は名実ともに英傑大戦へと進化しました。

参戦武将!!

ジャンヌ・ダルク?! ロビン・フッド?! アーサー王?! ゴリ?!

大戦シリーズもファンタジーへと突入しました。
昔からファンタジーだったって?


そうだよ(便乗)





ちょっとだけアフター雑談
今回はバージョンアップに関連する話を書いてみました。
なんか文章中、自分の中の怨嗟の炎も混じっていましたが(おいおい!)
※本投稿は他意や悪意はないので読み物としてお読みください。
自分の承認欲求も混ざっているかも(*゚∀゚*)


現三国志大戦の初期壊れカードというと神速戦法。エラッタで計略変更された趙雲(子龍一騎駆)がもともと神速戦法だったことを覚えている人はどのくらいいるかな? あの頃は塗り絵全盛期だったので征圧2騎馬が恐れられました。
大戦1も趙雲が注目されたかな。コスト2の槍で計略は挑発(士気3)全部対を引き寄せる事が出来たのが大きかったです。

訂正:趙雲の計略は挑発ではなく、精神統一でした。
※ぶりんこさんよりコメントいただきました。訂正ありがとうございます。




毎度の事ながらバージョンアップ、システムの追加でゲームは変わっていきます。その変化について行けなくなることが年々増えてきています(*゚∀゚*)
旗戦陣(三國志大戦2にあった連計の進化版)なんてのも追加されましたからね。


苦戦していますが、どう攻略するか考えている時間が楽しかったりします。この感覚はシリーズ通して昔から変わらないことなのだと思いました。
後々になってから解決策を思いついたり。大戦1のあれはとか、大戦2のこれはとか、大戦3でなぜあの武将を使わなかったのか、今の自分からすると、どうして当時思いつかなかったんだろうなと思います。


恒例の映画関連は、映画だけで投稿をまとめてみようかと思います。三國志大戦と関係ないかも。なんとか混ぜていくか。

今回、1本だけ取り上げますと話題のスーパーマン。監督はジェームズ・ガン。自分の好きな監督です。
本編はまだ見ていませんが、好きな監督作品なのでおそらく円盤買って見るかも。
(作中出てくるピースメーカーのドラマBDも持っているので)

スーパーマン自体は1978年の映画から、演じたクリストファー・リーヴのイメージが強かったです。
真面目な方という印象が強かったな。普段の眼鏡を掛けている新聞記者の優男な感じも、今見るとモダンでええなと。
続いてのスーパーマン2、スーパーマン3と映像もパワーアップしていった感じが良かったです。

スーパーマン・リターンズは帰ってきた感じですが……。個人的にはオープニング含めて好きなんだけどな。

マン・オブ・スティールに関しては後のジャスティスリーグの話が強いですな。
当時は実写版ドラゴンボールって言われていた戦闘で、どうしてこっちのスタッフでドラゴンボール作らなかったのかと言われていたとか。

ザ・フラッシュ ネタバレだけど、劇中に映像のみだけど歴代スーパーマンが全員登場(スーパーガールもおるで)する。
ライブラリ的な感じではあるものの「うぉ!!」ってなった(*゚∀゚*)
あとスーパーガール(フラッシュ版)この娘で映画観たかったけどお蔵入りしたんだっけ?
すごいパワーを持った少女ヒーローものも良いと思います。

ミズ・マーベルでがまんしとけって? うるせぇ(*゚∀゚*) 自分の中で解釈違いだ! 



久々に長文になりましたのでこのあたりでお開きにします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。


再見
更新日時:2025/08/15 08:38
(作成日時:2025/08/07 16:12)
コメント( 8 )
8件のコメントを全て表示する
楊狐
楊狐
8月12日 10時51分

アゲタテさんコメントありがとうございます
もともと大戦において扱う情報サイクルが早いことに言及した投稿を大戦組の方にしました。
今回大型バージョンアップもありまして、この機会に改めて桃園の方でも扱ってみようと書いた次第です。

言葉悪いですが、Z世代の若い方の中にはコスパやタイパを気にしすぎて必要な情報すらも切る方が多く見受けられました。
実際に事件に巻き込まれた後に、そうした必要なニュースを見ていなかったという当事者の声は衝撃的でした。
本当に自分が興味のある事しか頭にないのだなと。そうした状況が日常化してしまっている現状も危ういと思います。

監督好きなので見に行きたいですな♪
DCU。個人的にはチームアップもの、群像劇が好きだったりします。確かに途中までは良かったけど、失速してしまった感はあるかも。
誰が監督するかでもだいぶ作品が変わりますからな。
例えばスーサイドスクワッドは両方BD持っていますが、ジェームズ・ガン版のほうが全然キャラの見せ方がうまいですな。

アゲタテさんのコメント読んでいてマンオブスティールまたみたくなりました(*゚∀゚*)
BDは布教で友人に貸したままになっているのでまた違うパッケージ版買うのもありかも。
映画1回分ぐらいのお値段。今はもっと安いか。レンタルショップみたいにパッケージが並んでいる風景が好きだったりします。

スペースというと偶にXなどに表示されますアレですな(全然詳しくない(*゚∀゚*)
やり方がわかれば参加したい気持ちもあります。
ただ、今年初めに病気して以来、後遺症? なんか声が悪いというか鼻と喉が常に違和感ある感じで。
医者にも話しましたが酷い病状がでているワケでもないので薬は出してもらっていないですな。
しゃべる声は酷く聞こえるかも知れないです(*゚∀゚*) 機会あればという感じですな(歯切れが悪くて🙏)

アゲタテ
詐欺師
詐欺師
8月14日 23時40分

SNSでずっと文句を書き込む輩はいますが、何故かゲームを辞めないんですよね…
気に食わないシステムとか新カードとか文句を言っても変わらないのは大体の方はご存知でしょうに(あの忠義時代矢面にいたにし○まんが居る段階で…)
文句を垂れず黙って辞めればいいのに

私のように

楊狐
楊狐
楊狐
8月15日 8時51分

詐欺師さんコメントありがとうございます
裏を返すとそれすらも承認欲求のために書いていると思います。他者からの共感を求めているのかも。
騒いでいれば人が集まり話題の内容関係なく、なんにでも「いいね!」つきますからな。
あくまでも表面的な態度で本当には辞めないです。本当に辞める人は何も語らず去ります。
何でこんな時代になってしまったんだろう……。SNSの悪い現状しか見えてこないですな。

詐欺師
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