吾彦がうちにやって来た

羊陸を使い始めて早2年。
近頃マイデッキの異彩が極端に低い。
ふと思い返せば、ゲーセンに行く度に頂上決戦で推しの姿を拝んでいる。
Twitter改めXのふぉろわさん配信の対面には推しが何度でも戦いに現れた。
いざゲームを始めようとしたら、背後の筐体からもc.v.内田雄馬の良い声が聞こえる……。

もしかしなくても……
羊陸再ブーム！！？？
 

君主の皆様こんにちは！
白くてふわふわなお兄さん(お姉さん)が大好きな君主のうめです。
羊陸を使い始めてから早いもので2年超、筐体が身近な場所から減ってしまったものの、空き時間を捻出しては覇王を目指してコツコツと続けています。
今回はそんな私が直面している課題のお話。

吾彦が上手く使えない。

吾彦は陸抗の配下。孫皓が晋に降るまで徹底抗戦をし続けた。
カードスペックは武8知8征0勇猛持ち。士気3計略で武力＋4と征圧力＋3を獲得する。征圧3は上司の陸抗とお揃いである。なお効果は永続。知力も8あるのでダメ計もそこそこ怖くない。
ぽけっと版を、英傑の本庄繁長と並べると2人はプリキュア！に見えてくるのは私だけだろうか。褐色肌が逞しい、頼れるお兄さんだ。
 

そんな吾彦が羊陸デッキにやって来た。
羊祜は当初、陸抗が吾彦に構いすぎるのではないかと嫉妬心配をしていたに違いない(実際士気3持っていくし)。
しかし今では3人で仲良く各地の城を破壊している様子。
そう、最近よく見かける羊陸には必ずと言っていいほど吾彦が居るのである。

私の羊陸デッキは、最盛期の女子盛りから始まり、何度も武将を入れ替えて太史慈型で落ち着いた。遠方から高武力の弓を撃ち続けることで相手へプレッシャーを掛けていくタイプである。
アクションゲームでも、出来れば遠方から隠れて攻撃を仕掛けて行きたいし、速度の早いキャラを使いたい。接近戦と速度の遅いキャラは苦手。そんな私に弓兵はぴったりの兵種だった。

さて吾彦は槍である。言うまでもなく弓よりも速度がゆったりしている。
それも高武力かつ、撤退をさせてはいけないと言う最強の縛り付き。
確かに陸を打った後は、太史慈も羊祜も陸抗も落としたくは無い。小喬と陸績は秒で溶ける。ただ、吾彦の場合は開幕に士気3を食べてしまうこともあってその後の号令発動が全て後ろ倒しになる。
中盤の守りが一番辛い羊陸において、羊祜が打てないタイミングで吾彦が落ちてしまうと落城まっしぐらなのである。

それでも陸の守りの際に、武力15の武将が1人いる安心感は変え難いもの。
それに羊陸推しとしてずっと使ってきたからには、流行りの型に触れないのは何だか悔しいものである。

と言うわけで吾彦チャレンジに挑んでいるものの……。
めちゃくちゃ難しい！！
最後に高武力槍を使ったのは、成公英が指揮だった頃である。今から4年ほど昔のことだ。華雄を城門に突っ込んだり、於夫羅を端っこに投げたり、とりあえず困った時は呂姫を打った記憶しかない。これぞ群雄スタイル。
槍を過保護に扱うのは思った以上に難易度が高かった。接近しなければ攻撃が出来ない、しかし接近するとごりごり兵力を削られる…。

更に、何故か私の吾彦はよく後ろを向いて溜め始める。カードの向きを治すのを忘れるのが原因である。
おまけに溜めた場所が悪くて武力が上がった瞬間に落ちる、速度が遅いことを忘れて前に出しすぎて帰れなくなるetc......

強いカードも中の人次第だなとしみじみ実感しているところである。
それでも戦友で練習し全国で使ううちに何とか勝つことができた。
２勝できたうちの一つがこちら。
 

見て頂くとわかるのだが、肝心の吾彦が陸の範囲から外れている。
外した瞬間筐体に突っ伏した。士気３払ったのに肝心の武力が陸のかかった太史慈と1しか変わらないのである。
それでも戦わねばならない。士気3を使ってしまった分、羊は当分打てないのだから。

そんな訳で私の吾彦修行は始まったばかりである。
とは言え、つい先日は「やっぱり太史慈～～」と言いながら元のデッキを使っていたので、最終的には弓型で落ち着くような気がしている。
何はともあれ、羊陸デッキで戦えるのが楽しいのだ。萩谷先生の羊祜と陸抗が、そしてこの2人の友情を見るのが好きだ。

筐体がある限り、私はどんな形であれこのデッキをにこにこしながら使っているのだろう。
もうすぐ、義兄弟になる彼らと末永く戦えますように。