その3はテンプレデッキ魏武求心型編解説になります。
テンプレデッキを解説する前にお話しておきたい事があります。
三国志大戦はカードゲームです。デッキを構築して全国に出陣した後にカードを変更する事は出来ません。
なので1コス武将であっても、みんなが入れてるからこれ!というわけではなく、スペックが必要なのか、計略が必要なのか、どの場面で使うのか、しっかりと考えて採用して欲しいという事です。
これからテンプレデッキを解説するわけですが、個人的には自分が好きな武将が入っている、自分で考えた戦略、戦術が実戦出来る、など、自分のオリジナルデッキを考えて使って欲しいという願いがあります。
その2ではデッキ構築に必要な要素を解説しましたが、全ての条件を無視したっていいんです。
強い人が使っている強いデッキを使い強い立ち回りをして勝つ、それは素晴らしい事です。…が、貴方が三国志大戦を始めたから生まれたデッキ、貴方しか実戦していない戦術、戦略、などを見つけて全国に出陣して頂ければ筆者も喜びます。
長くなりましたが、テンプレデッキの解説を始めます。
1:魏武求心型
チュートリアルを終えた新米君主が「田中君!曹操と曹丕親子組ませたら最強デッキだよね!このデッキどう!」と田中君を悲しい顔にさせてしまうのは3までの話。大戦4では魏武デッキのテンプレとして確固たる地位を築いています。
曹操(攻撃力上昇/攻×3or速×3)、曹丕(遠弓/攻×3)、文聘(遠弓/攻攻)、程昱(長槍/速速)、楽進(征圧/攻×3)
がデッキレシピになります。()内はお薦め将器、副将器。
知力8の伏兵に柵、魅力2枚を備え、開幕も安心。魏武デッキにおける魅力は他のデッキよりも重要度が高く、魅力分早く魏武が使えるのは、助かる!!
将器覚醒は基本的に曹操、曹丕、楽進。槍が多いデッキ、ワラなどには文聘を覚醒。騎馬単には程昱の長槍。
戦闘力を高めるため曹操の攻撃力上昇は固定で、後は相手のデッキに合わせて覚醒させていく事になる。
魏武後には塗り絵出来なくなる楽進の将器を開放させる意味があるのか?という議論があるが、魏武を使うまでには試合時間の半分近くあり、その間1コス騎馬が塗り絵出来ず、乱戦しか役目がないというのはあまりにも悲しい。征圧するフリ、攻城するフリをして時間を潰しているニート楽進の姿を見た時、貴方はこの議論の無意味さを知るだろう。
このデッキの利点として文聘を無理なく積めているという点があります。
むしろ最大の利点かもしれない。
このカードは魏武の天敵である呂布や魏関羽などに槍で迎撃!や常道ではない戦略を用いなくても唯一カードに書いてる計略で対応できるカードなのである。
詳しくはデッキ対策編で解説しますが、貴方が魏武求心を使い続ける以上、計略使用ランキング1位に文聘がい続ける事になるであろう。そして文聘に忠臣が付く頃、文聘が走射する度に「ゾイッ!」と一緒に発している貴方がそこにはいるであろう。
魏武求心の立ち回りは単純明快。魏武の継承者から覇者の求心へ繫いでフルコンで超ギモヂイイイイイ!!というデッキである。
法具は基本的に魏軍の大攻勢を選ぶ事になる。
魏武の継承者から覇者の求心で作れる全部隊+8の状態は英傑号令+大攻勢で簡単に作れるため、そこで押し負けないために武力を更に上げる法具を選択したい。
ワラデッキ相手には増援法具がお薦め。ワラはなんとかして足並みを崩そうとしてくるので、文聘の援軍があるものの範囲外という場合もあり、塗り絵最中に連環で止められた場合などにもフォローしやすいためである。
基本的な流れは60~50カウント付近で魏武の継承者を使い、そこから士気12付近まで耐え忍び、ラインを上げて覇者の求心を使う流れがテンプレ。
――しかしこのデッキはここからが非常に難しい判断とスキルを求められる事になる。
騎馬に3.5コストを割いている魏武求心デッキは攻城能力が他の号令に比べて低いのである。
魏武求心で+8とはいえ、メインの攻城ダメージである曹丕の武力は13しかなく、英傑号令を使い城内ローテされているだけで城門を取る事は難しい。
――じゃあどうするのか。ここからが難しい判断が必要になる。
魏武から求心へ繫ぎ、相手の城に着いている頃には士気8程度溜まっている状態。
ここから求心へ繫ぐのか、援軍を使い+3の状態を維持して攻城を取りに行くのか、判断が非常に難しい。
ここでは筆者が使っている判断を紹介します。
まず、城に辿り着いた時点で曹操、楽進は騎馬マウントを取り、相手の出城にダメージを与えられる状態を維持します。
こちらには程昱入っており相手が出城して計略を使い反計出来る可能性があるため、騎馬マウントを取りながら士気を温存します。
反計出来た場合援軍まで繫ぎ、+3の状態で逆転を狙います。兵力に余裕があれば求心の士気が溜まるまで待って、求心がいいでしょう。
反計を掻い潜り相手が計略を使った場合はこちらも求心まで繫ぎ、武力+8で攻城を取りにいきます。
この時曹丕の城門で捲くれるならば曹操、楽進はマウントでいいですが、曹操も張り付けた方がいいのか、楽進を張り付け曹操でマウント取るのかという判断は攻城ダメージ差、相手のデッキにもよります。
これは経験によってその場で判断するしかありません。
このデッキのキーカードは曹操です。
魏武後に曹操が迎撃される、撤退する、こういった場合はほぼ負けと言っていいでしょう。
相手は曹操1枚落とすために士気と法具を使う事を惜しみません。
ちょっと塗り絵に出かけた曹操が連環で止められ撤退。挑発されて撤退。迎撃された所にダメージ計略で撤退。
これだけは避けましょう。
50C耐え忍び、ラインをあげ魏武からの求心コンボが決まって落城した時には普通のデッキのフルコンでは味わえない達成感があります。ランカーも認める魏武求心デッキから魏武を始めてみてはいかがでしょうか?
以上が魏武求心デッキの解説となります。
文章ではわかりにくい点が多々あると思うので、動画も撮ってこようかな、と考えています。
魏武を使っていない方も見てくださってるようなので、魏武相手にどう戦うか、という点も今後は解説していきたいと思います。
その4では魏武攻守型を解説したいと思います。
それではまた!