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大戦やるはずが、珍客を迎えることになったお話

by
渡邊台王
渡邊台王
※三国志大戦関係なし
※クワガタ虫の写真が有ります、苦手な方はご注意を。

6月3日木曜日の午後は予報の雨も降らず、絶好の大戦日和でした。
1.5コスのバリエーションを試そうかなぁなどとケースを整理。いそいそとドアを開け、ふと集合ポストの下に視線を移すと…


「おや、クワガタだ。もう夏かあ。」
足の欠損もなく元気。

立派なクワガタが呑気にのそのそと歩いています。
立川は自然多めとはいえ、ここは回りには雑木林もロクに無い街中、しかもこんな昼下がりにどこから来たのやら…。

小さい頃は田舎の山間部で育ったこともあり、クワガタ・カブトは夏の友達でした。
特にクワガタは好きで、捕まえやすいミヤマ・ノコギリ・コクワは見つける度に大事に持って帰って夏中飼っていたものです。
懐かしさに浸ろうかと歩み寄ってみると


「あれ、なんだコイツ?知らないぞ…」


前述の3種は何度も見てるので直ぐ判別できるのですが、コイツは違いました。明らかに今まで自然で見たことが無い種類です。


「…?もしかして、これヒラタか…?」


クワガタ片手にマゴマゴしながら集合住宅の前でしゃがみ込んでスマホを操作する30代中肉中背、23区なら通報ものですね。

検索の結果は思った通りでした、初お目見えのヒラタに感動する坊主頭の30代。

日本の大型のクワガタは前述の3種に加え、オオクワガタとヒラタクワガタという種類がいます。
そしてこの2種、ちょっと捕まえるのが大変なのです。
そもそも珍しい種類なのに加え、強い顎のパワーで縄張りを勝ち取って専有する生活スタイルなので、強くてデカイ奴ほど移動しないのです。
そのためこちらから縄張りがありそうな木の穴などを掘り返して見つける必要があるわけですね。

しかし、初めて目にする種類なので飼い方もサイズが大きいのかも良くわかりません。
とにかく予定を変更し、ダイソーで適当なケースと土を買ってきて入れてみました。


その後、高校時代の友人で知る人ぞ知るマニア向け雑誌『月刊むし』の記事を書いてる虫研究家に報告。すると…


友『おい、なんかその個体でかくないか?』

自「え、そう?計ってないけど、どんくらいだとデカイの?中型だと思ってたけど。」

友「写真見る感じ確実に大型だな。都内で50ミリ越えたらかなり珍しいぞ。55だと奇跡的で、毎日雑木林で真面目に探して一年に1・2頭取れるかってレベルかな。俺も都内産は57以上は取れたことないぞ。」


ということで急にサイズが気になり、狂暴な顎で挟まれながら(過去一で痛い!)、適当に計測すると…




…、59くらい有りそうだよね。やっぱり。



ということで、昨日は我が家にメンバーが一名増えた日になりました。
長生きしてくれるといいな。



追記
折角なので、ケースを覗きこみながら「かわいー」と言っていた嫁に、入浴後に命名を依頼。


「うーん…」(ドライヤーシュゴーーー…)


「…、あ、わかった。(ドライヤーピタッ)」


「『ハサミムシ』にしよう!」

宜しくハサミムシ。
作成日時:2021/06/04 10:14
カテゴリ
日記
コメント( 2 )
うさまる
うさまる
2021年6月12日 7時51分

夏の昆虫採集。童心に帰れますね。
ヒラタクワガタ珍しいですね!長生きしますように。
ハサミムシって別の虫になっちゃうじゃないですかwww

渡邊台王
渡邊台王
2021年6月12日 9時48分

〉うさまるさん
コメントありがとうございます、一週間ほど経ちましたが新居も気に入って貰えたらしく元気に歩き回っています。
ハサミムシは完全に確信犯ですね、嫁もある程度知識は有るので(^^;
結局「ハサミン」と呼んでは二人で覗きこんで観察する毎日です。

うさまる
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