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今日の武将&色紙紹介・改その4【甘寧】

by
大戦広報
大戦広報
本日もバレンタイン~ホワイトデー特別企画として
ミニ色紙を元にした小話と、そちらに登場する武将たちの裏話を公開いたします!

第四回となる今回、ご紹介する色紙はこちら!




【鈴の所以】

錦帆賊の甘寧……彼を知る者は、リンと鳴るたび恐怖を抱いた。
若くして遊侠の徒となった彼が、好んで鈴を鳴らしたのは何ゆえか。
鈴を持って練り歩いたのは、己の存在を知らせる為。
鈴を携えて戦場を駆けたのは、己の武名を高める為。
それでは今、賊をやめて将となり、船の帆柱に鈴を飾るのは何ゆえか。
「さあ、船出だ。櫂を持て、錨を上げろ!」
号令と共に船は動き出し、鈴はリンと高い音色を鳴らす。
『孫呉の甘寧ここにあり』と、天下に知らしめる為に。

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この色紙に登場する武将は、こちらです!


◆武将紹介
甘寧は呉の武将で、元は「錦帆賊」と呼ばれた川賊でした。
若くから遊侠の徒として名を馳せており、好んで鈴を身に着けていたことから、甘寧を知る人々は鈴の音を聞くたびに恐怖したといいます。
一時期黄祖の元に身を寄せましたが、冷遇されるばかりか手下までも黄祖に奪われてしまったため、蘇飛の手引きによって孫権の元へと出奔します。
黄祖への報復、蘇飛への報恩を果たした後、荊州では関羽、濡須口では張遼と渡り合うなど、いくつもの武功を立てました。
粗暴な性格や卓越した武勇に注目しがちですが、「天下二分の計」を唱えるなど戦略眼にも優れていた名将です。

◆裏話
いやカッコ良……えっ、カッコ良すぎない……?
そんな声が漏れてしまいそうな甘寧ですが、それもそのはず。コンセプトは「粗野ながら人を惹きつける魅力を持つ、男が憧れる男。でした。
川賊という特徴を引き立てるため、某ジャック・スパ〇ウ船長を彷彿とさせるように、外見は「髪とひげを乱雑に伸ばし、バンダナを着けている。」と依頼。
しかも声優は洋画の吹き替えに定評のある堀内賢雄さん。おかげでイラスト、ボイスともに本格的過ぎるキャラクターに仕上がりました。

イラストのシチュエーションはそれぞれ、
アーケード版は「こちらを睨みつけて、剣を構えている。片手の親指をベルトやズボンに引っ掛けているようなイメージ。」
ぽけっと版は「船の上で手を挙げている。『オレについてこい』と促しているイメージ。」でした。
どちらも最終的には「余裕を湛えた大人の男」といった表情になりましたね。
内心キレていてもこの表情。「ぶっ殺されたいようだな!!」と言われた時にはもう手遅れ……といったイメージです。

元のイメージが某船長ということもあり、ボイスやシナリオでも洋画のようなクサさ、キザさのあるセリフ回しになるよう意識しています。
撤退セリフ「待てよ……悪い冗談だろ?」一騎討ち開始セリフ「どうした、さっさと抜きな」などは洋画っぽさを重視しましたし、
張遼との一騎討ちに大勝利した時や、寵臣に設定してログインした時のセリフでは「理解したか?」といったセリフがありますが、これは某船長の口癖「お分かり?」から着想を得たものです。
義勇ロードの甘寧伝には、関羽を前に月見酒を楽しむシーンや敵兵を蹴落として船を『借りる』シーンなど、映画のようなイベントが満載ですので、未プレイの方は一度遊んでみてはいかがでしょうか?

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今回はここまでです! また次回、お会いいたしましょう!

甘寧
「いい知らせと悪い知らせがある。悪い知らせは、今年は贈り物を受け取ってやれないことだ。
 理解したか? 無理やり贈ろうとするなよ。わざわざ捨てるなんて寝覚めが悪いからな。
 その代わり、いい子にしてたらいい知らせを届けてやる。
 ――耳を澄ませろ、鈴の音を聞け。この甘寧が居ることが、何よりのいい知らせだ」
作成日時:2021/02/25 17:57
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