・始めに
継戦の号令を使おうとしている人を見てひっそりと「ちょっとそれはきつそうな構築だ…」なんて目を臥せっていると、ある人に言われました。
「それだけ常日頃から募兵募兵言っているのだから、使っている人を見たら無視せず求道者として導く必要がある」と…
そのため私は犬と私の十の因果…じゃなかった劉曄と君主の十の約束をここに記すのです。
・劉曄と君主の十の約束
1.計略でぶつからないでください。
構築上どう頑張っても最高で武力11を2体作るのが精一杯です、計略を使ってのぶつかり合いではそのうち一体が撤退することになってしまいます。
ぶつかる場合には誰が撤退するか、撤退する時にどんな問題が発生するかを検討してください。
2.募兵を詰め込む上で無理しないでください。それだけで運用は簡単です。
継戦の号令でデッキを組む以上、5弾カードの4枚で組みたくなりますよね。
ですが上記の構成では武力8が3枚、号令後でも武力10が3枚です。
勿論このデッキはそこまで悪くないのですが、募兵のコストを最大限詰め込んだせいで最高武力は2コスト並、全体の計略バランスを見ても号令と士気が安めの単体強化のみでまとまってしまっています。
仮想敵を考えてください。
手腕ならどうでしょう?これは満寵さえ居ればそこそこ戦えそうです。
大徳はどうでしょう?満寵は城門を守るのに手一杯で、継戦の号令がかかっていても1.5コスの槍の武力を馬の武力は下回っています。
賈南風はどうでしょう?どうやら満寵だけで守るのは些か荷が勝ち過ぎる気がします。
これには、プレイヤーの手腕にも依存します。
例えば前に使っていたデッキが1枚の超絶強化で号令を防いでいる君主であれば、これは釈迦に説法、守れるか守れないかは想像がつくでしょう。
しかし、4枚の構成はよくよく考えるべきだと考えます。
4枚デッキの特徴である「枚数は足りなくなりがちだが個別の戦闘力が高い」と継戦の号令の「武力修正値では計略のぶつかり合いに勝てない」という相反した特徴を持つことになるからです。
3.槍にコストを割くリスクを忘れないでください。
歩兵に退却無く、騎兵に退却あり
という言葉がある通り、三国志大戦でも槍は乱戦になったら逃げる事は出来ません。
例えばですが継戦の号令中の槍が攻城する時、相手に計略を打たれたならそれはもう撤退は免れないということです。
武力が2上がっても素の状態の槍呂布を倒すのと同じような事で2,3部隊でかかれば士気を使わずとも倒されてしまいます。かと言ってこちらが救助の部隊を出した時、士気を吐かれて2部隊取られては話になりません。
継戦の号令は魏武の大号令などの超長時間号令や、1回だけ攻める漢鳴号令などと違って撤退せずに敵陣居続ける必要があります。その際に槍兵はどうしてもネックになりがちです。
継戦の号令中の槍兵の役目は「相手が槍を倒すために計略を打ったことで損をした」状況を作るために存在すると言っても過言ではありません。その時に槍を倒し辛くするためにコストを上げるべきか、倒されても問題ないようにコストを下げるべきかは戦略によるでしょう。
4.最大士気から1減らして使うには理由があります。
継戦の号令を打たれたとき対抗して号令を打ちたいでしょうか?なんかあんまり打ちたくないですよね。
どうせなら12貯めて号令+法具+号令で潰しちゃうとか…
そんな人が多いので継戦の号令を打っても無士気で守る人が多いです。
継戦の号令の効果時間は30c、士気が6貯まるよりちょっと多いので最大士気で士気フロー気味に打つのは損をすることがあります。
5.何回打つかは決めておいてください。ゲームの総時間と効果時間は決まっています。
継戦の号令デッキなんだから4回打つよ
なんて言ってみたいものですが
そもそも2回で効果時間は60cあり、スタートから士気が6貯まるまでもだいたい20cかかるので3回打つのもちょっと損ですね。
となると2回打つか1回打つかというところが限度でしょう。
1回だと寂しい気もしますが、継戦の号令は思ったより城ゲージリードを取れる計略です。
そうなった時に遮二無二攻めてくる相手に継戦の号令で守るというのはあまりよくありません。
1回で十分なゲージリードを取ったなら残った士気は、基本は守りに回した方がゲーム全体では安定するというのが使用者の感想です。
6.戦闘するリスクを考えて。本気になったら相手の方が強いことを忘れないでください。
戦闘する上で取っていいリスクは兵力が減ること、いけないリスクは撤退することです。
継戦の号令中は始めに当たるときは勿論こちらの武力の方が上ですが、計略を打たれたらすぐに逆転されます。
ですが兵力はどれだけ減ってもいいというのは他の計略と異なる利点です。攻める時に刺さってはいけない英傑号令と違って、刺さっても1ダメージ以上多くダメージを与え、敵陣で回復すればいい所はアドバンテージになりやすい計略です。
当たるときには薄く薄く、複数の敵と乱戦しないように弱い敵武将だけを狙って組みついていきましょう!
他の計略とは違う固定観念を捨てたリスクヘッジが求められます、死ななきゃやすい!
7.デッキの総知力が高くても、伏兵をカバーしてください。
前例に出したこのデッキ、その他にも募兵デッキには王双や夏侯淵、曹仁などがつきものです。
なんですが例えばこのデッキ、ちょっと開幕動きづらいんです。
伏兵が2枚に低知力が1枚の上、部隊が4枚しかいないので実質曹休一人で踏みに行くことになってしまったりします。
開幕に引き気味で伏兵を探したら上手くラインを上げられて士気6即号令されちゃったり、片面攻めに逆張りして開幕リードされたり…どんなデッキでもあると思いますが継戦の号令の場合、主要な武将が刻印持ちだったりして現状のカードプールでは開幕伏兵処理のミスで危険な状況になりがちです。
関羽型はそこそこ安心感があります。開幕苦手意識があるなら一工夫できる部分や戦略があないか考えてみてください。
前に挙げたデッキでも満寵をあえて相手が踏みやすくするとかしてあげると開幕に動きやすくなります。
8.あなたには色々な計略があります。でも城ゲージを奪うには継戦の号令しかありません。
継戦の号令は城ゲージを十分に取れる計略…と言ったこととは矛盾しますが、それは別項で述べた通り相手は継戦の号令に対して士気を吐きたくないからです。
相手が既にリードを取っている状態で積極的に守りに士気を使われると武力上昇値がたった2しかない計略なので、戦闘で勝って城をガッツリ取る!というのは夢のまた夢となってしまいます。
取られても取り返せるデッキという事で考えたこともありましたが、どこまで現実味があるかを判断するかはお任せします。号令があまり得意ではないので的確なアドバイスはできませんが恐らく、「劉曄を抜いた状態でデッキを組んだ方が優れている」ことになるのではないでしょうか。
9.相手に計略を使われると5cくらいしか生きられません。だから、相手の計略をできるだけケアしてください。
相手のメインの計略に気を配るのはどのデッキでも同じですが、継戦の号令はとにかく戦闘に勝つことは出来ない計略です。
士気6以上の大型計略は勿論ですが、士気4や5の計略でも簡単に部隊を取られてしまうので単体強化(超絶)がいる相手には、状況に合わせた計略で部隊が半壊しないように気をつけましょう。
苦手とする相手として意外な所では突破戦法の黄蓋です。
黄蓋が居ると槍は貼り付けた瞬間に撤退が確定し、フォローに行こうものなら馬も撤退します。
こちらとしては突破戦法相手に追加の士気を吐くほどの余裕はありませんし、そうなると1枚で攻城を完封されてしまいます。
同じ理由で突破カク昭なんかも厳しい相手ですね。
逆に士気7の計略レベルになると、敵陣で打ってもらう分にはこちらは1部隊残るだけでも、再度継戦の号令を掛ければアドバンテージになりやすいです。そうしたい時はワザと劉曄を撤退させておくのを忘れないでください、中々切れないので
10.継戦の号令を使うとき、お願いです。デッキを考えてください。
大体のカードゲームだとカードごとにクリエイターズプランみたいなデッキがあったりするんですけど(例として劉禅と妻のコンボであったり)、結局いまいち分からないです。
ただ今使ってるデッキは強いです。
でも作る度に言ってます。
まぁそういうことです。
どんなデッキでもまぁ大体強いです。
上手なプレイヤーではありませんが、今回書いたことは先人の知恵として考慮に入れてみてください。私は貴方が新しい継戦の号令デッキを考えてくれるのを待っています。
蛇足
この度以下のデッキで昇格出来ました。アーカイヴは継戦の号令のサンプルとしてご利用ください。