~あらすじ~
ゲームボーイに向けての第一次北伐は失敗に終わり、第二次北伐に向けてのネオジオポケットの進軍は如何に?
★★★★★
第一次北伐は、ゲームボーイカラーの発売にぶつける形でネオジオポケットも発売するも、
馬謖によるキャッチコピー、
『I,m not Boy. 誰だってBOYを捨てる時が来る』も、流石に大言壮語が過ぎ、新作ゲームのラインアップも補給がままならずに撤退する。
前回のラインアップから、ネオジオポケットカラー発売までの約5ヶ月感で、
本体発売時に、5本(KOFR1、めろんちゃん、ネオジオカップ、テニス)
その後も、
将棋の達人、ベースボールスターズ、
サムライサピリッツ!、ネオ・チェリーマスターと、
なんと、ソフトは計9本しか出ていないのである。
これでは流石にファンも買い控えるものである。
しかし、本番はこれから。
第二次北伐こと、ネオジオポケットカラーの発売である。
流石にここまで早くモノクロ版を切り捨てたからにはキチンとした陣立てたで望むはず。
カラー本体と同時発売は…
『ザ・キングオブファイターズR2』
『つなげてポン!カラー』
『ポケットテニスカラー』
『ベースボールスターズカラー』
『将棋の達人カラー』
『ネオ・チェリーマスターカラー』
『ネオ・ドラゴンズワイルド』
『ネオ・ミステリーボーナス』
なんと、新作と呼べるのはKOFR2だけで、
他はモノクロタイトルのカラー版への焼き直し、
『ネオ・』シリーズは、ちゃちなスロットマシン模倣ゲームで、とても前線維持できる戦力ではなかったのである。
KOFR2は、全作R1がKOF97の移植作、KOFR2は、現在でもまだ名作と呼び名の高いKOF98の移植作である。
ネオポケ版オリジナルキャラとして、龍虎の拳のキャラクター『藤堂香澄』が参戦。
他にはキャラクターメイキングモードが追加され、パーツを付け替えてKOFキャラベースのオリジナルキャラを作って対戦することも出来る。
単なる移植だけではない、気の効いた一本だ。
流石にその後は間を開けず、
『パズルボブル』
『どこでも麻雀』
『クラッシュローラー』(ADKが、80年代に出したレトロアーケードゲーム)
『バイオモーターユニトロン』
など、ソフトの充実を図っている。
ユニトロンは、ようやく携帯ゲーム機向きのRPGのお目見えで、シンプルな内容ながら、自分のロボをパーツを付け替えて強くしていくシステムで、ビームレーザー砲や、ドリルなど、付け替えることでグラフィックも替わるのが特徴。
その後は、待望の
『餓狼伝説ファーストコンタクト』
『メタルスラッグ1stミッション』
『サムライサピリッツ!2』
と、自社のヒット作を投入し、
『ネオポケプロ野球』、『ビッグトーナメントゴルフ』とスポーツものを、
『マジカルドロップ』、『ぷよぷよ通』、『上海ミニ』と、アーケードのパズルタイトルを、
そして、スクエアからのヘッドハンティング組・サクノスから、満を持して出されたタイトルが、
『ダイブアラート』(バーン編)(レベッカ編)である。
2作は、ポケモンの様な振り分けで、主人公の男女差と、それによるアドバイザーの男女差、機体のデザイン変化で、どちらも内容は変わらない。
これは、別売りの無線ユニットによる、最大32人が動じに遊べる事が売りで、ようやく新時代ゲーム機っぽくなってきた。
人類が大地を追われ、それぞれ与えられた潜水艇で無人の敵艇を倒して補給基地で武器食料を調達するストーリー。
内容はゲームを遊んでほしいが、
ゲームシステムは、潜水艇を操作して敵を倒すもので、レーダーに映る敵影を、移動先を読んで攻撃、撃沈するのが目的。
なので、自身の潜水艇を強化するのが楽しい。
しかし、販売台数が少なく、さらに無線ユニットまで別に買う必要があるゲームが、ヒットするだろうか。
ネオジオポケットによる第二次北伐も、
やはり、力不足を深く痛感するに至ったのである。
しかしまだ、カプコンVSSNKは1タイトルも出ていない。
まだまだ、ネオジオポケットの北伐は続くのであった。
つづく